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    Ao_MiNaMii

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    浅瀬屋のフォトコレ短歌の解説
    読んだ人の解釈と違うこともあるかも!? 読むのは自己責任で!

    フォトコレ短歌【朱雀編】
    春ひらり 風のいたずらさくら色 仔猫の尾の先、雛鳥のとさか
    ・花びらくっつけたにゃこと朱雀のほのぼの仲良し風景
    ・春/桜への導入

    蓋を開け 団子、唐揚げ、玉子焼き 君をまた知る喜びがある
    ・花見弁当を開けるのも、その中身から玄武の新しい一面を知るのも喜び

    枝の下 賑わいの元・弁当箱 いついつまでも、いつかはオレも
    ・朱雀、このときの弁当の思い出ずっと覚えてるしめっちゃ言いふらすの良い
    ・そしてグルアドへ……

    兄きぶん 襟を正して面映ゆし 背中に感じる憧憬の熱
    ・兄気分/兄貴分

    焔咲く 夕映えに枝にステージに 桜花絢爛 夜をも焦がせ
    ・熱春!



    【玄武編】
    夏の日の夕焼け連れて波の果て跳ねるイルカはもう夜の色
    ・サマグSR玄武の背景はどちらも昼なので、これから花火(夜)の歌を続けるにあたり、チェンジ前のイルカにご協力頂いて読者の意識を夜へ誘導

    空に星 浜には花火、仲間たち 色とりどりの光が躍る
    ・空の光も浜のアイドルも『星』

    輝ける花火の起点まっすぐに ろうそくひとつ貴方に似ている
    ・様々な花火に火をつけるけど本人はまっすぐでシンプルなところ、番長さんはろうそくに似てるな

    海の上 光の花束振ってみる 空の上にも見えますように
    ・お盆風味

    朝きたる跳ねる声音に誘われて今日が始まる君が手を振る
    ・よお玄武、起きてっかー!?
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    エヌ原

    DONEスチパン時空朱玄の3話目の前半。相変わらず酒とか煙草とか違法薬物がある
    酩酊(上) その夜紅井は静まった庁内でひとりで仕事を片付けていた。例の爆発騒ぎから一週間。黒野の要請に応えて庁内のかなりの人数を動かした紅井は、薬物流通の大元を断てたと、本来黒野が受け取るべきのぶんの賞賛と、相応の紙仕事を受け取った。昼間は別の仕事で外を駆けずり回っているので、自然と机に向かうのは夜になる。冷え込む時期ではないからいいものの、机の下の足はじわじわ冷えて固まりつつある。紅井は行儀の悪さは承知で靴紐を解き、足をブーツから引っこ抜く。強張った指を動かしてほぐしながら、空いた左手でくるぶしの辺りをさする。質の悪い綿の靴下が摩擦でじんわり温まってようやく人心地がつく。
     黒野が決めた解決法は衛生局にも消防庁にも良くは思われない筋書きで、その煽りをモロに受けたのが紅井だ。日々損壊した建物の賠償をどうするだ、煤煙で真っ黒になった周囲の清掃をどうするだ、おおよそ警察官とは思えない書類に向き合い、相棒が起こした爆発をヤクの売人どものせいにする物語を書き続けている。齟齬があれば上長からすぐに書き直しを命じられるので、今書いている書類ももう三度目になる。冒頭は諳んじられるくらいには書き飽きた。紅井はがりがりとペン先で紙の表面を削りながら書き進める。容疑者乙は、爆発物を、捜査の妨害のために、倉庫に保管しており。時計がぼーんと半時を知らせて、凝り固まった肩に手をやりながら仰ぎ見ると二二時半を回っている。朝から歩き通し、昼飯もろくに食わずにこの時間まで粘った。集中力が全身から失せるのを感じ、今日はもう無理だと自分に言い訳をする。書き途中の文章を句点まで終えて、紅井はペン先を拭った。
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