これは愛と呼ぶのでしょうか。柿崎3番隊。
今夜のシャワーの順番はくじで決めようということになった。
別役が1番のくじを引き、2番を引いた犬飼へと振り返る。
「犬飼先輩、鈴鳴ではよく時短のためにふたりずつお風呂入ったりしてるっす! 一緒に入りませんか?」
「へー、鈴鳴仲良いね。うちも姉さんらが偶にやってるよ。時短でね。シャワーだから水量と電気量は変わらないだろうけど、早く寝たいしいいんじゃない?」
軽く了承した犬飼を柿崎は「太一も犬飼も細いし親睦を深められるという点ではいいんじゃないか?」と微笑ましく頷き、そしてハッとしたように影浦を見て「あ、さすがに俺とカゲじゃ狭すぎると思うがカゲが一緒に入りたいって言うなら俺は全然……」と焦ったように付け加え、影浦に「一緒に入りたいって思ってねーから!」と言われた。
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