Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst

    @kirche_is_dcst
    千ゲ生産業。左右相手完全固定。千左固定。カプ固定だけど主人公総攻めの民なので千は全宇宙抱けるとは思ってる。逆はアレルギーなので自衛。
    基本フェチ強めのラブイチャ。ワンクッション置いてるけど時々カオスなものも飛び出します。
    受けの先天性・後天性にょた、にょたゆり、パラレル、年齢操作やWパロもあり。みさくら、♡喘ぎ多め。たまにゲがかわいそうなことに。(要注意案件はキャプションに書いてます)
    最近小説AIと遊んでます。
    一時期特殊性癖チャレンジをしてた関係で触手とかなんか色々アレなやつもあります。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 204

    kirche_is_dcst

    ☆quiet follow

    猫間さんのツイートに脊髄反射で書いたゲの惚気話に付き合ううっきょさんの小話。復興後ネタ

    #現パロ千ゲ(復興後)

    「 ……久しぶり。千空とはどう?うまくやってる?」
    ふいに出かけた店先で出会った見知った顔。
    懐かしくなって、ゲンは声の主に笑顔を向けた。
    「 なぁに?俺の惚気に付き合ってくれるの、羽京ちゃん?」
    言葉に、羽京はお手柔らかにね、とやわらかく笑顔を返した。

    カララン、と音を立てて、喫茶店のドアを潜る。カウンターでコーヒーと軽食を注文して、突き当たりの大通りに面した席に座った。
    羽京の近況や、かつて共に過ごした友人、仲間たちについて。
    こちらの近況や、仕事について。
    話題は尽きなくて、さまざまな情報を交換した。
    「 それでね、一緒に暮らし始めて、俺が一番千空ちゃんにキュンとしたのはね…… 」
    そこで、一拍溜めを置いて。
    夢見がちな表情で、言葉を継いだ。
    「 俺が瓶のフタ開けれなくて困ってたら、『貸せ』って手を出して開けてくれたことかな。意外と力が強いのにもびっくりしたし、電話中だったのに、手を止めてくれてね!
    ジーマーで、ゴイスーカッコよかったぁ…… 」
    うっとりと、文字通り惚気話を語るゲンは、本当に幸せそうで。
    これならば、彼もきっと幸せな日々を過ごしているのだろう、と安心できた。
    ……彼らは、鏡合わせのような存在だから。
    ゲンが笑っているのなら、きっと千空もそうなのだろう。
    「 愛されてるね」
    何気なくそう言うと、日に焼けない白い頬が真っ赤に染まった。
    ああ、彼はもう、表情を取り繕う必要がなくなったのだと悟って。
    羽京はもう一度、やわらかくわらう。
    「 うん、会えてよかった」
    千空にもよろしくね。
    そう伝えて、席を立った。
    店から出て見上げた空は、とても青くて。
    この空のように、彼らがいつも晴れやかな気持ちで過ごせるよう。
    そっと、胸の内でエールを送った。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺💯💒😍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    hisoku

    DOODLE作る料理がだいたい煮物系の尾形の話です。まだまだ序盤です。
    筑前煮 夜の台所はひんやりとする。ひんやりどころではないか。すうっと裸足の足の裏から初冬の寒さが身体の中に入り込んできて、ぬくもりと入れ換わるように足下から冷えていくのが解る。寒い。そう思った瞬間ぶわりと背中から腿に向かって鳥肌も立った。首も竦める。床のぎしぎしと小さく軋む音も心なしか寒そうに響く。
     賃貸借契約を結ぶにあたって暮らしたい部屋の条件の一つに、台所に据え付けの三口ガス焜炉があるということがどうしても譲れず、その結果、築年数の古い建物となり、部屋も二部屋あるうちの一部屋は畳敷きになった。少し昔の核家族向けを意識して作られた物件らしく、西南西向きでベランダと掃き出し窓があり、日中は明るいが、夏場には西日が入ってくる。奥の和室の方を寝室にしたので、ゆったりとしたベッドでの就寝も諦め、ちまちまと毎日布団を上げ下げして寝ている。また、リフォームはされているが、気密性もま新しい物件と比べるとやはり劣っていて、好くも悪くも部屋の中にいて季節の移ろいを感じることが出来た。ああ、嫌だ、冬が来た。寒いのは苦手だ。次の休日に部屋を冬仕様をしねえとと思う。炬燵を出すにはまだ早いか。洋間のリビングの敷物は冬物に替えとくか。気になるところは多々あれど住めば都とはいったもので、気に入って暮らしてはいて、越してきてもう三年目の冬になった。
    3423