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    choco310ER

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    choco310ER

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    台葬ちゃんで奪っちゃった♡

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    choco310ER

    DONEビリイト1week企画
    お題①: いっぱい食べる君が好き
    お題②: あんた/お前には分からない
    「……あんま見られてると食いづらいんすけど」
     カリュドーンに来たばかりのライトにむすりとした唇でそう言われたことがある。
     火力制圧用高知能戦術素体たるビリーは食事を必要としない。ゆえに人間の食事という行為に興味があった。自分にはない「口腔」という器官がどのように使われ、どのように動くのか興味があったのだ。とはいえ、うら若き乙女たちの食事を不躾に観察するのもよろしくないと理解できるだけの情緒はあった。その点あちこち忙しく飛び回っているビッグダディがどこからか連れ帰ってきたライトはちょうどよい観察対象となったのである。

     ハンバーガーを食べるために大きく開く口、そこから見える歯は動物ほど鋭くもないというのにきちんと食べ物を噛みちぎることができるのが不思議だ。口内にたっぷりと含んだものを咀嚼するためにもぐもぐ動く頬の膨らみは可愛らしいし、ハンバーガーに残された歯型などいっそ愛しくすらある。嚥下するときのわかりやすい喉の動きも、そのあと体内をどう巡っていくのかを想像するのも楽しい。唇についたソースをぺろりと舐め取る動作はビリーのお気に入りだった。
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    choco310ER

    DONEビリイトワンウィーク企画
    イケナイコトをしよう
    イケナイコトのはずがない「パ・イ・セン♡ イケナイコトしません?」
     ビリーが娘たちの手入れを終わらせたタイミングで背中に体温の高い体が張り付いてきた。遠慮なく体重をかけてくる、こちらが倒れることなどないとわかりきった甘え方。
     ライトからの誘い文句はいつもこうだ。愛娘の次は自分を構えとばかりにわざと色を乗せた吐息混じりの囁きを吹き込んでくる。これにはビリーのコアもギュルギュルと空回りしそうなほどに跳ね上がる。生意気な後輩と可愛い恋人を兼ねるライトのその誘い方に不満があるわけではもちろんない。ないのだが。
    「前から思ってたんだけどよお、お前にとって俺とすんのはイケナイコトなわけ?」
     後ろからビリーの肩に顔を埋めているライトの髪をわしゃわしゃとかき混ぜた。風呂上がりでまだ少し水気を含んでいる。顔を上げたライトと視線が交わり、どちらからともなくキス──といっても人間でいうところの口がある部分を優しく押し付けるだけなのだが──をしそうになってはっとする。ライトの唇に人差し指を押し当てて止めると、むぅ、と下唇が突き出された。したいのは山々だがまだダメだ。
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    recommended works

    secret_xxxxx9

    MAIKINGロン毛不良の三っちゃんが猫を拾う話。
    まだまだやさぐれてる初期の三が、猫の流花を拾うファンタジー(ノリオを添えて)
    まだまだ流花要素がないし、続いてしまっている…
    不良が雨の日に猫を拾うっていうシーンを三でやりたかっただけ。
    みっちゃんと猫。「あれ?みっちゃん?」

    自分の少し後ろを歩いていたはずの三井寿の姿が消えたことにふと気付いて、堀田徳男は辺りを見回す。

    持っていた傘がどうしても視界を狭めるから、身体の向きを変えて大きく首を動かすも、その姿は見つけられない。

    おかしいな、今までしゃべっていたはずなのに。

    今日は一日中雨だった。
    いや、今日も、と言った方が正しいかもしれない。それくらい何日も天気はぐずついていて、雨が降ったりやんだりを繰り返していた。
    学校をサボってファミレスやコンビニ前にたむろしてみたり、仲間内で誰かの家に集まって酒や煙草をやるなんてことは日常茶飯事だから、ここ数日の雨でも三井や堀田がやることなんてそう変わらなかった。

    今日も雨が降っていたが、学校にいても退屈なためコンビニまで足を延ばした二人は、もう昼休みも終わり授業が始まる時間だと分かっていながらも急ぐことなくだらだらと校門までの道を歩いていた。
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