tnk甘🥷🏷️hpusiに好きに"使え"と専属小間使いとして🌸をあてられたがあまりにも彼女が純粋無垢で能天気な性格と、他の者と違って自分に怯えない🌸に対して、己でも気づかないうちに🌸へ愛情が芽生えるtnk。"使え"というのは表向きは小間使で所謂夜伽として使用しろという意味であったが
tnkの中で庇護欲のようなものが勝り……否、始めはそうであったが今となっては🌸と男女として想い合ってまぐわいたいと願う自分に気付き、逆に一度もまぐわう事は無かった。🌸から『tnkさん、好きにして良いのですよ?!』と逆に問い質されるほどであったが、「お前はよい」と常に一蹴していた。
🌸も流石にhpusiがどういった意図で自分をtnkにあてがったかは理解はしていたので、長きにわたり女としての自分を拒絶され、役割不足だと自責の念に駆られていよいよhpusiへ報告を入れた。『女として役不足であった』と。一報を聞いたhpusi の判断は早く、ある日から🌸をtnkの小間使いから外し別の女と取り替えた。tnkにしては珍しく寝耳に水といった表情で「🌸はどうしたのです」とhpusiへ問う。「あの女では手出しする気も起きなかったのであろう?気付いてやれずすまん」と言い、「本日よりこの別嬪を小間使いとして"使え"」と付け足され、彼にぽんと叩かれた肩の手をtnkは捻り上げた。
「痛ぁ?!ッて、tnk!?何をするか?!」「……要りません」「……は?」「私にこの女は要りません。早々に🌸に戻していただきたい」「な、何を言うておるtnk、お主はあれでは満足出来なかったのであろう?」「"あれ"では無い、🌸です」「はァ……?」「私は、小間使いは🌸しか求めておりません」「しかし……」「何か問題があるのですか?私が🌸を望んでいるのですが」「……そうか、分かった。すぐに🌸を戻そう。まぁ、また要望があれば幾らでもあててやる。tnk、その時はすぐわしに言うがよい」「……ありがとうございます」
そんなこんなですぐまたtnkの小間使いとして戻された🌸であったが、彼女としては正直不安でしかなかった。『tnkさん……あの、またよろしくお願いします……』「あぁ。」若干の気まずさにちらちらと目線を向けながらtnkを見れば、彼は相打ちこそ短くはあったがバチリと視線が絡め取られた。
『ぁ、あのっ……』思わず声を上げてしまったからには聞かずにはいられなかった。『tnkさん、何故私を望まれたのですか……私、貴方を満足させられなかったです。いつも能天気に軍師である貴方に世間話ばかりして、肝心なお役目なんて務められず、貴方に拒絶されているのにどうしてですか……』
『…お言葉ですが…女として魅力もない私が貴方の小間使いでいる自信が、ありません…』最後のぽそりと紡がれた彼女の萎れたような声音とその抱えていた思いを初めて聞いたtnkはかえって動揺した。まさかそんなことを思われていた等微塵に感じさせないくらい普段の🌸が天真爛漫であったからである。
「……tnkさ、」『黙れ』反射で口をついて出た言葉が鋭く🌸の声を遮った。己の声音にびくりとした彼女の様子にすぐさま声をかけ直す。『……いや、違う……すまない、訂正させてくれ、私の言葉を聞きなさい、🌸』努めて優しく、内心そう言い聞かせ、🌸と同じ目線になるようにtnkは屈むと、開口した。
「私は🌸を勘違いさせてしまったようだ。まず、お前は役不足では無い。寧ろ……」そこまで言うとそれまで見つめていた視線をスっと逸らし、自然と噤んでしまったtnkの姿は物珍しく、『…寧ろ、何ですか…?』とついいつも通りに🌸が聞き返した。『……寧ろ、私の傍にいて欲しいのだ。片時も離れず』
「ええっ?!?!」『……煩いぞ』「ヒドイ?!!?」じっと見つめ直して熱を孕んだ表情で彼から発せられたとは思えないその台詞に、これまた反射で🌸は叫んだ。『そ、それって…むぐっ?!』「いい加減に判らぬか、阿呆」強制的に大きな掌で口を抑えられ、ぐいとtnkに距離を詰められる。
これ程彼と近付く事など今まであっただろうか。『もごご!むむ?!』届かぬ抗議をあげていると、ガン無視して目の前の男はつらつらと話し始めた。「私もひとつ反省点がある。この私なんかが無垢なお前と…等とどこかで思っていたが、やはり私は🌸を求めている。それを🌸にも自覚して貰わねばならん」
ずずいと更に顔を寄せてくるtnkに、🌸は頭が真っ白になりかけていた。「私は🌸を欲の処理として利用したいなど思わぬ……」あっという間に互いの鼻先同士が触れ合う距離まで寄られたと思えば、再度甘い声音で紡がれる。「私は🌸、お前と愛し合いたい。お前に全てを受け入れられたいし受け入れたい」
そこまでほぼゼロ距離で口にされたところで、ぱっと掌で押さえられていた口が解放された。『て、てん……き……さん……??!』思わず蚊の鳴くような声で名を呼べば、目前の男は不安と色欲に塗れた瞳をこちらに向けた。
「お前も私と同じ気持ちであってほしい……私を受け入れてくれるか?🌸……」
『……はい…勿…んッ?!』……なんて不器用で優しい人なんだろう。今までの彼の拒絶は愛故であったことがはっきりとわかって嬉しくて堪らない。そんな思いを言葉にして続けようとしたら途中で目の前の男に口を塞がれた。
ちゅ、ちゅと何度か音をたてながらも壊れ物に触れるような彼からの初めての口吸いにバクバクと心音がうるさくなった。彼を受け入れるので精一杯である。普段凍てついた様な男だ、鬼だ何だと一部領内の者から言われる事もあるが、そんなことは微塵も無い。🌸は蕩ける様な感覚におかしくなりそうだった。
「……ふっ」
キュッと目を瞑り、必死に己を受け入れようとする🌸の表情はtnkにとって初めて見るものであった。これで欲情しないわけが無いが、あまりの可愛らしさに思わず笑みが零れた。
名残惜しく柔い唇から離れれば、何故笑っているんだと顔に書いてある彼女を更に愛らしく思ってしまった。
「可愛らしいな、🌸は」
『ひぇ?!!』
「この程度でそんな反応をしてしまうのが可愛らしいと言っているんだ」
『て、tnkさんっ??!急に、そう、色々と…いちいち言わないでっ!?!!』
こんな言葉を今まで彼女へかけたことが無かったので知らなかったが、どうやらこうして直接言われれば言われるほど恥ずかしがりながらも嬉しそうにする🌸は今のtnkには目に毒でしかなかった。
「……」
『あの、tnkさ』
「……黙っていてくれ」
『な、急に何故ですか?!』
「…我慢している」
『な、何を…!?』
「…今すぐお前を取って喰らいたい衝動を。だ」
『えぇ?!?!』
「…煩い」
『そんな滅茶苦茶な?!』
「…やはり、ここまでは許せ」
『待っ…!てん…んッ、は、、』
……ずっと待ち望んでいたのだ
溢れた男の気持ちは、暫く口吸いにのせられた。
fin