1Kの恋模様# 1Kの恋模様
「くそあちぃ」
　奥多摩の山中、今は廃線となったロープウェイの駅はすっかり廃墟へと様変わりしている。心霊スポットとも噂される廃墟へ二人の男が向かった。二人とも年若い。白いワイシャツと黒に近い濃紺のスラックスの男と黒いスリーピースを着込んだ男だった。真夏の奥多摩は都心と比べれば涼しい。それでもスリーピースを着込んでいれば暑いのは当然だというのに暑いとぼやく男の頭にはジャケットを脱ぐことないらしい。
「香坂」
　黒いスリーピースの男に突然名を呼ばれ香坂は身構えた。その声が不機嫌そのものだったからだ。
「何ですか」
「お前幽霊とか信じるか」
「え、幽霊って…… 志摩さんらしくないですね」
「……そうだな」

[芥敦]醉猫★原作向，未交往，双向箭头
★呼呼喝醉后被锤锤接走，黏黏糊糊的小故事

静谧的夜，天空化作漆黑幕布，星辰点点如碎钻般洒落着作为点缀。疲惫一天的上班族们穿梭在霓虹街道间，逛街或是放肆地喝酒划拳，享受着独属于自己的夜生活。

港黑大楼依旧灯火通明。游击队长办公室内，台灯灯光仅照亮桌面部分，四周空间都陷入伸手不见五指的漆黑里。电脑荧屏光投落在芥川龙之介脸上，手滑动着鼠标查看下属递交的晨会总结ppt。

手机屏幕亮起，随即在桌面有频率地震动起来。男人瞥了眼来电显示，眼神从平静甚至有些不耐烦转变地十分郑重，松开鼠标立刻接通电话。听到对面传来有些刺耳的重金属乐声时，芥川龙之介虽然有些疑惑但还是语气恭敬地问候“太宰先生”

太宰治捂住些听筒，“芥川，现在有时间吗，需要你帮个小忙”