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    choco310ER

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    choco310ER

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    ハイテンションな感じにしたいと思った(けどならなかった)ゴムの日の台葬。えっちではない。残念。

    ゴムの日「ちゃうねん、ちゃう……別に、そういう意味ちゃうっちゅーか」
     そういう意味でなければなんだというのだ。
     恥じ入って腕で顔を隠しながら「ちゃうねん」を繰り返す男のベッドに片足を乗り上げたヴァッシュはチンイラしていた。
     ちんちんがいらいらしている。そう、ちんちんがいらいらしているのだ。早くこの可愛い恋人のふわふわアナルにぶち込みたい。固く閉ざされていた蕾を丁寧に丁寧にほころばせ、今やどこに出しても恥ずかしいぷっくりとした縦割れアナルに成長したウルフウッドのお尻の穴。私が育てました、と宣伝して回りたいほど愛しいそこに欲望の塊を埋めることが許されるのなら何でもできると思った。
    「これってお誘いだと思ったんだけど。……違った?」
     ウルフウッドの買い物袋の底に隠すように追いやられていたパッケージを翠色の指でつまみ上げる。同時に眉を下げて捨てられた仔犬のような顔をしてやれば、ウルフウッドは腕の隙間をますます狭めて唸るばかり。そんなことをしてもスキンの箱は消えやしないのに。
    「も……おま、目ぇ見たらわかるんちゃうんか! 察しろや!」
    「じゃあちゃんと見せて」
     ぐいと腕をどかせてしまうと羞恥で耳まで真っ赤になった顔が現れた。逃がさないように頬を両手で包み込めば、てのひらより熱い肌の温度がじわりと伝わる。それでも往生際の悪い黒い瞳はうろうろと右へ左へとさまよっていた。
    「……ぼくとえっちしたいって顔してる。昨日のじゃ満足できなかった?」
    「ちゃ、ちゃうし……店で二千ダブドル以上買ったら割引きしてくれるて言うから。煙草と飴ちゃんだけやと足りんかったから何か他に買うもんないかて思っただけで」
    「うん、だから昨日最後のゴム使っちゃったから買ってきてくれたんでしょ?」
     ぽかぽかの頬を撫でながら、いつも使ってるメーカー覚えてくれてるの嬉しいな、と微笑んでみせるとぎくりと肩が揺れた。
    「ちゃうし! 今日ゴムの日やからたまたま安売りされとっただけやし!」
     打てば響くタイプのウルフウッドはすぐさまギャンと吠えてみせるけれど、ゴムの日にぼくのことを考えながらこれを買ったんだなあと思うと使わずにずっと取っておきたい気分にさえなる。
     しかしニマニマとパッケージを眺めていると気付いてしまった。これはもしかして本当にずっと取っておけるかもしれない。そのためには真っ赤に熟れた据え膳状態のウルフウッドをなんとか言いくるめなければならないのだが、さてどうしたものか。
     ヴァッシュは近くの店にXLサイズの取り扱いがあることを祈りながらLサイズと書かれた箱を指先でくるくると遊ばせた。
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    recommended works

    Lemon

    DONE🎏お誕生日おめでとうございます。
    現パロ鯉月の小説。全年齢。

    初めて現パロを書きました。
    いとはじイベント参加記念の小説です。
    どうしても12月23日の早いうちにアップしたかった(🎏ちゃんの誕生日を当日に思いっきり祝いたい)のでイベント前ですがアップします。
    お誕生日おめでとう!!!
    あなたの恋人がSEX以外に考えているたくさんのこと。鯉登音之進さんと月島基さんとが恋人としてお付き合いを始めたのは、夏の終わりのことでした。
    一回りほどある年齢の差、鹿児島と新潟という出身地の違い、暮らしている地域も異なり、バイトをせずに親の仕送りで生活を送っている大学生と、配送業のドライバーで生活を立てている社会人の間に、出会う接点など一つもなさそうなものですが、鯉登さんは月島さんをどこかで見初めたらしく、朝一番の飲食店への配送を終え、トラックを戻して営業所から出てきた月島さんに向かって、こう言い放ちました。


    「好きだ、月島。私と付き合ってほしい。」


    初対面の人間に何を言ってるんだ、と、月島さんの口は呆れたように少し開きました。目の前に立つ青年は、すらりと背が高く、浅黒い肌が健康的で、つややかな黒髪が夏の高い空のてっぺんに昇ったお日様からの日差しを受けて輝いています。その豊かな黒髪がさらりと流れる前髪の下にはびっくりするくらいに美しく整った小さな顔があり、ただ立っているだけでーーたとえ排ガスで煤けた営業所の壁や運動靴とカートのタイヤの跡だらけの地面が背景であってもーーまるで美術館に飾られる一枚の絵のような気品に満ちておりました。姿形が美しいのはもちろん、意志の強そうな瞳が人目を惹きつけ、特徴的な眉毛ですら魅力に変えてしまう青年でした。
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