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    あるちゅうぼっくす

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    POIPOI 15

    あるちゅうぼっくす

    TRAININGましゅまろのきみから
    「夜」という言葉を使わずに「夜」を連想させる一文を3つ以上思い浮かべてね。

    一文ではないが。 4/4
    1個目 🦈🦐

    深海のような暗い部屋、部屋の隅っこには間接照明がありぼんやりとした灯りが周りのベッドやサイドテーブルを照らしている。目を閉じて眠ってしまったら、次に起きた時私はここで目を覚ます事が出来るのだろうか。
    どうしようもない不安と恐怖に、今日も涙が溢れる。
    隣で眠る大好きな人よ、どうか叶うのならばわたしの隣にずっといて。
    眠りから覚めた私に「おはよう」とその温かい笑顔と優しさで私を包み込んで。


    2個目🐬🌸

    パチッ……パチッ……。
    火の粉が跳ねる音、ゆらゆらと揺れる炎。周りはとても暗いから、目の前にある焚き火が眩しく感じる。
    フー、フー、とお箸で掴んだ麺に息を吹きかけて冷まし、今度はズズズッ……ちゅるんっ……と勢いよく啜って麺に絡んだスープをちょっぴり飛ばして食べる彼。他の人よりちょっぴり燃費の悪い彼が、山の上で縮こまってカップラーメンを啜っている。可愛いなあ、なんて手に持っているスープで手を温めながら、じっと彼を見つめる。
    「ふふ、美味しいですね」
    視線に気づいた彼は、一度箸を止めて普段見せない笑顔でそう言った。

    3個目 🦈🦐
    揺れるカーテンの隙間から差し込 950

    あるちゅうぼっくす

    DOODLE🦈🦐

    お題「あぶくの両脚では、上手に踊れない」
    これは まさしく 一文
    おとぎ話やテレビでしか見た事のない、煌びやかな大広間。普段はあまり使われていないと聞いたがそんな風には見えないくらい綺麗で、とても眩しい。
    ワイングラスに注がれシャンメリーを一口味わいながら、ぼんやりと部屋の中央を見つめる。その先には黒のタキシードに身を包んだアズール先輩がとても美人な女性と楽しそうに話している。

    「……ガッツリスリット」

    話している女性のドレスは、身体のラインがはっきりと分かるマーメイドドレスを身にまとっていた。スカートには片脚がガッツリ見えるスリットが入っている。遠目でも分かるスタイルの良さに、主張の激しい胸。ちらりと自分の胸を確認するがそんなものは持ち合わせていない。全くもって真っ平ら。

    「うーん残念」

    改めて比べると何だか虚しくなってきた。別に見せびらかすというか、そういう為に来たわけじゃないけれど何だか悔しいというか虚しい。

    「何が残念なんですか?」
    「はぇ、ジェイド先輩」

    急な声に驚きながらも声がした方向に顔を向ける。この人いつ来たんだろうか。

    「アズール先輩と話してる人、綺麗だなあって思いまして」
    「あぁ、なるほど……僕はユウさんの方が綺麗だ 4827

    あるちゅうぼっくす

    DOODLE🐉🌸

    続きは食べましたありません
    セコムスタイル🐉🌸


    「人の子よ、これをやろう」

    ツノ太郎と仲良くなってよく会うようになってから数ヶ月、突然手渡されたソレはブレスレットだった。とてもシンプルなチェーンに大きめのミントガーネットと言う宝石が付けられている。とても爽やかな宝石の色はツノ太郎の瞳の色を連想させる。綺麗だな、と思ったけどそれよりこんなに綺麗で大きな宝石がついているって言う事はもしかして…。

    「つ、つのたろ…これ…高いやつ…?」
    「気にするな」

    あっこれ高いやつだ。さすがに高いものは受け取れないと思いツノ太郎にブレスレットを返そうと手首についたブレスレットに手をかけると、それに気づいたのかユウの方を少し睨みつけるように目を向けられてしまった。

    「つのたろ」
    「僕からの贈り物は受け取れないと言うのか?」
    「いやあの、そういう訳じゃないんだけど」

    焦って否定する。そういう訳じゃなけれど、高いものは受け取れないというか受け取らない方がいいんじゃないかと思って皆から何か欲しいものを聞かれたりプレゼントされたりする時は必ずツナ缶とか、日常で使う消耗品を要求する。この世界からいずれ消えてしまうかもしれないと 2462