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    saltabcd

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    saltabcd

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    双眸背景

    【時系列】
    ・8:00〜
    集合・設営。
    ・10:00〜
    フェスタ開始。東ひとりで店番。
    ・12:00〜
    店番交代。東と寿は着ぐるみを着て準備する。
    笠寺が出店を訪れる。
    ・12:30〜
    東と寿がステージでマスコット撮影会を行う。
    ・13:30頃
    更衣テントに戻る直前の東が、タンクを入れ替えている島田を見つける。
    ・14:00〜
    笠寺が殺害される。
    東は挨拶回り中、笠寺からの着信を受けて笠寺を探し始める。
    ・14:30〜
    東が笠寺の遺体発見。
    島田は寿を探す。
    ・15:00〜
    東、スミに電話。寿を探し回り始める。
    ・15:30〜
    島田は一旦寿を探すことを諦め、東を探す。これを聞くために出店を訪れる。
    東は寿を探し続ける。
    ・16:30
    テントのパイプが外れる。
    東が出店に戻ってすぐ離脱、再度寿を探しに行く。
    ・17:30頃
    寿がPCらと合流。
    ・18:00
    pcらが東の捜索開始。
    島田が東を見つけ、林に誘い込む。
    ・18:30〜
    東と島田発見。
    ・19:00〜
    フィナーレ


    【村名の由来】
    元々目童村は「木道村」という名前だった。川がところどころで分かれており、地面もぬかるみやすいため、村のいたるところに木道を作っていたのが由来。目童村になった由来は老人が言っていたものが正しい。
    現在はその木道が自然観光にぴったりのコースだとネットを中心に話題となっており、村人は純粋にそれを喜んでいる。

    【人食い鬼の存在】
    目童村の人々を脅かしていたのはグール(食屍鬼)。ただしそれは昔の話である。村人の減少と警戒心増強により、とうに別の地へ住処を変えている。実際、「目童村」になってからグールが村に入ってきたことは一度もなかった。
    グールは目玉を嫌っていたわけではない。昔、あるグールが新しく掘られた墓での「食事中」に見つかりそうになった。慌てて食事を置いて逃げたが、顔しか手をつけていない状態だったため、そこから目を中心とした噂話が広まった。

    【現在の目童村】
    村は既にグールの脅威から解放されていたにも関わらず、子どもは犠牲になり続けていた。グールの仕業ではない。人間の……グールの存在を信じ続ける村長一族の仕業である。グールがいなくなった頃に試していた「おまじない」の一つが、たまたま子どもの目を祀ることだっただけに過ぎない。それに効果があると信じ込んだ村長一族が、村の子どもの目玉を代々奪い続けてきた。これが目童村の因習である。
    この真実を知る者は村に一定数存在しているが、村長に逆らえば家族ぐるみで職を追われる可能性が高かったため、口にしたがらないことが多い。

    【村長】
    名前は河井公江。42歳。7歳のひとり息子がいる。シナリオ内ではあまり言及されていないが、二人とも色盲である。
    グールがまだ村にいると信じ込んでおり、祠に子どもの目を祀り、村を守ろうとする……というのは大義名分で、守っているのは己の勝手な妄信のみである。
    息子には大人になるまでグールと「おまじない」のことを教えないつもりであったが、息子は島田の子供に会ったことで、目のない子の存在を知る。それについて聞かれた時は、迷わずグールのせいにした。
    少子化による村の存続や生贄候補の減少を危ぶんでおり、村の評判が落ちることをなによりも嫌う。グールの噂はおろか、子どもフェスタで食中毒が発生しようと、殺人事件が起ころうと、あらゆる所に圧を掛けて隠蔽しようとした。
    その一方で金に汚い面があり、病院や学校などの施設費を自らの懐に忍ばせている。村の施設が発達していないのはそのためである。
    夫は村の役所で勤務しているが、妻に逆らうことができず、これらの悪事を知りながらも見ないふりをしていた。

