エーデルガルトが髪の色を失ったの知った時から世界が白黒に見えはじめ、殺風景な世界を直視するのが辛いから片目を隠しだしたヒューベルトのことなどを考えていました。
そのせいで、
カスパルやドロテアやベレスやベルナデッタやリンハルトやペトラの髪は灰色の濃淡。
そんなモノクロな世界ではフェルディナントの本来鮮烈な髪はよくある没個性な灰色。
エーデルガルトとリシテアだけが真っ白で、一番鮮烈で目立つ髪色をしているんですよね。
紅茶も灰色で、色では区別がつかないからとりあえず高ければいいものだと思うし、テフは漆黒で目立つから見た目も含めて美味しそうなので好きだったり。
だからテフを泥のようだなどと言われると腹立たしかったりする。
そんなモノクロなヒューベルトの世界が、フェルディナントに贈り物をされて頬が熱くなり鼓動が高鳴ったその瞬間、まばゆい色彩を取り戻すの少女漫画過ぎて良くないですか???
今までは目鼻立ちはいいが主に競べれば容色劣る灰色のフェルディナントがこんな鮮烈な色だったなんて、と目が離せなくなる意中の女性いい……
「貴殿の御髪は夕焼けの色をしているのですな」
そんな今更過ぎるコメントをヒューベルトから貰って首かしげるフェルディナントなんだよな……
以後もめちゃくちゃヒューベルトから(髪への)熱視線を感じたフェルディナントは、
「こんなに見つめてくるということは、うぬぼれで無いならば、彼は私に惚れたのだろうか!?」
「しかし慎み深いから自分からは言い出せないでいるのだな!? ああ、なんといじらしい……まるで物語の乙女ではないか……!」
になるんだ……
わかる……いい……