モブ子ちゃんとオシブチくんと煙草※梧鴛未満同期入社のオシブチくんは謎が多い。黙々と仕事をこなすけど会話は必要最低限だし、誰に誘われようと定時で帰るし、誰にでも愛想笑いして安請け合いする私とは大違いだ。
そんなオシブチくんが気になるモブ子ちゃん。ある日オシブチくんが喫煙所に入っていくのを見かける。
話すチャンスが欲しくて、モブ子ちゃんは彼と同じ銘柄のタバコを吸い始めた。
タイミングを見計らい、喫煙所に偶然居合わせた体で少しずつオシブチくんとの距離を縮めていくモブ子ちゃん。初めは素っ気なかったけれど相槌を打ってくれるくらいにはなった。
冬のある日、モブ子ちゃんは意を決してクリスマスデートに誘うが、
「予定がある」と大きなため息と共に断られてしまう。
12月26日。クリスマスはどうだった?と聞いたモブ子ちゃんに「悪くなかった」と話すオシブチくん。
「その人たばこが嫌いなんだ。
嫌いなものを好んで吸えばその内他所へ行くと思ったのに。…本当にしつこい。でもいよいよそれが悪くなくなってきた。俺の負けだ」
(梧塔先輩のアプローチに負けたオシブチくん。抵抗するのを諦めた。)(口調がわかんねぇ本当に申し訳ない)(そんなニュアンスのこと言ってる)
初めて見るオシブチくんの薄い笑顔。
最後の一本らしいそれをくしゃっと潰して仕事に戻った彼。
この狭い部屋には今朝買ったばかりのタバコとモブ子ちゃんだけが残された。
みたいな話………細かいとこまた後日考えます多分…