    【島田類】
    35歳の一見落ち着いた青年。村の役所で働く。
    自身の色盲に気付いたのは中学生の頃であったため、彼自身が生贄になることはなかった。
    5年前、子ども二人の眼球を村長に奪われた。島田の子供たちも島田の遺伝で色盲となっていた。「健常な目ではないため、残しておく優先度は低いだろう」という村長の勝手な意向により、生贄に選ばれたのである。目を奪われた彼らの子どもたちは、2~33年前に「危ないから家から出るな」という言い付けを破り、外に出る。周りの子供たちと会って遊んだが、誰も彼らを家に送り届けることなく、帰ろうとして川に転落、二人とも溺死。それを苦に妻は自殺した。
    村長とその息子が色盲であることを知っていることも手伝って、島田は激しい恨みを抱く。その結果、村の子どもも外部から来た子ども達も苦しめ、あわよくば失明させてやろうとし、レモネードにメタノールを盛った。その際「大人の味を教えてあげる、大人には内緒だよ」と言い添えていた。(※メタノールは別名メチルアルコール、飲むと失明することがあるため「目散るアルコール」とも呼ばれている。)
    村長が村の面子を保つことに必死だと知っており、村外の客を呼んでいる以上食中毒騒ぎは表沙汰にしないと予想。その予想は当たっており、村長はなんとか隠蔽しようと駆け回っていた。その行いが、自分の子供の命が脅かされることに繋がっているとも知らずに。
    最終的には、ステージで花火を見上げている子どもたちに漂白剤(ほぼ原液)とガソリンのシャワーを浴びせる計画が進められていた。花火を打ち上げ、上を見ている子どもに液体をかける算段。漂白剤を使ったのは、目に入ると失明の可能性があり、自分の子と同じように子どもたちから光を奪うため、また「食中毒が発生したと聞いたので、念のため塩素系の薬剤で消毒した」とその存在やガソリンの匂いを誤魔化すため。
    あくまで漂白剤はおまけのようなもの。スプリンクラーで目に入る量などたかが知れている。失明するやつがいればラッキー、という程度である。本命はガソリン。ガソリンを被った真上で花火を打ち上げ、火の粉が少しでもかかれば────どうなるかは、言うまでもない。
    大きな病院がないことから、目も火傷も手遅れになる子がたくさん出るだろうと踏んでいた。手遅れになれば、大きな病院を作らなかった村長に責任が行くことも視野に入れている。
    この混乱に乗じて、『火消し』に必死な母親に放置されているであろう公太だけでも、自らの手で殺してやろうと考えていた。スプリンクラーは自動で作動するようにしていたため、広場に駆け戻った時は公太を真っ先に探していた。探索者がスプリンクラーを止めていた場合はその混乱が起きず、公太を林に連れ込むところを他の村人に見つかり、捕らえられることとなった。


    【島田の誤算】
    ステージ裏で水のポリタンクを漂白剤とガソリンにすり替えたところを、藤色のクマに扮した東に見られていた。
    本来ならばすぐ口止め(始末)に入るところであるが、その場で始末しようにも、周りに人が多く、始末のしようがなかった。また、着ぐるみはピンク・グレー・薄紫のクマ。島田は色盲だったため、どの色に誰が入っているかは知っていても、誰に見られたのかわからなかった。その結果順番に始末していくしかなくなり、周りの人々に着ぐるみ担当の者がどこにいるか聞き出そうとしていた。

    【笠寺勇作】
    35歳の気さくな青年。独身。村で米農家として働く。東の大学時代の後輩。フェスタ開催にあたって、数年前に東に声を掛けたのも彼である。
    トラブルメーカーで、誤解を招くような言動をとりがち。消毒液は島田が配ると名乗り出たのに、お節介を焼いて射的の屋台まで向かったり(結果相談に行くのがダブった)。テントのボルトを締めたつもりが、逆に緩めていたり。昼間から飲みまくり、つんと酒の匂いを漂わせていたり。「全部奪い返してやる」と低く言ったり(昨年のフェスタ後の打ち上げで麻雀をし、ボロ勝ちした東に全員分の飲み代を払わされたため。ドスきかせたのは冗談のつもり)。完全ブラフ要員である。一応食中毒は出していなかった模様。
    島田とは幼い頃から付き合いのある親友で、気の置けない仲。島田が色盲であることや、彼が家族を亡くした理由も知っている。
    子どもフェスタで島田が何やら企んでいることは薄々悟っていたが、確信が持てないまま当日を迎えることとなった。
    着ぐるみショーの後島田に林まで呼び出されてみると、背後から頭を殴られ、思い出話とともに自身の企みを聞かされる。 

    【笠寺の末路】
    島田が企みを手負いの笠寺に話した際、笠寺は強く説得。しかし島田は思い直すどころか「親友のこいつでも俺の気持ちはわかってくれないのか」と失望。「殺してでも止める」と奮起して立ち上がる笠寺を、勢いのまま石で殴り続けた。信じていた親友にまで見放されたと感じ、怒りと悲しみから何度も何度も何度も殴り付ける。笠寺は朦朧としながら東に電話をしようとするも、言葉を発する前に事切れてしまった。笠寺が死んだことを確認すると、島田は目に執着していたため、またグールの仕業に仕立て上げるため目玉を抉り取る。深い怨恨には、数十年築き上げた友情も太刀打ちできなかったようだ。

