残照★生存ルートですが、死にネタ、パラレル要素含みます。ご注意ください。
いつも恋焦がれる青空が眩しい。気怠げに起き上がって伸びをする。今日はきっと良い日だ、と思うと同時に怠そうに着替えているタブロイドを見やった。昨晩の情事ゆえの怠さだろう、体に力が入っていない様子だ。少しは申し訳ないと思いつつタブロイドはいつも許してくれるから図に乗ってしまうのだ。
タブロイドは生憎トリガーに背を向けていたからその表情は分からない。背中にはたくさんの赤い花が咲いている。それはタブロイドがトリガーのものだという執着心で咲いたもの。そう思うとトリガーはついにんまりとしてしまった。
しかし同時に気づいたことがあった。タブロイドの背中、中央よりやや上に、骨が浮き出てきたような何かがあるのを見つけた。ひと目でわかるものだから普通のものでは無いだろう。なんだろう、と触れるとタブロイドは驚いたように声を上げた。
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