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    KaruharaSizume

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    夢術廻戦・ネタ/ 五条悟の双子の兄弟 男主 恋愛要素ナシ 【反転世界編】/たぶん小説にはしないけど友達にラインで送った文章を折角なのでツイッターで上げます。全然浮上出来てないので。ピクシブに上げれるほどの出来ではないのでこっそりと。ラインの文章そのまま張ってるのでところどころ可笑しいです。

    恋愛要素はない
     夢主は男で
     五条悟の双子の兄弟なんだけど、生まれつき術式がない?みたいな感じで(いろんなもん悟に吸い取られた)生まれた時から呪術師として出来損ない確定で、存在無かったことににされて捨てられる
     捨てられたのは、世界に空いてる穴というか、裂け目みたいなところ。この世から見たら真っ暗なブラックホール的なところ。そこに乳飲み子の時にぽいと捨てられる
     なお悟はある程度の年齢言った時に当時を知る人間がそういえば悟様の双子の兄弟〜みたいな話を聞いてとっちめて聞き出して、初めて自分に兄弟がいたことを知る
     夢主が落とされた穴(裂け目)は呪術師たちも正体が分かってない代物で、まあここに捨てたら死ぬっしょ笑というノリで捨てられた
     裂け目に捨てられた夢主の所に、忍び寄る黒い巨大な影……
     裂け目の向こう側には反転世界(仮)が広がっていた。
     反転世界は人間のいない世界。人間がいないから呪霊もいない。
     表のこの世にピッタリと張り付いた反転世界は、影の世界と言ってもいい世界。黒い宇宙がただただ広がってるような。
     まともな生命は存在しない。あるのは反転世界の埃(概念)から生まれる魔物ばかり。
    でもその反転世界には、調停する、或いは維持するために唯一生命と言える存在がいた。これを仮に反転世界の王と呼ぶ。
     王は時折代替わりもする。
     その王はそれなりに長く王として反転世界を守り続けていた。
     反転世界の中で魔物が暴れると、表の世界に割れ目ができることがある。それを塞ぐのも王の仕事。
     その日も割れ目を塞いだ王は、この世界にいないはずの生命体がいることに気が付いた。見たら人間の赤ん坊だ、
     すでに割れ目は塞いでしまった。同じ場所に新たに割れ目を作ったとしても、全く同じ場所には繋がらない。
     どこにでもある。同時にどこでもない。それが反転世界だから。
     悩んだ末、王は赤ん坊を助けることにした。反転世界のルールに人間を殺さないといけないなんてものはないから。ただ、放置したら魔物に殺される可能性はあるので、反転世界は安全な場所でもないけど。
     反転世界には、鏡がある。
     表の世界がランダムで映るみたいな鏡。
     王は表の世界を見ながら、見よう見まねで赤ん坊を育てた。
     赤ん坊が乳飲み子を卒業する頃、王は名前が必要と知る。言葉はまだしも、名前がないと困る。
     王は赤ん坊に結(むすぶ)と名付けた。縁を結ぶ。いつか赤ん坊が表の世界とも縁が結べるようにと。
     そして結に暗示をかける。人ではない姿では、結が人間という生命を理解できないかもと思い。
     実際の姿を人間からすると化け物のような巨大な姿のままだけど、結の目には成人男性として見えるようになった。


