年の差(青年期)年の差の数年後
「──という、やり取りしていた♪」ベベンッ
「…そんなことあったな」グビッ
酒を呑む犬王。隣は遊女の着物を着て琵琶を弾く友有。が、手を止める。
「犬王は呪いが解くたびに見た目のせいか犬王の方が年上だと思われているようだ」(雰囲気で感じていた)
「そりゃ…」
「納得いかない!!」ベーーーン
「おまっ、弦が切れるぞ!」
「俺が年上のに…!」
「だったら遊女の着物やめたら?俺にはイカしているが…」
「そういう問題じゃない!!」
「おいおい、だんだん感情が過激になってないか?いや、それもいいが…」
「犬王は可愛いのに」
「は」(宇宙の猫)
「何故だ…!犬王は可愛いのに!いや、俺だけ知っていればいい!」
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