shinyaemew @shinyaemew訳あってすけべなのはすべてリス限にしてるが、成人検査しかしてませんのでお気軽にリプやらリス限告知ツイやらでそっと挙手頂ければすっとリスインいたします ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 77
shinyaemew☆quiet followDOODLEねこル突発番外編。いちゃこらしてるだけ。リス限しなくてもいい(かもしれない)ギリギリのラインを攻めるねこ。R18じゃないと思うけど(耳責めしてるだけ)R18にしないと怒られそうなのでR18設定にした。自己責任で読んでね。 ##ねこル Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow shinyaemewDOODLE3年生になったるいつ~かの授業中風景、なんぼでもほしい君に甘いエールを 新調した水色のカーディガンは、五時間目になると特に心地よく感じる。手の甲に少し多めに被せるだけで、全身が柔らかい生地に包まれたような錯覚で微睡そうになり、どんな先生の話もララバイに聞こえてくる。 そうなるのも、昼食をお腹いっぱいに食べた上に、昼寝をしていなかったからだろう。今日も司くんが用意してくれたお弁当には、肉団子に、唐揚げ、たこの形に切られたウインナーがぎゅうぎゅうっと詰まっていた。美味しいそれらと共に並んでいるオレンジっぽい塊や、緑っぽい束を司くんに返しても、十分にお腹が膨れる量だった。 そして時間があればショーのことを語らずにはいられない僕達に通常の昼休み時間が足りるはずがなく、喋りながら彼の手料理をじっくり味わっていたら、弁当箱が空になる頃には、午後の授業を知らせる予鈴も鳴り出すわけだ。 1533 shinyaemewDOODLE虫にびびる司とそれを助ける類の話真夏の夜に大魔王が出た日※ワンダーステージの構造を捏造してます。 なんということだ、我々の大事なワンダーステージに、黒き大魔王が現れたのだ。現れて、そしてまた姿を消した。そんな最悪の状態だ。 事件の現場はワンダーステージの休憩室――の中の更衣室に入るまでの共同スペースだ。普段は四人で打ち合わせをしたり、お菓子を食べながら息抜きするのに使っている。そして毎回使用後にちゃんと片付けと掃除もしている。ゴミも勿論毎日出しているぞ。清潔さはオレが保証する。それでも、現る時は現るのが、黒き大魔王の恐ろしさというものだ。 心当たりがない訳ではない。時間だ。今はもう閉園時間で、外もすっかり暗くなっていた。人間がいなくなった頃に夜の生き物が動き出す。いつもなら四人でフェニックスワンダーランドのゲートまで一緒に向かうのだが、ゲートまですぐそこの所で、オレがスマホをロッカーに忘れてしまったことに気づき、取りに戻ってきたのだ。 4552 shinyaemewDOODLEジョンウェンイメージ図:https://twitter.com/shinyaemew/status/1622279334059970561兄離れなんてできない ひゅ、と腕が冷気に当たった気がして、ほんの少し意識を浮上させ、重い目蓋を開けてみたら、月の光の中で、揺れる藤色が見えた。弟の類だ。きっとまた夜遅くまで本を読んでいたのだろう。 いくら知識を積んで賢くなっても、布団の中へ入ってこようとする仕草だけは、子供の頃となんら変わらない。しかし今や類も百八十センチに大きくなっていて、あと一年もすれば高等学校を卒業する歳だ。もうオレのララバイも、寝る前の絵本も必要ない。 「ん……もう一緒には寝れないと言っただろう……」 一人用のベッドが二人目の体重でギシ、と悲鳴を出すので、冷えてきた右手で類の侵入を止めた。はずだが。 「兄さんの隣じゃないと眠れないんだ」 伸ばした腕とオレの体ごと抱き枕代わりにされて、類は布団に潜り込んできた。まだほんのり、本の匂いがする。逆の体勢を取っていたのはいつまでだっただろうか。中等学校の頃からもう、オレの腕に収まらなかったと記憶している。 512 shinyaemewDONEロゼxねこ王はじめてのえっちをします(セルフネタバレ) 16734 shinyaemewDOODLE恋に浮かれてIQ下がったるいのるいつか暖冬に溶かされて 例えばそれは、よく晴れた冬の日。僕の前の席を借りてうたた寝している君の頬を、この寒い季節の中でも燦燦と輝く太陽が照らす時。 そんな光景を前にするといつも、僕の心は早く、早くと身体を動かそうとする。ダメだ、と毎度のように自分に言い聞かせるも、視線を向けずにはいられない。バレないからと、自分で自分に言い訳をつけながら。 男性とは思えないほど長いまつ毛にかかった、薄ピンクの毛先を慎重に避けてみると、君はぴく、とまぶたを震わせるけれど、無防備な体勢を変えようとする様子はない。 今なら、今ならその凛々しい弧を描く眉毛の上に、この溢れんばかりの気持ちを、少し零しても許されるだろうか。 そんな欲望を見逃さなかった心臓はバクバクと歓喜の悲鳴をあげている。それを聞かれないように覆った手で、鼠色のカーディガンに皺がつく。 2588 shinyaemewDOODLE仄暗い類司色を失くしたワンダーランド その日、ワンダーランドのセカイは色を失った。 空を飛ぶ汽車は地面に倒れ、綿菓子のように甘い匂いをしていた雲はグレーに染まり、高く昇り、雨を降らす。 いつも元気よく跳ね回る猫耳の少女も、太陽のように眩しい金髪を持つ二人も、力強く頼りになるお姉さんのような存在も、微睡んだ顔が魅力的なあの子も、みんなを囲むぬいぐるみ達も、そして、セカイのことを一番よくわかっていそうで、でも何も教えてくれない、ミステリアスな男も。 誰もいない。 夢にも嘘にも幻覚にも見える異様なセカイで、もう動かすのも億劫な両足を引きずり歩く。 一か月前に突如姿を消した、天馬司を探すために。 「それでそれで? 司くんはどうして消えちゃったの~!?」 1336