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    ななと

    @asMarchhare_AN

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    炎博♂すけべ
    過去ガッツリ関係あったタイプの炎博♂強めゲンカク
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    recommended works

    nbsk_pk

    DOODLE炎さんの怪我の治療のために博が走り回る下らない理由
     簡易宿舎の裏手でのうのうと煙草をふかしている血まみれの姿を見つけたときの私の感想を三十文字以内で答えよ。(配点:十五点)


    「ちゃんと医療班のところに行ってれば、私みたいな素人の簡易手当なんか受けなくて済んだのに」
    「頼んでいない」
     私の天幕に引きずり込んだときには素直に着いてきたくせに、いざ応急手当キットを起動し始めると途端にそっぽを向く。さすがに呆れ果てた私はエンカクの傷口の上にばしゃんと乱暴に消毒液をぶっかけた。だって酷くない? 戦場指揮が一段落して後処理をスタッフにきちんと引き継いでから慌てて駆け込んだ医療班の天幕に、本日一番の大金星を上げた刀術士の姿を見つけられなかったときの焦燥感。もともと彼は自身の体について無頓着なところがあって、通常の健診すらサボろうとするのでしょっちゅうお前が何とかしろと医療部から私が怒られる羽目になっている。言って聞くような男なら私だってこんなに苦労してないんだよ、まったく。私の素人に毛すら生えていない乱暴な手つきの処置に、しかし彼は無感動な眼差しを向けただけで眉ひとつ動かすことはなかった。見てる私のほうが痛いほどの傷はキットの放つほのかなアーツの光に照らされ、端末の表示はぶっちぎりの赤から黄色にまでじわじわと回復していく。効果時間をフルに使い切って停止した装置を下ろしていくつかの項目をチェックしてから、ようやく私は安堵のため息をつくことができたのだった。
    1604

    nbsk_pk

    DOODLEハロウィンにちょっと不安になる炎博の話
    ハッピーハロウィン! たとえばこの人よりもやや低い体温だとか、動作の鈍い手足だとか、何が彼の不安を煽るのかはわからないのだけれど、時おり彼の手のひらが強く私の腕に食い込むことがある。
    「エンカク」
     本人に指摘すれば途端に怒り出すだろうけれど、こういう時の彼の眼差しはひどく不安に揺れている。誰かが手の届かないところにいってしまうことなど日常茶飯事で、私たちもお互い何度も諦めかけた夜を過ごしてきた。そのためか、はたまたそれですらなのか、夜闇に輝く炎色の眼差しは常よりもいっとう輝きを深くし、捕らえられた私もろとも彼自身すら焼き尽くしてしまいそうなほどだった。
     彼の唇は真一文字に引き結ばれ、ほころぶ様子は微塵もない。けれども私は横紙破りの大好きな卑怯卑劣な指揮官であったので、掴まれた腕をそのままにちょっとだけ背伸びをする。薄いくちびるは私よりも体温が低かった。ひょっとしたらただ私が勝手に興奮していただけなのかもしれないけれど、少なくともその一点においては彼のほうが向こう側に一歩近かったので、どちらかといえば慌てなければならないのは私のほうなのだった。
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