ロスカラ主従最初は「オレンジ」って警戒してるルルーシュ。
自分を監視しているようなので、あえて自分に注目を集め、ナナリーと接触を避ける。ルルーシュもナナリーも名前としてはありふれているのでそこからは辿れまい。
ヴィレッタもジェレミアもギアスを使用済みなので厄介。ロイドにギアスを使うのは危険なので、緊急事態に限る。
ヴィレッタは周到に情報収集しているようだが、ジェレミアはルルーシュがボロを出す瞬間を待っているのか、近くに張り付いている事が多い。尚、まさしく壁やドアに張り付いており不審者そのものである。
数学教師としての腕はそこそこで、これはヴィレッタもだがきっちり仕事はこなしている。監視の最中に余計な事に首を突っ込んで監視の目がゆるゆるになっている事がしばしばある。怪我をした生徒を保健室に抱えて運んでやるのはともかく、重い物を持っている女生徒を助けてやるのはルルーシュの監視より重要なことなのだろうか?世話の甲斐あって生徒からの評判はよく、それが更なる厄介ごとを呼び込んでいるようなので、恐らく顛末などは何も考えていない。スパイに向いていないにもほどがある。こんな奴を派遣するとは軍は俺を舐めているのか?と憤るルルーシュだった。
ジェレミアに自ら近付いていって八つ当たりのように「オレンジ」を聞かせると覿面の反応をするので面白い。強硬手段に出られないのであれば警戒するに値しない男だ。
・近くで監視されている故に間近で人助けの数々を目撃しており、悪い人間ではない・お人好しだと把握した。→敵対している間は罪悪感は芽生えない。
・アッシュフォードは帝国からの圧力により素性不明の3名の教員を受け入れた。何らかの内偵に来ている事は把握していて、大方アッシュフォードの内情かルルーシュの素性であろうと、当たりをつけている。ルルーシュの秘密を漏らすつもりはない。
・ジェレミアはナナリーの名と盲目・車椅子という情報に困惑している。またルルーシュ様の容姿にも強い既視感がある。忘れたことはない、かつて死地へと見送ってしまった子供たちのことを。→しかし“死んでいる”事を信じており、あくまで既視感止まりである。
・暴漢から救われるルルーシュ。ジェレミアはゼロの正体を暴くチャンスではあったが、貧弱なルルーシュが襲われる現場を見て見ぬ振りはできなかった。体が勝手に動いてしまったのはあの子供たちと似ているからかもしれない。→ジェレミアが見ている前でギアスを使うリスクは回避された。一応借りができてしまったのだが、「教師として当然」と一蹴、「少しは体を作れ」と説教までされてしまう。腹が立っただけだった。
・別の意味でもルルーシュから目が離せなくなったジェレミア。対するルルーシュも、ジェレミアの視線が無い時に違和感を覚えるようになってしまう
・ジェレミアの経歴をディトハルトに調査させる(すぐ出てくる)→アリエス宮の記載→ジェレミアから当時の状況を聞き出せるかもしれない→しかしギアスは既に使用済みで手立てがない
・ヴィレッタに散漫を咎められるジェレミア→「失礼ながら、その様では気取られ兼ねません。他に関心事がおありでしたら、どうぞ後の事は私にお任せください。元より一人で行うはずの任務でしたから、ジェレミア卿が無理をして続ける必要はありません」「すまないヴィレッタ。私にはどうしても確かめねばならない事がある」ジェレミアの気掛かりはジェレミアにとってこの任務の意味を覆す重大なもので、事によってはヴィレッタと敵対しかねない危うさを孕んでいる。だから言えない。誰にも知られてはならない。ジェレミアは覚悟をせまられる。
・テロリストが学園を襲う!ナナリー救出の手助けをするジェレミア。
・ナナリーの存在に疑問を抱きナナリーに直接問いただそうとする。
「貴方は先日助けてくださった方ですか…?」
「うむ…。一つ尋ねたいことがあって来た」
「何でしょうか?私に答えられる事でしたらよいのですが……」
「アリエス宮を知っていますか?」
「え…?」
「私は昔、そこで護衛として働いていた事があるのです。ある不幸が起こったため極めて短い期間でしたが、その時お守りするはずだった……守れなかった方々の事を私は片時も忘れた事はありません」
応えられず真っ青になるナナリー。
「その方々は亡くなったと聞いておりました。しかしもしも…もしも、生きておいでならば、なんとしても不遇からお救いし、私の持てる全てを賭けてお仕えしたいのです」
ナナリーの表情が変わる。
「私はジェレミア・ゴットバルト。かつてマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア様に仕えし騎士」
ジェレミアは跪く。
「どうか貴女様の御名を、」
・↑「ナナリー!」
ルルーシュの乱入。ナナリーが危険だと思っている。
「貴様、ナナリーから離れろ」
その手にはセラミックの拳銃が握られ既にジェレミアを銃口の先に捉えている。
ジェレミアは自身の身体能力とルルーシュの反射神経を一瞬秤にかけて、身の安全よりもナナリーの安全を優先させた。反論せず腰を低くしたまま後ずさる。掌を開いて無害をアピールする。
「お兄様…?」
ナナリーは状況を探ろうと耳を研ぎ澄ませた。ルルーシュの足音が慎重に一歩を重ねナナリーへ近づいてくる。反対にジェレミアと名乗った男が床を擦りながら離れていく。
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ここまで