kudouhikaru☆quiet followDONEヒスイ地方百合。本文中の「あの子」はショウ。お題は140字で書くお題ったーさんからお借りしました。https://shindanmaker.com/375517 #ポケモンアルセウス pokemonArceus #pkmn百合 #ユラショウ 長く一緒にいた影響 コトブキムラの牧場にいるポケモンは、すべてあの子が捕まえて来たポケモンらしい。 ポケモンの数は日に日に増えていく。中には妖しく目を光らせた大きなポケモンーー人間の話だと、オヤブンと呼ばれるらしいーーもいる。 コトブキムラは静かでとてものどかだ。私もここで暮らせないかな? 「ユラちゃーーん!!」 息を切らしたあの子が今日も駆けて来る。名前を呼ばれた私は、笑顔で手を振って応じた。 今日もあの子の土産話が楽しみだ。 (了)Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow kudouhikaruPAST140文字で書くお題ったーhttps://shindanmaker.com/375517さんからお題をお借りしました。君の気配 黒薔薇の飾り枠が刺繍された深い緋色のハンカチ。思えばかつて、これと似たような物をサカキが持っていた。シルバーが自分で選び取った物なのに、気付けば父が選びそうな小物ばかりが集まっていく。どこかで、父の気配を感じていたいのか。 シルバーはため息を吐いて、ハンカチをポケットに押し込んだ。 (了) 149 kudouhikaruDONE140文字SSのお題ったーhttps://shindanmaker.com/587150さんからお題をお借りしました。フシギダネがパートナーの世界線のレッドさんなレサカです。冒頭の短歌も書いたので実質2話書いた。どこにもいかないで吾の元へ 帰りますよう 祈りつつ おまじないにと 蛙を託す 詠み人知らず くい、と呼び止めるように上衣の裾を背後から引っ張られた。サカキの気を引こうと幼い頃、シルバーもそうしていたなと思い出し、振り返るとそこにはレッドが居た。 「ん」 メッソン柄のマスキングテープが、斜めに貼られた包み紙を、彼はサカキの胸元に突き出した。ぐいぐいと押し付けてくる様子から察するに、サカキに渡す物らしい。相変わらず、肝心な時には言葉数の少ない男だと、サカキはそれを受け取った。サカキが受け取ったので、レッドの顔つきがようやく柔らぐ。 「何なんだ、これは」 マスキングテープをゆっくりと剥がしながら、サカキは彼に訊いた。包み紙を筒状にして中身を確かめると、ポリゴンフォン用の根付けらしい。蓮の葉にメッソンがちょこんと腰掛けているチャームがあしらわれていた。 1282 kudouhikaruDONE夢でこんな小説を読んでいたのでともかく写経したかった。サカキ様とコジロウのvsモブステゴロ。流血注意。誤字修正。星を見ていた 路地裏に、荒い息遣いが響いている。サカキとコジロウの二人は、それぞれ膝立ちでアスファルトに座り込んでいた。預け合っている互いの背が激しく上下するのを肌で感じる。 足元には、ポケモンバトルではなく凶器や肉弾戦で、サカキに奇襲をかけた男達が転がっている。数の多さに、無傷の勝利という訳にはいかず、共に返り血で血濡れていた。 頭部から頬に伝い落ちる血を拳でぐいと拭いながら、サカキが言った。 「スマンな。ロケット団の首領ともあろうものが、不甲斐ない」 「い、いえ」 とは言うものの、コジロウとてそれなりに貢献したつもりだが、拳や足技で男達のほとんどを沈めたのはサカキだ。 「帰って、傷の手当てをしよう。行くぞ」 二人で地を踏み締め立ち上がる。サカキに肩を貸しながら、オレだって頑張ったけど、ぼろぼろのサカキ様を見たら、マトリやムサシ、ニャースに怒られるんだろうなあと想像しながら、コジロウは天を仰いだ。 412 kudouhikaruDOODLE2024年は毎月SSを書くが目標なので140字SSお題ったーさんhttps://shindanmaker.com/670615からお題をお借りしました。スペシャルメニュー「アオイさん……」 特別講師として喚んだアオキが、おどろ線を背負った暗い様子でアオイを呼び止めた。思い詰めたその調子に、彼女は思わず後退る。 「どう、したんです?」 「実は、折り入ってお願いが……」 シアノからの要請とはいえ、特別講師を頼んだのはこちらなのだ。どうぞ、という意味を込めて、アオイは両手を差し出した。 果たして、アオキはチラシを一枚、差し出した。見れば、縮尺を誤ったとしか思えないすり鉢に、大盛りのきりみフライカツ丼の写真が掲載されている。嫌な予感に、アオイの片眉がひくついた。 「この、カップル限定大盛りカツ丼、に挑戦したいのですが、生憎こちらでは誘える女性の知り合いがいなくて……」 「それ、カップル限定にする意味あります」 404 kudouhikaruDOODLE第44話くんのスキアヘッドさんが癖中の癖だった。悲恋歌姫君を守るナイトがキュアウィング(彼)ならば心さえ守れなかった私は何だ スキアヘッド 涙の上に築かれた城 我が国の城もじゃないか悲しみの城 カイゼリンアンダーグ 111 kudouhikaruDONE今日回が良過ぎた結果の紋まし。お題はあなたに贈る花言葉https://shindanmaker.com/1153920さんからお借りしました。静かな愛 着々と、冬の足音が近付いている。それだというのに、キュアプリズムは今日もこの公園に絵を描きに足繁く通っている。 ……紋田=バッタモンダーと知って尚、オレのバイト先であるキッチンカーが出店するこの公園に、彼女が顔を出す理由は何だろうか。きっと絵を描くに適した場所なんて、この公園以外にもソラシド市になら山とあるだろうにだ。 っくしゅん、と小さくくしゃみの音がした。ああもう、言わんこっちゃない。絵筆をベンチに置いて、両掌に息を吐く彼女に、オレは無言で店のマグカップを差し出した。不意に現れたカップに、彼女は驚いて顔を上げる。 「店の新作のカモミールティー。休憩がてら、試飲頼んで来いって店長が」 キュアプリズムがキッチンカーの方を見る。視線に気付いた店長が、こちらに向かってひらひらと手を振った。 474 related works kudouhikaruDONEヒスイ地方百合。本文中の「あの子」はショウ。お題は140字で書くお題ったーさんからお借りしました。https://shindanmaker.com/375517長く一緒にいた影響 コトブキムラの牧場にいるポケモンは、すべてあの子が捕まえて来たポケモンらしい。 ポケモンの数は日に日に増えていく。中には妖しく目を光らせた大きなポケモンーー人間の話だと、オヤブンと呼ばれるらしいーーもいる。 コトブキムラは静かでとてものどかだ。私もここで暮らせないかな? 「ユラちゃーーん!!」 息を切らしたあの子が今日も駆けて来る。名前を呼ばれた私は、笑顔で手を振って応じた。 今日もあの子の土産話が楽しみだ。 (了) 220