目は口ほどに物を言う朝日がだだっ広い寝室を白く染め上げていた。ベッドでは二人の逞しい美丈夫が仲睦まじく抱き合いながら眠っている。
彼らは上司と部下の間柄であり、ステディでもある。金髪の男の名はジョルノ・ジョバァーナであり、黒髪の男の名はグイード・ミスタである。
ジョルノの小麦色の金髪は粉砂糖をまぶしたような煌めきに透かされ、いつもより色を薄くしていた。
安らかな寝息を立てているジョルノとミスタに朝の訪れを告げるのは目覚まし時計か? はたまた携帯のアラーム音か? 否、そのどちらでもない。
「朝ダー! 朝ダゾミスター!」
「起キロ! 起キテ飯ヲ食ワセロ!」
「ジョルノー! ミスタヲ離シテクレヨー!」
「腹ペコナンダヨー!」
「焦ラシプレイハゴメンダゼー!」
4669