和風ファンタジーなゆれん・設定やメモ七星蓮
生まれは北海道だが、ある機を境に東京へ越してきた。来年大学一年生になる。
霊感等は全くなく、今まで幽霊などもとんと見えなかったが今回のことを機に見えるようになる。
ぽんちゃんは幼い頃からの大切な家族。その幼い時に叔父、ひいては母の実家である神社にきたことがあったようでその時にぽんちゃんも引き取ったらしいが、その頃の記憶はほとんどなくぽんちゃんは気付けばいた家族といった感じである。
小さな頃は喉が熱いと泣き体調を崩して大変だったらしいが、その頃も小さい頃故かあまりよく覚えていない。
そして十数年ぶりに叔父の神社に出向き、禁足地に足を踏み入れた時、彼の運命が変わる。
普通の人間には見えないが、喉には那由多の印(縛り)が刻まれている。喉が熱いとなっていたのはこれのせい。これがある限り蓮は那由多のものであり、そう簡単に縁を断ち切れない血よりも深く、魂で繋がっている関係性になっている。
ぽんちゃん
可愛い七星家の愛犬であり番犬(?)。近くに蓮がいる時は常に蓮のそばにおり、蓮に頭を撫でられたり抱っこされるのが大好き。上記の通り、蓮が小さい頃に七星家に引き取られた。首についた小さな鈴も特徴。
普段は穏やかで元気いっぱいの可愛らしい子犬だが、危険を察知すると番犬らしく勇敢に牙を剥く。
すばしっこく、運動が不得手な蓮でなくとも捕まえるのは難しい。七星家に引き取られた時からこの仔犬のままらしいが──?
母
七星家の大黒柱、肝っ玉お母さん。穏やかな父子とは真反対にぐいぐい進んでいくタイプ。
兄だろうが、息子だろうが容赦無く発破をかけるときはかけ、叱咤するときは叱咤する。
可愛いよりも美人なため、蓮の少し吊り上がった眦の顔立ちはお母さん譲り。
今回、蓮を神社に向かわせた張本人。叔父のことがあってもなくても、実は必ず蓮をこの年にあの神社に向かわせると決めていたようで──?
叔父
母の兄、蓮から見て叔父にあたる。
妹とは違い、蓮と同じように穏やかで争い事は好まず、嫁さんがいたら尻に引かれるタイプ。
家事はあまり得意ではない上、神事がありあまり家のこと自体に手が回らないため「早苗さん」というお手伝いさんを雇っている。
ぎっくり腰で腰を病んだことをつい普通に話した結果、妹に蓮をこちらに来させる建前を与えてしまうことに。妹がなぜ蓮をこちらに寄越したがるかは知っていたため、だからこそ来てはいけないと反対していた。
今回の件で、かなりの罪悪感や重責を感じている。妹に百万回しばかれる覚悟はできてます・・・。
霊感はない訳じゃないが薄め。那由多たちのことも薄ぼんやりと、また等身大で燃える炎のようにしか見えない。
那由多
蓮を異形から救い出した神、その成れの果て。呪いを背負わされ半ば零落した神、らしいが本人は堕ちてないと否定している。
焔(ほむら)という別称で呼ばれることが多い、というよりも真名はそう簡単に明かしてはならないため身内以外は知らない。炎の力を操る。
格好は例のカバーイベントを基調としている。武器は大太刀。刀の根元、ハバキに近い部分が少し歪んでいる変わった大太刀。
蓮に印を刻みつけた張本人。何故そうしたのか理由は明かそうとしない。けれども蓮をどこぞの誰かにくれてやるつもりはないらしく、手放す気もない。らしい(里塚の推測)
とある理由により、身体に呪いを刻まれているため全盛期並みの力は出せない。もっと言えば出せない訳ではないが、その分反動も大きく自由に身動きが取れなくなる。胸を基点として呪いは拡がっている。
それ故か叔父から見る炎としての那由多は所々黒混じりでなんとも触れてはいけないものだと言う。
里塚、美園、曙、界川
呪いを受けた直後、那由多から分たれた那由多の力。力の擬人化、分霊、御霊、召使などなど。言い方は様々。
それぞれ本来は那由多自身の力であるが、呪いにより自身の巨大な力を那由多の肉体が受け止めきれず耐えきれなかった結果、仕方なく分けざるを得なかった経緯により生まれた。
最初は人魂そのものだったが、長い年月により器を得てそれぞれの自我や自己を確立するようになり、今の姿に至る。それぞれ得意分野があり、例えば美園は防御や治癒に長けており、曙は幻術や精神掌握等、人を惑わすことに長けている。
那由多が戦う時は刀に宿り、それぞれ変わりばんこに状況に応じて呼び出され共に戦う。
「三の太刀」
「『一閃──ッ!』」
美園がどこか反抗的なのは今まで「守る力」を散々全盛期から蔑ろにされていた為。「攻撃が最大の防御なんて、唯の馬鹿の特攻に過ぎないだろ」