     さて結は王によって育てられ、すくすく育った。
     反転世界の時間の流れは表の世界と一緒なので、王はちゃんと結の年齢も数えていた。
     17歳(かな?五と夏が護衛任務する年)を迎えた結は、王と一緒に。時には一人で反転世界を歩き、魔物を倒すという仕事をしていた。
     ※裂け目を塞ぐのは王しか無理だけど、魔物は頑張ればまあ人間にも殺せる
     ある日こと、結は人間を見た。鏡の向こうに映る人間ではない。生きた人間が、腹に穴を開けて倒れていた。
     どうしたらいいかわからないので、結は人間を抱えて王のところに行った。
    「トウサン、なんか落ちてた」
     王は少し迷ったが、いままで人間と触れ合ったことの一度もない結の教育にいいかも知れないと、人間を助けた。
     人間はしばらく眠り続け、ある日目覚めた。そして結を見てこう言った。
    「あ?五条悟?」
     結は当然五条悟なんて知らないので「ワタシは結だ」と答える。人間はしばらく結をガン見してからたしかにちげぇな、とこぼす。
     そこに王が帰ってきた。
     暗示のかけられていない人間には、王は元の姿のままに見える。
     呪霊かと思うが、自分にも姿がみえている。その上気配が呪霊でもなければ人間でもない。あえて言えば、動物や自然の産物に近い気配をしている。
     人間は、呑気に「トウサン」と王に近付く結を見る。
     この前に人間は結と少し会話していたけれど、要領を得ない回答しか得られなかったので、姿はともかくまともな言葉を発する王に話しかける。王も答える。そして人間はここが反転世界という、もう一つの世界だと知る。
     反転世界のことを知り、自分を助けたのは目の前の仇瓜二つ(ただしおめめは黒)のガキと、人間じゃない何かだと理解した人間。腹が減ったなと言うと、王がぽんと食事を出す。作ったわけでも取り寄せたわけでもないのに突如目の前に現れた食べ物。嫌な感じはないので警戒しつつ食べるが、普通の食べ物。どうにも反転世界で食べ物とかを用意するのはそうするのが普通らしく、結も普通に食べている。まあいいか、と人間は考えることをやめた。王から元の世界に戻るのは難しいことを聞いても、そっか、ぐらい。プロヒモは察していた。目の前の人間と人外の機嫌を損ねなければ、何もしなくても食い物にも寝る場所にも困らないらしいことを。
    「ニンゲン、ニンゲン」と結が呼んでくるので嫌味か?と返すと首を傾げられる。自分を殺したのと同じ顔なのに、結の顔があまりに幼くて何も言えなくなる人間。
    「俺はニンゲンじゃなくて、伏黒トウジ(漢字忘れた)だ」
    「分かった。フシグロトウジ」
     今度はフシグロトウジフシグロトウジと言われるようになったのでわざわざフルネームで呼ぶなよと言うと、結は「フルネーム?」と首を傾げる。結の辞書には苗字と名前という概念が無かった。そこでトージは気が付いた。
    (もしかしてこいつ、人間の知識ねぇのか?)
     冷静に考えれば当たり前だ。結は王に育てられた。王は人には育てられていない。つまり人の当たり前は結には伝わってない。むしろ、いままでトージがそこまで疑問に思わない程度に人間性を持てているとうことは、王の子育ては成功したのかもしれない。
     最終的に、結からの呼び名はトージで纏まった。
     王は生活の中ですぐにトージが結の情緒を正しく成長させるのには相応しいとは言い難いと理解していたが、だからといってトージを消そうだなんてしなかった。王はまともだったし懐が広かった。
     何もしないでダラダラ生きようと思ったトージだったが、結局結と共に魔物退治をすることになった。王からそれぐらいはして もらおうと言われては断れない。トージがヒモ生活をするには彼らから拒否される訳にはいかない。
     トージは強かった。魔物をあっさり殺していく。素直な結はすごいすごいと言う。悪意も裏もない賛辞は、まあ、悪い気はしなかった。
     結も弱い訳ではない。極めて物理的な戦い方……つまりトージに近しいものがない訳ではない戦い方をする。
     結は呪霊を知らず、呪力を知らず、術式を知らず、呪術師を知らなかった。反転世界にはそれれすべてがない。代わりに、トウサンがくれたのだという戦う力を使って戦っていた。一つではない。攻撃する力、守る力、それから傷を癒す力。術式などの知識から考えると、もはやチートと言ってもいいのかもしれない力を結は使っていた。
     王はこの世界の王。この世界の軸。王の望みはほとんど叶えられる。その王が力を与えたのだから、結がチートなのも当然なのかもしれない。


