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    Ao_MiNaMii

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    浅瀬屋のフォトコレ短歌の解説
    読んだ人の解釈と違うこともあるかも!? 読むのは自己責任で!

    フォトコレ短歌【朱雀編】
    春ひらり 風のいたずらさくら色 仔猫の尾の先、雛鳥のとさか
    ・花びらくっつけたにゃこと朱雀のほのぼの仲良し風景
    ・春/桜への導入

    蓋を開け 団子、唐揚げ、玉子焼き 君をまた知る喜びがある
    ・花見弁当を開けるのも、その中身から玄武の新しい一面を知るのも喜び

    枝の下 賑わいの元・弁当箱 いついつまでも、いつかはオレも
    ・朱雀、このときの弁当の思い出ずっと覚えてるしめっちゃ言いふらすの良い
    ・そしてグルアドへ……

    兄きぶん 襟を正して面映ゆし 背中に感じる憧憬の熱
    ・兄気分/兄貴分

    焔咲く 夕映えに枝にステージに 桜花絢爛 夜をも焦がせ
    ・熱春!



    【玄武編】
    夏の日の夕焼け連れて波の果て跳ねるイルカはもう夜の色
    ・サマグSR玄武の背景はどちらも昼なので、これから花火(夜)の歌を続けるにあたり、チェンジ前のイルカにご協力頂いて読者の意識を夜へ誘導

    空に星 浜には花火、仲間たち 色とりどりの光が躍る
    ・空の光も浜のアイドルも『星』

    輝ける花火の起点まっすぐに ろうそくひとつ貴方に似ている
    ・様々な花火に火をつけるけど本人はまっすぐでシンプルなところ、番長さんはろうそくに似てるな

    海の上 光の花束振ってみる 空の上にも見えますように
    ・お盆風味

    朝きたる跳ねる声音に誘われて今日が始まる君が手を振る
    ・よお玄武、起きてっかー!?
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    PROGRESSししんでんしんそくぜんしゅぞく本Side玄武 人間族の章2

    正義
    手負いの獣人。知らん人間が仲間に触ろうとしていたのでバチギレ

    海晴
    人間の村の医者。怪我人の手当をできるほど周囲の安全が確保できない

    氷船
    獣人たちの第一発見者。村の子どもの一人。
    正義登場「……さっき、草の中に何か……誰か?が、いた。見てきてもいいかい」
    「構わないが……本当にいるのか? 僕には見えな……あっこら一人で行くんじゃない、今の失態をもう忘れたのか」
     海晴に叱られながら氷船は斜めに斜面を登り、その草むらを覗き込んで息を呑んだ。
     山を滑りながら氷船が見た草の中には、氷船よりもいくらか年下くらいの少年が寝かされていた。ただ、その傷の大きさや顔色から、もう息をしていないことが分かる。
     後からついてきた海晴が、またも呆然としている氷船の横をすり抜けて草むらの脇に膝をついた。
    「……獣人族、だな。どういうことだ? 仲間割れでもしたのか。この傷は獣の爪だろう、妙にでかいが」
     草の中へ丁寧に寝かされた少年のそばには、氷船と同じくらいの年頃らしい金赤毛の獣人、それからもっと大きな、見たことのない黒い獣の体が転がっていた。少年を挟んで川の字に金赤と獣が並んでいて、草の倒れ方が荒れていないことから、少年の傷はこの場所でついたものではなさそうだと氷船は考える。獣も金赤も酷く傷だらけで、とても氷船たちの村を襲った犯人とは思えなかった。
    1603

    Ao_MiNaMii

    PROGRESSししんでんしんそくぜんしゅぞく本Side玄武 人間族の章

    人間族の玄武=氷船ヒブネ
    村を焼かれて疲労困憊で裏山をうろうろしてたら滑って転んだ

    人間族の薫=海晴ミハル
    子どもたちが避難したって聞いて山小屋に向かってたら氷船が斜面ズベベベベしてきたので激おこスティックファイナリアリティなんとか
    この時点では信と正義に息がある 火の手がどこまで回っているか確認して、もし近いようならもっと上の小屋へ移動して、村や大人たちがどうなっているか確認して……
     そう考えて、それを行動に移したはずなのに、気づけば氷船はふらふらと山小屋や村の周囲を彷徨っていた。あれこれ確認して次の行動を決めなければ、と頭では分かっているつもりなのに、焼けた村を目にするのがどうしても怖い。代わりにあちこちへ無意味な視線を投げながら歩いているうちに、踏みつけた草で靴が滑って視界と重心が転げた。
     ずざざざ、と自分が山を滑っていく音が氷船の意識を席巻する。呆然とする氷船の耳に、鋭い声が飛び込んだ。
    「氷船くん!」
     同時にガクンと視界が止まって、肩の布地が上に引きずられ腰帯がずれる。しぱしぱと何度か瞬きをしていた氷船は、覚束ない動作で肩の上のほうを見上げた。
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