〜標準語〜
洗濯機の前で仁王立ちするルイージとその足元に正座するマリオ。
「ねぇ、兄さん。」
「はい………」
「どうして僕が怒ってるか分かるよね?」
「はい………」
「これ、どういうつもりなの?」
その言葉の後、マリオの前に突きつけられた緑と白のトランクスと赤い帽子。
トランクスの方は赤い模様が斑についている。
どうやら一緒に洗って色移りしたらしい。
「これさぁ、最近おろしたばっかりなんだけど。どこかの誰かさんのせいでこんなになっちゃったんだよ?どう責任とってくれるの?」
「ごめんなさい………」
「大体、いっつも言ってるよね。新しい色物は色移りするから別で洗ってって。」
「はい………」
「兄さんあの時『分かった』って言ってたじゃん。あれは何だったの?話半分で聞いてたの?『あ〜、またルイージが小言言ってるな〜』ぐらいで聞いてたの?」
「い、いや、そんなつもりじゃ「そうでしょ?現にこうなってる訳じゃん。忘れるなら僕みたいに手洗いしなよ。」
「本当ごめん………」
「もう戻らないし仕方ないけどさ………あ〜あ、もうクリスマス終わったのにクリスマスカラーになっちゃったよ………」
「………っ」
「な、なんで笑ってるの!?兄さんのせいなんだよ!?代わり買ってよね!?」
「分かってるよ………でもクリスマスカラーってのは………駄目だ、ツボに入った………」
「だから笑わないでよ!こっちは大問題なんだよ!?恥ずかしくてどこにも着ていけないよ!」
「でも下着じゃん………見る人いないでしょ?」
「兄さんが見るじゃん!」
「へぇ、見せてくれるの?」
「………みっ、見せる訳ないじゃん!何言わせるのさ!」
「まぁまぁまぁ、とりあえずそれ履いてよ。遅めのクリスマスプレゼント………痛っ!」
「兄さんの馬鹿っ!もう知らないもん!今日の晩ごはんは無し!」
「えっ!?それは困るよ!ひどいって!え?本気で言ってる?お願いだよ、後生だから!」
「い・や・だ!」
兄弟喧嘩はもうしばらく続きそうだ。
〜関西弁〜
洗濯機の前で仁王立ちするルイージとその足元に正座するマリオ。
「なぁ、兄さん。」
「はい………」
「なんで僕が怒っとるか分かるやんな?」
「はい………」
「これ、どういうつもり?」
その言葉の後、マリオの前に突きつけられた緑と白のトランクスと赤い帽子。
トランクスの方は赤い模様が斑についている。
どうやら一緒に洗って色移りしたらしい。
「これさぁ、最近おろしたばっかなんやけど。どっかの誰かさんのせいでこんなんなってんで?どう落とし前つけてくれるん?」
「すんません………」
「大体さ、いっつも言っとるやん。新しい色物は色移りするから別で洗えって。」
「はい………」
「兄さんあの時『分かった』って言っとったやん。あれは何やったん?話半分で聞いとったん?『あ〜、またなんかルイージが小言言っとるわ〜』ぐらいで聞いとったん?」
「いや、そんなつもりちゃう「そうやろ?現にこないなっとる訳やんか。忘れるんなら僕みたいに手洗いせぇや。」
「ほんまごめん………」
「もう戻らへんからしゃーないけどさ………あ〜あ、もうクリスマス終わったのにクリスマスカラーになってもうたやん………」
「………っ」
「な、何笑てんねん!兄さんのせいやからな!?代わり買ってよ!?」
「分かっとるって………でもクリスマスカラーってのは………ふふっ………あかん、ツボ入った………」
「だから笑いなや!こっちは大問題やねんで!?恥ずかしーてどこも着ていけへんやん!」
「ゆーて下着やん………見る人おらんやろ?」
「兄さんが見るやんか!」
「へぇ、見せてくれるん?」
「………みっ、見せるかぁ!何言わせんねん!」
「まぁまぁまぁ、とりあえずそれ履いてーな。遅めのクリスマスプレゼント………痛っ!」
「兄さんのど阿呆っ!もう知らんっ!今日の晩ごはんは無しっ!」
「えっ!?いや、それはあかんって!え、それマジで言うとる?いやいやたち悪い、たち悪い!ほんまそれはやめて!後生やから!」
「い・や・や!」
兄弟喧嘩はもうしばらく続きそうだ。