     トージと結が出会ってから少しして。トージの存在が結にとっても普通のこととなり、トージも反転世界の生活になれた頃。
     トージと共に反転世界の巡回をしていた結は、また人間を見つけた。今度は自分と年の近そうな人間だ。体が上と下で千切れているけれど、人間そのものをよく知らない結はその状態を"イコール死"と認識しなかった。それよりも新しい人間に驚いて、少しワクワクしていた。上と下に別れている体をくっつけて、結は近くにいるトージの元へと向かった。
    「トージ、見なさい、人間!」
    「元いたところに返してこい」
     トージの意見は採用されず、結は新たな人間を抱えて王の元に向かった。
     上下に千切れていた人間は王と結によって治される。浅かった呼吸は次第に落ち着いてきた。トージは新しい住人になりそうな子供を見て、うわ、と声をあげる。
    「こいつ、高専の人間かよ」
    「コウセン?」
    「呪術師だ」
     結はトージが言っていたので、呪術師をある程度は認識している。でも、理解はしていない。なにせ呪霊も呪術師も見たことがない。呪霊は魔物みたいなものと言われればまだ想像がつくけれど、トージは呪術師じゃないから呪術師はこんなもの、と見せれない。術式もないから以下同文。結のような特別な力、と説明してもぴんとこない。結の知る人間はトージと王(結は相変わらず暗示のおかげで王を人型で認識していた)と自分だけ。どいつもこいつも"普通"ではない。普通ではないのを普通だと思っている結には、やはりうまく伝わらなかった。二回ぐらい説明して伝わらなかったので、トージは説明を諦めた。めんどくさかったからだ。
     しばらくして、人間は目を覚ました。
    「あ。起きた」
    「……ごじょ、せんぱ……?」
    「ゴジョ? いいや、ワタシは結だ」
     寝起きでやや混乱の見られる人間だったが、目の前の結が自分の知る五条悟とは別だということは理解出来た。顔は同じだが、目は黒いし、髪の毛が長い。髪の毛を切るということを王は知らなかったし、トージはわざわざ他人の髪の毛を切ってやるほど親切な性格をしてなかった。起き上がった人間に、結が助けたのだと説明をしたのはトージだ。面倒ではあったけれど、表の世界と反転世界のギャップを理解出来ているのはトージしかいなかった。トージのちょい雑説明を聞いた人間は、とりあえず命の恩人が五条悟そっくりの結だということは分かったので、お礼を言うことにした。
    「灰原雄といいます!」
    「ハイバラユウ。よろしく」
     ハイバラユウはユウと呼ばれることになった。(※最初はハイバラ/ハイバラユウだったけど、伏黒父がトージて呼ばれてるから僕も名前で!って言ってユウ呼びに)
     ユウは呪術師だというので、呪術師を知らない結のために説明会を行おうとしたが、そこで困ったことが発覚した。
    「術式が使えない!!!」
     反転世界に来る前までは使えたと言う術式を、ユウは使えなくなっていたのだ。トージはそもそも術式持っていなかったので気が付かなかった。
    「反転世界には術式も呪力もない。トージもユウも、表の世界であれば死んでいただろう。それを結が"私"由来の力で治した故、反転世界の理が体に染み付いてしまったのだろう」
     王はしみじみとそんなことを言った。王にとっては他人事かもしれないが、呪術師として短いながらも生きてきたユウにとっては大事である。
    「ユウは戦いたいの?」
    「そりゃあ、戦えないと呪霊に殺されちゃうし。誰も守れないし。それに、この世界にいる魔物も倒せない!」
    「ならトウサンから力を貰えばいい」
    「へ?」
    「ねぇトウサン、いいでしょ」
    「……結が力を与えればよい」
    「ワタシが?」
    「そうだ」
    「ふぅん……ならユウ、どんな力が欲しい?」
    「へっ!?」
    「ユウの力になるんだから、ユウが欲しい力であるべきだとワタシは思う」
    「……なら……」


     数日後、結とトージとユウの三人が、反転世界を走っていた。魔物を追いかけていたのだ。魔物の一体が、空高く飛び上がる。普段であれば、トージが結を投げるとか、飛べる王が仕留めるとか、色々方法はある。しかしその日は違った。
    「ユウ!」
     結が叫ぶのに答えるように、ユウの体が変化する。人らしい二足歩行の体ではなく、背中には翼が生え、体が羽毛に覆われていく。巨大なワシのような姿になったユウが飛び立ち、空高く飛んだ魔物を攻撃し出した。

     ユウが望んだのは変化の力。己の姿を望むものに変えるもの。
    「漫画とかで変身してるの、かっこいいなと思って!!」
     結は漫画とかはよく分からないが、ユウの望むままに力を与えた。

     三人が反転世界の中を走っていくのを、遠くで王が見守っていた。

    ~反転世界編 終~



    ※結(むすぶ)の容姿は顔は五条悟と瓜二つ、髪の毛の色も同じ。目の色はただの黒。髪の毛の長さは一度も切ったことがないために長い。
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     夢主は男で
     五条悟の双子の兄弟なんだけど、生まれつき術式がない?みたいな感じで(いろんなもん悟に吸い取られた)生まれた時から呪術師として出来損ない確定で、存在無かったことににされて捨てられる
     捨てられたのは、世界に空いてる穴というか、裂け目みたいなところ。この世から見たら真っ暗なブラックホール的なところ。そこに乳飲み子の時にぽいと捨てられる
     なお悟はある程度の年齢言った時に当時を知る人間がそういえば悟様の双子の兄弟〜みたいな話を聞いてとっちめて聞き出して、初めて自分に兄弟がいたことを知る
     夢主が落とされた穴(裂け目)は呪術師たちも正体が分かってない代物で、まあここに捨てたら死ぬっしょ笑というノリで捨てられた
     裂け目に捨てられた夢主の所に、忍び寄る黒い巨大な影……
     裂け目の向こう側には反転世界(仮)が広がっていた。
     反転世界は人間のいない世界。人間がいないから呪霊もいない。
     表のこの世にピッタリと張り付いた反転世界は、影の世界と言ってもいい世界。黒い宇宙がただただ広がってるような。
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