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    秋月蓮華

    @akirenge

    物書きの何かを置きたいなと想う

    当初はR-18の練習を置いてくつもりだったが
    置いていたこともあるが今はログ置き場である
    置いてない奴があったら単に忘れているだけ

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    秋月蓮華

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    屋台カフェ『ウルタール』シリーズから
    にゃおきが晴れた夜に屋台カフェをやっている話で
    コーヒーのイベントに出てみようかという話
    へきごとうと、はわ。あくたとぽさまもいる

    続きはぼちぼち

    コーヒーストリートの話 その1「コーヒーストリートか」
    「帝国図書館のブックカフェからも出てくれないかって志賀さんが言ってたんだ」
    帝国図書館分館にて直木三十五が一枚の紙を眺めていた。河東碧梧桐が持ってきたのだ。
    帝国図書館の近所の商店街で、コーヒーストリートというコーヒー関係のイベントをするので、
    帝国図書館も出ないかと誘いがあったのだ。志賀が持ってきたのは彼は商店街の役員だからだ。直木たちが転生するより前から商店街で店をしているのである。
    碧梧桐は帝国図書館のブックカフェをよく手伝っていた。
    「『ウルタール』出ますか?」
    「うちにも呼びかけ……」
    「誘ってくれないかって」
    碧梧桐が言う。
    ラヴクラフトがいつの間にか背後に立っていて紙を覗き込んでいた。『ウルタール』にも誘いがかかってきたようだ。
    『ウルタール』は直木が晴れた夜にだけやっている屋台カフェである。ラヴクラフトも手伝っていた。
    「出てもいいかもな。予定は組みなおさないとだけど」
    「二つで合同でもいいよね」
    「合同。『ウルタール・ブックカフェ』?」
    「もし出るなら、それでもいいかもだが」
    予定を組みなおさなければならないし、他の文豪にも話を聞かなければならないがやってみたいとはなる。志賀に話を通せば場所は用意してもらえそうだ。
    ラヴクラフトが名前について言ってくる。
    「セラエノ、ケレーノ」
    『没』
    声が降ってくる。そこに現れたのはクリーム色の髪を長髪にした少女の姿をした『くま』だ。
    「ミスカトニック」
    『没』
    「地名みたいだけど、没なんだ」
    『……セラエノ、今ではケレーノともいうが、それはプレアデス星団にある星で大図書館があるのだが……』
    「神話。広がります。把握。読みました。私、作った。作らなかった。広がった」
    「んーと、ハワードが作ったところじゃない感じか? セラエノとかケレーノとか」
    『ダーレスとカーターが記述している。ミスカトニックはラヴクラフトが扱っているが』
    ラヴクラフトは『クトゥルフ神話』の創設者だ。『くま』が言いよどんだのはお前が知っているのか? 
    というのが入っていたのだろう。
    ラヴクラフトの死後も『クトゥルフ神話』は付け足され、世界を広げているが、だからこそラヴクラフトでも制御ができないのだ。それで一度、戦いが起きている。
    「ラヴクラフトさんの話でいろんなものを掻きたいと想ったぐらいに話が魅力的だったってことだよ。何かあったら俺たちも動くから」
    「はい。ありがとう、ございます」
    「心配するな」
    ラヴクラフトを碧梧桐と直木が励ます。彼が大きく頷き、壺の中の触手も元気になったとき、
    「直木さん。コーヒーストリートに出るなら僕も手伝うよ。店員やる!」
    「詳細はどれぐらい決まったんだ」
    芥川龍之介とポーが来る。
    「店名、決まりません」
    「出るかなーぐらいだぞ。まだ。後芥川は店員するな」
    「目立つもんね」
    「ふむ。やるならばきちんと……」
    皆が集まってくる。やる気になっていた。
    (やるか)
    『手伝ってやろう』
    手伝いもいてくれるので、直木はコーヒーストリートに出てみることにした。
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