いっぱい食べるライトさん4 ハニトー編浅羽悠真、本日も悶々としております
ライト氏のこれまでの発言をまとめると
『場所によっては触っても構わない』
という解釈になるわけだけど
男同士でどこ触るのさ?
そもそも僕はそんなにあの人に触りたいの?
触りたいわ。めちゃくちゃ触りたいし抱きしめたら絶対あったかい
ていうかあの舌で舐めてほし(オタク特有の早口)
「———————!!!!!!」
「どうした浅羽隊員」
「課長、月城さん、僕ちょっと精神統一して来ますんで後宜しくお願いします」
こんなんでデスクワークなんて無理無理無理!!
なんとかビルの屋上で落ち着きを取り戻した
僕はあの人に性欲を感じる=恋愛感情がある?なんか違わない?
確かにいち情報提供者と接触しすぎだけど
仕事が早くて確実だからありがたく思ってるけど
スイーツ食べながら僕の愚痴聞いてくれる時間が居心地よくてホイホイお誘いに乗っちゃうけど
……手遅れだコレ。好きと断言できるかはともかく完全に特別枠に入ってる
次お誘いが来たらどうすりゃいいんだ
(ヴヴヴヴ…ヴヴヴヴ…)
はーそういう事考えてる時に限ってメッセ来てるし!
『おい カラオケ行くぞ』
密室!!気になる相手と!!!密室!!!!持ってくれ僕の理性!
「俺はハニトー食ってるから好きに歌っていいぞ」
「僕に何曲歌わせる気?お金取りますよ」
「金は出すから存分に歌うといい」
そう言って備え付けのタブレットで食べ物の注文を済ませると僕に押し付けてきた
「この間の『場所による』ってどういう事だったんです?」
「ここが答えだ 他人が見てなきゃオッケー
どうする?」
「…お隣り失礼します」
ソファーの隣に腰掛けた トゲトゲのジャケット脱いだところ初めて見たかもしれない
「オーダー来るまで貴方も歌って下さい」
「歌は得意じゃないんだが…」
なんだよ「チチをもげ!」って
いい声でボインボイン言ってんじゃないよなにこの曲
「声が似てるって言われるんだ」
そりゃ似てるだろうよ(メタ発言)
部屋に届いた切れ目が入った食パンの塊にハチミツと色々盛ったやつをもぐもぐしている彼をじっと見ている
「歌わないのか?」
「あなた見てる方が楽しいです」
トッピングのアイスから先に食べるところ
指に付いたソースを拭かずに舐めちゃうところ
飾りのミントまで食べちゃうところ
全然退屈しない
ああまた口にクリーム付いてる
お許しが出たのだから遠慮なく触ってみる
「ここでは触っていいんですよね?」
「そうだな」
口元に付いたクリームを指で拭うと その指がぱくっと彼の口に——
無 理 ! ! ! ! !
「おい大丈夫か!?」
目の前が暗くなってソファーに倒れた僕を心配してくれるのはありがたいけど
多分◯んちん勃ってるから見ないで欲しい
「…刺激が…強かったです…」
「あんたずっと俺の口見てたからな 舐めるか齧るかした方がいいのかと思って」
その通りだよちくしょう 両方やる奴があるか
「これじゃ続きはおあずけだな?」
「続きって…なんの…?」
「次はちゃんとホテル取ろうな」