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    risya0705

    @risya0705

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    risya0705

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    やっていいよ!と言われた気がしたので調子に乗ってやってしまったカップリングなりきり100の質問、でかちん軸ver.柏真
    ※今回は設定書きでなくもろに「古のなりきり」風なので……痛いのなんでも許せる方向け、メチャ身内向けです

    ##で軸

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    risya0705

    DONEポン中軸柏真 #6 (#5の続きがまだ……)ラスト
    #6 サイケ・ブルードアを閉めて、助手席に座る男を見遣る。左ハンドルの車だと、こちらからは真島の表情が眼帯で隠れてしまうのがもどかしい。大人しく座って窓に凭れる男の肩上からシートベルトを引っ張り、きちんと装着させてやる。その動きのまま、真島の顔をじっと見つめた。

    頬は痩せこけて肌色は蒼白、健在な右目も酷い隈で落窪んで見える。目尻の皺が増えた。もうずっと何年もかけて見つめ続けてきた、愛おしい狂人が静かに眠っている。

    ドアをロックしてエンジンをかける。車がゆっくりと動き出すのに、んん、と真島が吐息を漏らした。

    「起きたか。気分はどうだ」
    「……どこ、いくん?」
    「どこに行きたい?」
    「…………」

    駐車場を出て、自然と導かれるように神室町への経路を辿っている。それきりまた黙ってしまった真島をちらと伺いながら、踏切に引っかかったタイミングで煙草に火をつけた。カンカンカン、と警報音が聞こえるのになぜか不安な気持ちになる。真島が嗤いながら飛び出して行ってしまうようなビジョンが浮かんだ。そんな杞憂を鼻で笑うかのように、真島は隣で静かに目を瞑ってぐったりとしている。始発電車が通過していくのを横目に真島の口元に吸いさしを宛てがうと、条件反射のように薄く口を開いてそれを受け取った。遮断機が上がる。冬の夜明けはまだ遠い。
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    zeppei27

    DONEハサアオ最終話です。ハッサクにじわじわと『普通』を侵食されたアオキが、ちょっとしたお節介から後に戻れなくなるお話。ハッサクの暴走回だよ!アオキがハッサクに意地悪だったり強気になったりするのも良いですね……。

    前話 #3
    >https://poipiku.com/271957/8193864.html

    最後まで読んでくださりありがとうございました!絵文字もいつもありがとうございます……!
    正しさの証明 #4 湖に小石が投げ込まれ、水面に波紋を広げる。小石が岩となり雨霰と降り注ごうとも、しばらくすれば湖は元通りの静けさを取り戻し、何事もなかったかのように全て忘れ去っていくだろう。日常とは一見左右されがちな脆弱な存在だが、長い目で見れば何よりも力強い。いずれ全ては回帰してゆくのだし、多少変化があろうともそれすら全て飲み込んでしまうものだ。アオキの『普通』の日常もまた然りである。

     ハッサクにより引っ掻き回され、機を窺って掻き乱し返す他愛もないやりとりは、数え切れないほど繰り返してもはやアオキの日常の一部と化していた。大変申し訳ない話だが、彼が長々と時間を割く説教の大半は効力を発揮していない。髪型やらシャツやらネクタイやら、その他いくらかは一理あるのといじられることに耐えかねて変えた(改善とは呼びたくない)ものの、アオキの本質はハッサクと初めて出会った時のままだ。
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