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    shinyaemew

    @shinyaemew
    訳あってすけべなのはすべてリス限にしてるが、成人検査しかしてませんのでお気軽にリプやらリス限告知ツイやらでそっと挙手頂ければすっとリスインいたします

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    shinyaemew

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    ジョンウェン
    イメージ図:https://twitter.com/shinyaemew/status/1622279334059970561

    ##類司SS

    兄離れなんてできない ひゅ、と腕が冷気に当たった気がして、ほんの少し意識を浮上させ、重い目蓋を開けてみたら、月の光の中で、揺れる藤色が見えた。弟の類だ。きっとまた夜遅くまで本を読んでいたのだろう。

     いくら知識を積んで賢くなっても、布団の中へ入ってこようとする仕草だけは、子供の頃となんら変わらない。しかし今や類も百八十センチに大きくなっていて、あと一年もすれば高等学校を卒業する歳だ。もうオレのララバイも、寝る前の絵本も必要ない。

    「ん……もう一緒には寝れないと言っただろう……」

     一人用のベッドが二人目の体重でギシ、と悲鳴を出すので、冷えてきた右手で類の侵入を止めた。はずだが。

    「兄さんの隣じゃないと眠れないんだ」

     伸ばした腕とオレの体ごと抱き枕代わりにされて、類は布団に潜り込んできた。まだほんのり、本の匂いがする。逆の体勢を取っていたのはいつまでだっただろうか。中等学校の頃からもう、オレの腕に収まらなかったと記憶している。

    「……おやすみ、るい」
    「おやすみ。……――だよ、兄さん」

     最後に何かを言われたような気がしたが、類の体温に包まれて、ぽわぽわする脳が音を言葉へ変換する前に溶けてしまい、わからなくなった。
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