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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    ちょこ

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    アイドラ小説
    衣先輩との話

    たまたまカフェテラスの横を通り過ぎようとしてとある後ろ姿を見かけた、茶髪に赤色のフードが見えてしめしめと世良はそっとバレないようにその人物へと近づく。その人物は世良に気づいていないからかファーストフード店で売られてるポテトをつまんでいた。そっと間近まで近づきその人物のポテトを何本か取る。突然伸びてきた手に慌てて後ろを向いた──衣は世良の顔と取られたポテトを見て大声を出す。
    「あ!!世良!」
    「先輩〜、ポテト貰います!」
    語尾にハートマークがついてるんじゃないかと言わんばかりにそう言うと慌ててその場から逃げ出す世良。その後を走って追いかける衣。バタバタと廊下に2人の足音が賑やかに響く。
    世良はこうして衣を見かける度、ポテトを取っているのだ。そしてこうして逃げている、お決まりの流れになりつつあるが、それを楽しんでいる世良もまた居た。
    「こらてめ〜!!ポテトの恨みは怖いからな!!」
    「だって美味しそうですもん!ゴチです!」
    ケラケラと笑いながら走って逃げる、衣は足が速いため段々とその足音が近づくにつれ世良が焦るが、何故か衣は世良を追い越してしまう。あっけに取られた世良を横目に衣は何故か楽しそうに笑う。
    「へへ!追い越した!世良も足速くなってるな!」
    「いや先輩追い越しちゃ………あっ」
    「ん?」
    世良が衣の後ろに立つ先生を見て固まる、突然固まった世良を見てどうしたのかと後ろを向いた衣も同じく固まる。

    ──このあと反省文を書いたか書いていなとか。
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