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土方歳三資料館
@toshizoofficial
【お知らせ】
今春より、土方歳三の遺髪について質問を沢山いただくようになりました。
土方家は、幕末期より佐藤家の先代までは、近しい親戚家として温かな交流がありました。しかしながらご養女様の代になられてからは、特に交流はなく、今回の遺髪の件もTV番組での放映がされるまで、事前に全く連絡はございませんでした。
また明治時代より現在まで、土方家では一度もそのような事柄は伝えられていなかったため、大変困惑致しました。
幕末期、土葬だった時代は遺体を遠方まで運ぶことが出来ないため、遺髪を運び墓を建てて供養する風習が各地でございました。
当時の両家の深い関係性を鑑みると、もし遺髪が存在したならば、墓に納め供養するのが自然の理かと推察されます。
土方歳三の墓を建て祭祀・供養を行なっている遺族である土方家に対し、故人の遺髪を墓に納め供養することなく、隠し持つなどという心ない所業はなかったものと認識しております。
遺髪というのは、土方歳三本人の遺体の一部であり、生家として墓を守り位牌を供養する私たち土方家にとりましては、他人の主張することだからと、見過ごすことの出来ない事柄です。
DNA鑑定など専門家による学術的見解が明らかにされないまま、話題性ばかりが独り歩きしている現状は、泉下の歳三本人も望んでいないと思います。
土方歳三資料館としては、全く係争したいとは思いませんし、沢山の方々が歳三さんに想いを寄せて下さることはとても有り難いことと思います。
それぞれの歴史への向き合い方があるということも理解しています。
しかし今回は、歳三の御霊を供養する土方家としての見解をお伝えするべきと考え、家族で相談の上、述べさせていただきました。
土方歳三資料館は、
「沢山の方々に土方歳三・新選組に興味を持っていただき、皆で歴史を語り継いでいきたい」
という信念で30年間土方歳三生家跡にて遺品を保存・修復・公開して参りました。
今後も引き続き、皆さまの新選組、歳三さんに向けて下さるお気持ちを大切にしながら、遺品を守り、真摯に新選組の歴史を伝えていきたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
土方歳三資料館
午後3:29 · 2024年6月20日
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『ご養女様の代』
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遺髪については真実を知る由もねえけど
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