    【シナリオ内での東】
    島田とは笠寺を通じて知り合い、打ち合わせのために何度か顔を合わせている。友達というほどではないが、久々にフェスタに参加するという島田を、数年連続で出ている東と笠寺がサポートする形になっていた。島田が「お世話になっている」と称したのはこのため。
    東は更衣テントに戻る直前、タンクを入れ替えて立ち去ろうとする島田(お面にパーカーのフードを被っている)を見つける。島田は慌てて立ち去ろうとしたため、タンクとポンプの接続が甘かった。それを見た東は、「すぐ使うかもしれないし」とタンクの中身も知らないままにポンプのねじを締め直していた。そこですぐ背後に立った島田に気付き、「着ぐるみがスプリンクラー点検してたら確かにおかしいよね」と慌てて更衣室に戻る。これを見た島田に「タンクを入れ替えたことも、タンクの中身もバレた」と勘違いされた。これが着ぐるみチェイスの発端である。
    更衣室には先に戻っていた寿と、次のプログラムである「着ぐるみと踊ろう」に出る準備をしていた笠寺がいた。3人とも着ぐるみを着ていたため、島田が更衣室を覗き見ても、全ての着ぐるみがほぼ同じ色に見え、3人のうち誰に見られたのか分からなかった。
    その直後に寿と別れ、しばらく挨拶回りをしていた東は、笠寺からの着信に気が付く。水の音と微かに聞こえる呻き声に、川で何かあったのかもとすぐ駆け付けようとする。が、笠寺を発見した頃には、頭部が抉れるほど殴り付けられ、目玉も命も失っていた。
    寿に連絡する前に、駐在の元に駆け込んでいた。
    その頃島田から着信があったが、当然ながら(幸いにも)東は気付くことができなかった。
    駐在に通報を終えた東は、寿と連絡が取れないことに気づくと、関係者に寿の行方を聞く。「さっきお面の人にも聞かれたわ。着ぐるみを着ていたのは誰かって……」というおばちゃんの発言により、着ぐるみを着た人が狙われているのでは、着ぐるみでタンクをいじっていたことが原因ではないかと悟る。寿が出店にいないか電話確認するが、いないとのことで村中を探し回り始める。
    島田が東を見つけた時は、顔を見せた方が警戒されないだろうとお面とパーカーは脱ぎ、林に誘い込む。真っ先に寿の居場所を聞かれ、「寿君ならさっきこっちで見掛けたよ」とでも言ったのだろう。
    ホイホイ林に誘い込まれた挙句殴打され、倒れ伏したところに「こんなことをさっき勇作と話してね」と事の経緯を伝えられた。頭を殴られて朦朧としていることに加え、「子を亡くした」という内容を聞いて他人事とは思えず、あのような発言をするに至った。


    【寿と島田】
    東を始末しようとするも、電話に出ず見つからなかったため、島田は先に寿を探すことに。寿と面識はなかったため、島田は「着ぐるみを着ていた人がどこにいるか」「寿敬一とはどの人物か」と関係者に聞いて回る。
    村に中々いないレベルのイケメンだったからであろう。関係者は寿がどんな人物か・どこに向かったのか覚えており、島田はすぐに寿の姿を捉えた。寿は遅めの昼食とおばちゃんの洗礼を終え、出店に戻るところであった。
    島田は寿に「木道の下に携帯を落としてしまった、膝が悪いから代わりに拾ってほしい」などと頼んだのであろう。寿を林に誘い込んで殴殺しようとした。しかしお面にパーカーという風貌を警戒していた寿は殴られる寸前で逃げ出し、やや離れた茂みでずっと身を隠していた。
    通知音で居場所がバレることを防ぐためにスマホの電源を切っており、また他の探索者を巻き込みたくない一心で出店には戻らなかった。自分ひとり戻らなくてもまあみんな心配しないよな〜程度に思っており、連絡もしなかった模様。報連相の重要さがよくわかっていないらしい。


    【後日譚】
     村に蔓延る権力関係と因習を知った東(ロストしていた場合他の探索者)は、この村で起こったことをすべて警察本部や県に報告。目玉を祀る因習について島田が暴露したこともあり、彼だけでなく村長も然るべき機関で法的措置を受けることとなった。
     村長による絶対王政的な支配から免れた村は以前よりも活気づく。新たな村長としての命を受けたのは村長の夫。一族で長を担っていたため、誰も村を統べる手法を知らず、あくまで臨時として据えられていた。しかし妻の横暴さやヒステリーに圧され続けてきた夫の資質こそが、真のリーダーシップであったらしい。村民を第一に考えた誠実な采配により、じきに新しい病院と小学校ができることになった。それに伴い、子連れの移住希望者も増えたとのこと。彼らとの出会いで、母親と離れて暮らすこととなった公太の寂しさも、すぐに癒えることであろう。

    【おまけ】
    Mr.ナリックはニャル様。ふつうに成宮の姿で手品してる。

    【イメソン】
    残響散歌
    ブリキノダンス

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