先導者彰 x 探究者冬未知の地を探し出す先導者（パイオニア）彰人（BMS衣装）　X　未知の地に探索する探究者（エキスポーラー）冬弥（LsV衣装）

あらすじ

とある星の9割以上の土地が砂漠に覆われていた。星の住人はその1割の水源を元に国や村を建て、周りの資源を開拓し続けていた。その有限の資源を使いながら、人々は常に新しい資源を探し続けなくてはいけません。そして、長い年月の進化を経って、星の住人たちには二種類の能力を手に入れた。一つは星の未知の地を嗅ぎ出す能力ーー先導者（パイオニア）と呼ばれ、一つは新しい未知の地に資源を探し出す能力ーー探究者（エキスポーラー）と呼ばれていた。これは先導者の少年と探究者の少年がコンビを組んで、一緒に未知へ旅立つ、熱い冒険の話…

ストーリー

「冬弥！危ない！」
獣の巨大な爪が冬弥の方へ襲ってきた瞬間、彰人はナイフを持て、素早く反撃した。
「！すまない…彰人。助かった。」
「何言ってんだ。これぐらいは当然だろう。目標地はもうちょい先みたいだから、先ずはこいつを倒さなくちゃいけねえな。冬弥、まだ行けんのか。」
「ああ、問題ない。一気に突破しよう！」
「おう！」
相棒の信頼から自信を湧いて来たか、それとも目標地に辿り着けたい意志が強いかの原因で、彰人はさっきより力が更にパワーアップしたのを感じた。
「オレはあいつの首の弱点を狙いに行く、冬弥、援護を頼むよ」
岩の地面から伸ばした獣の爪に避けってから、冬弥の射撃を合わせながら獣の後ろに走り来た。そして、獣が冬弥の方に攻撃してる隙間を狙って、彰人はその背中に飛び上がった。
（熱い！体中に力が溢れてる！行け！絶対この先にあるはずだ！未知の地（オアシス）！）
彰人は全身の力をナイフに注ぎ、獣の首に深く刺し込んだ。その結果、獣は最後に大きく咆えて、倒れた。

＊＊＊

「まだ着いてねえか、やっぱこの洞窟は大っきな、道も多いし」
「いや、彰人がさっきこの方向だと言ったからきっとこっちが正しい、俺は彰人のことを信じってる」
「ありがとな。じゃあ、ここでもう一度確認しようか。」
一瞬、彰人の足元に薄いオレンジ色の魔法陣が現れた。彰人は周りの状況を確認するため、目を閉じて集中していた。そしてーー
「…！感じた！このトンネルを抜けた前方だ！ほら、急げ！」
彰人は前方を指差して、後ろの冬弥にそう言った。彼は興奮を抑えきれず、ついその方へ走り出した。冬弥も急いで彼の後に追いついた。そして、長いトンネルを出て、二人の目の前にあるのは、緑に囲まれた大きな古代遺跡群、まるで砂漠にあるオアシスのようだった。
「見てろ、冬弥！やっと見つけた！未知の地！」
「ああ、そうだな！やはり彰人はすごいな！」
「お前な… まあ、これはオレの仕事だな。で、後はお前に任せたぞ、相棒！」
「ああ、任せて！」

＊＊＊

「それじゃあオレはここら辺で拠点の準備をする。冬弥は先に行け」
「いや、俺も手伝う…
「いーや、準備ぐらいはオレ一人で十分だ。冬弥はさっきからずっとソワソワしてるんじゃねえか。」
「俺は！…いや、確かに彰人の言う通りだな」
「だろう？」
話が終わったら、冬弥の足元に薄い青色の魔法陣が現れた。そして、彼の両足に小さな光の羽が生えつつ、見えない気流に包まれていた。そんな冬弥を見て、彰人も笑っていた。
「行って来いよ、相棒！」
「ああ！」
足回りの気流に乗っかって、冬弥は駆け出した。そう、新しい冒険へ。

＊＊＊