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    mii_wannyantyu

    @mii_wannyantyu

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    mii_wannyantyu

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    ツイートしてた人魚姫の続き書いてたんですが、力尽きたので供養させてもらうことにしました……。きっとどうにかしてハッピーエンドになるはず……です……。

    しずあい 人魚姫パロ 「愛莉ちゃん、私、人魚になりたい。どうしたらいいかな」
    全く。何を言い出したのかこの人間は。
     わたしは多分今、心底呆れた顔をしている。そりゃあそうだろう。だって、目の前の人間が、あまりにもありえない事をいうもんだから。
    『何言ってんの、バカじゃないの?人魚なんてそんなほいほいなれるもんじゃ』
    「でも、愛莉ちゃんたち、人間の格好でこっちに来てたじゃない。それなら、私だってなれるはずでしょ?」
    ……いつもみたいにありえない冗談を言ってるんだって思った。それなのに、雫の瞳はいやに真剣で。
    『あれは……一時的なものよ。時間が経てば元に戻るの』
    「そう……残念ね」
    しゅんっとした顔になった雫。なんだかそんな顔を見ているともやもやして、私は海水に浸かった自分の尾びれを、ぱしゃんとひとつ打った。
    「愛莉ちゃん?」
    『別にいいじゃない。こうやって、アンタとは会えるんだから』
    「でも……私、愛莉ちゃんの歌が、また聴きたくて」
    『……!?アンタ覚えてたの?』
    スケッチブックに書く手が震える。雫はこくりと頷いて、真っ赤な顔で私の頬に手を添えた。
    「愛莉ちゃんでしょう?私を助けてくれたのは」
    「あの声がね、忘れられなくて。はっきりは見えなかったけど、今は分かる。あれは絶対、愛莉ちゃんだった」
    「だから……私は愛莉ちゃんの声が聴きたいの。でもそれはたぶん、私が人間だと、ダメなんでしょう?だって愛莉ちゃんは、本当はこっちじゃ声が出せないから」
    「愛莉ちゃんがここに来るのも、本当はダメ、なんだよね。危険を冒してきてくれてるって、私分かってるの」
    「絵名ちゃんが言ってた。掟を破った人魚は、罰として泡になって消えちゃうって。人間と恋をした人魚は、その恋が実らなかったら消えちゃうんだって」
    雫の美しい瞳が伏せられて、私の顔にぽつりと滴が落ちてきた。雨かと思ったそれは、じんわりとあたたかくて。
    「愛莉ちゃんの声がまた聴けるなら、人魚にだってなれる。時間が経って魔法が解けて、泡になったってもいい。……それじゃ足りない、かな?」
    何も、返せなかった。あれがわたしだって雫にバレていたことも、雫の気持ちも、覚悟も。何もかもわたしには、受け入れられなくて。逃げてしまいたかった。いなくなってしまいたかった。いっそ、私が泡になって。
    「愛莉ちゃん……」
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    mii_wannyantyu

    DOODLEさっきお話ししてた、モブさんに告白されて言い出せなかった💧さんとそれにもやっとしてしまう🍑さんのお話。らくがきです。まだ続くけど一旦ここまで。大丈夫!ハッピーエンド仲直りするよ!(これは僕のために言っています…)
    仲直りして!!!「どうして、言ってくれなかったの」
    ……愛莉ちゃんのこんな顔見たの、いつぶりだろう。
     私を見下ろす愛莉ちゃんを、真っ直ぐに見つめる。愛莉ちゃんの後ろには天井が見えて、ああ、私、今倒れてるんだ、なんて。
     形が良くて愛らしい眉毛がきゅっと寄って、私を映す桃色は、悲しそうに細められてる。いつもは綺麗に上がっている口元も、への字みたいに下がり切っていて。
    「えっと……」
    事の発端は、私が、この前出演したドラマの相手役の人に告白された事だった。もちろん、私には愛莉ちゃんがいるから断ったけれど、お付き合いしていることは、まだ内緒にしておこうって愛莉ちゃんと二人で決めたからちゃんと言えなかった。
     その人は愛莉ちゃんとも仲がいい人だったから、愛莉ちゃんになんとなく言い出しづらくて、切り出すタイミングを伺っていたらどんどん時間が過ぎてしまって、もう一週間。どういうルートを辿ったのか、私があの人に告白されたことが愛莉ちゃんの耳にも入っていて、おうちに帰ってきた瞬間、愛莉ちゃんに手首を少し痛いくらいに掴まれて、ソファにぐいって押し倒されてしまったの。
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    mii_wannyantyu

    MOURNING『現代鬼殺のお話①』
    前に呟いていた、現代鬼殺のお話。書きたくて書いたものの、何書いてるのかよくわからなくなったので供養。
    現代鬼殺のお話①

    「はあっ!!」

    私に向かってくる、異形のものに対し、私だけの刃を振るう。ガシャン、プシュウ。一閃。ドサリという物音と、ぶわりと巻き上がる黒い靄。ふよふよとこの場を漂うけれど、それはもう無視。なんの害もこちらには及ぼせなくなっている状態のはずだから。耳をそばだて、気配を探る。……よし。もうあいつらはいない、みたい。依頼の内容も、一体だっていう報告だったし。

    「ふう。任務、完了」
    『今の刀の振るい方、なんだか粗くありませんでした?』

    ……ああ、また始まった。

    「うるっさいなあ」
    『蟲柱たるもの、もっと美しく、軽やかにこなしてもらいませんと』
    「ふんっ。そんなことにばかり拘ってるから、この間みたいに失敗するんじゃないの?」
    『なんですって?!』
    「ほらほら、しのぶ。後は隠がやってくれるから。今日はもう帰っておやすみ」
    「社長」
    『お館様』

    急に目の前に現れた雇い主の姿に、跪く。この位置からは見えないけれど、多分もう一人の私も、同じ格好をしてる。

    「そんなにかしこまらないでおくれ。しのぶ、今日はどうだった?」
    「はい。任務は、つつがなく。相手は人型を取ってはいま 2898

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