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    ariabeta0024

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    DOODLE私の妄想の中のじぇるどとアルダーの話です。ジェルドが軍人として、純粋な気持ちを全面的に持っていた頃のお話です。ジェルドとアルダーは私兵時代に出会った。アルダーは貴族的地位は下っ端であった。家柄が物を言う帝国社会に生きる彼は、昇進など無謀な事は考えておらず、雇い主や上官の機嫌に背かぬ様、無難に生きていければいいか…などと考えていた。

    だが、ジェルドという男に出会い、アルダーの人生観は大きく変化する。ジェルドもアルダー同様に貴族的地位は低かった。だがアルダーのように"無難に生きよう"などとは微塵も考えておらず、周りの私兵達とは比べ物にならない程の戦果を貪欲に上げていた。これには上の貴族達も黙って見過ごす事は出来ず、ジェルドを昇進させざるを得なかった。

    アルダーにとって、ジェルドの存在は恐怖そのものであった。階級が物を言う社会で実力のみで昇進しようなどという思考が、まず狂気的だ。それに加え、眼の色を変えて戦果を上げる彼の姿は、人ならざるおぞましい雰囲気を感じさせた。だが恐怖と同時に、恐怖とは異なる別の感情がアルダーの中で芽生え始めていた。

    ジェルドとアルダーは私兵からベグニオン帝国軍人とと成った。ジェルドは実力が買われたのか、将軍としての地位を手に入れたと同時に、自らが率いる隊を持つ権利を得た 1461

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    MOURNING死に損なったジェルド×ミカヤのお話。相変わらず妄想強めです。デインの解放を遂げたデイン軍は大いに盛り上がっていた。
    デイン解放の宣言、ミカヤが爵位を受ける為の式典などの祝い事が盛沢山…といった所だが、肝心の祝い事を行う場であるデイン城は駐屯軍の兵士達の亡骸が無転がり荒れ果てたままである。

    まずは彼らを弔い葬るべく、軍内では着々と準備が進められていた。
    慈悲や情というものは、戦闘中では高揚感や緊張感などの影響もあって薄れがちだ。
    しかし戦いが終わり亡骸となった彼らの姿を改めて見ていると、酷く痛々しい傷跡が残っており、薄く開いたままの目はどんよりとして、現世ではない何処か見知らぬ遠くの世界を見つめているようだ。
    こうした姿を目の当たりにすると死というものを痛感し、憎き敵であったにも関わらず心が痛むものだ。
    戦慣れした兵士らであろうともどこかもどかしく、なかなか慣れるものではない。

    確認するまでもなく全ての敵兵は亡骸となっている筈だが、慈悲深き乙女である暁の巫女・ミカヤは、それでも懸命に彼らの息を確認した。
    普通なら敵兵を弔う事もしないのだが、これも慈悲深き乙女の発案なのだろう。
    駐屯軍に散々悲惨な目に合わされてきたデイン兵達だが、我々の希望であ 2074

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    MEMO私兵時代のジェルドとヌミダの妄想。強めの妄想です。
    変な所で終わります。
    10年ほど前、ヌミダ邸に大勢の強靭な山賊が乗り込んできた日があった。
    不幸にもその時の警備は手薄で、警備中の数人の兵達の実力はお粗末な者ばかりだ。ヌミダが邸宅から逃げ出す程度の多少の時間稼ぎ程度しか戦えず、兵達のほぼ全員が敢え無く散った。

    ところが呆れたことに、兵達が身を挺して逃げる時間を与えたにも関わらず、ヌミダ自身は外へ逃げもしないで自室に隠れて鍵をかけ、しゃがみ込み頭を抱え震えていた。
    足がすくんで動けないのだ。彼は典型的な元老院議員。腐りきった思考を持つ臆病者だ。

    その時、自室のドアを乱暴に突き破る音がした。ついに追手が現れたかと思ったヌミダは、出せる限りの大声で叫んだ。
    「ぶ、無礼者山賊風情が私の屋敷に立ち入るなど許さぬ!去れ、汚らわしき者め」
    返り血なのか、鎧を真っ赤に染めた男は無言でヌミダに近づいてくる。
    臆病者でなくとも、誰しもが恐れ慄くと言っても過言ではないほどの迫力だった。

    男はゆっくりと、真っ赤に染まった手をヌミダへ差し出した。
    「来るな…来るなっ…!!」
    ヌミダは恐怖のあまり涙も鼻水も止まらず、ぐちゃぐちゃになったその顔は、もはや有力貴族の面影は微 920