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    2023.2.28
    PL/PC……おしまい/百足環・そると/宵影乱
    https://ccfolia.com/rooms/9BktUrIMV

    モモ&乱サシ飲みチャログ宵影乱:「やっほ~ももち~……って、ももちも私服ソレ~⁉あはは、謹慎中なのにふたりとも仕事着って」
    百足環:「……先に、来てたのか」
    宵影乱:「来るよぉ。約束の時間だもん。ビックリしたあ?」
    百足環:「ああ」
    宵影乱:「うわ~あたし信用な~。時間はちゃんと守ろーって決めたんです~。あ、ももち何飲む?」
    百足環:「……そうか。烏龍茶でいい、宵影は?」
    宵影乱:「あたしどーしよっかな~。あ、レモンサワーにしよ!じゃ先に頼んじゃおっかあ」
    宵影乱:「すいませーん!烏龍茶とレモンサワー!」
    百足環:「飲め、たのか」
    宵影乱:「え?あーうん、飲めるよあたし。結構好き。なんていうかな~、もうその辺はいっかなーって。みんなの前でも飲んじゃうことにしたぁ」
    百足環:「どうして、隠して……いや」
    宵影乱:「隠してたっていうか~、あたし玲子とちっちゃい頃に別れちゃったからさあ。子どもっぽくいたら玲子の方から見つけてくれたんじゃないかな~、的なね?」
    百足環:「…………」
    宵影乱:「あ、先に言っとくとあたしの性格はこのとーりだから、ホントに!玲子のことも、もう全然気にしてないしねぇ」
    百足環:「そんなはずないだろう」
    宵影乱:「えぇ~やっぱ信用ないなぁ~。少なくともももちのことは全然怒ってないし、感謝もしてるって、こないだ言ったじゃあん」
    百足環:「オレは、あんたに撃たれるならそれでもいい」
    宵影乱:「え~なんかまた変なこと言ってるこのひと~こっわ~……」
    百足環:「真面目に言ってる。あの時はチーフに止められたが、オレは、本当に」
    宵影乱:「や~、確かに利根っちいなかったらあのままバーン!だったかもしんないけど、あれほんっっっとに撃たなくて良かったと思ってるからねあたし!」
    宵影乱:「それともなにぃ?そんなにあたしに撃たれたいの~?撃つ理由そんなに欲しければ考えてあげよっか?」
    百足環:「……そうじゃ、ない。すまない、余計なことを言った」
    宵影乱:「なにがすまないの~?気難しいねぇまったく。……あ、そうだ。これ聞き損ねてたんだけどさぁ」
    百足環:「なんだ」
    宵影乱:「ももちが玲子撃ったときの話ぃ。正直に答えてほしいことなんだけど~、いい?」
    百足環:「……、答え、られるかは分からない」
    宵影乱:「あっごめんごめんごめん~!そんな顔させるつもりじゃなくって。あのさ……」
    宵影乱:「玲子撃ってる時、なんで笑ってたの?」
    百足環:「…………、は」
    宵影乱:「めっちゃ凶悪な顔でさあ。口元、こーんなににやっとして。……もしかしてももち、実はすんごいドSだったりする?」
    百足環:「…………そん、なつもりは、いや、そう、なのかも、しれない」
    宵影乱:「えっどっちぃ~⁉ももちのこと、こう、人とか動物いたぶって気持ちよくなるタイプだとは思ってないんだけどさぁ一応」
    百足環:「そう、だろうか」
    宵影乱:「うん、そーだよ」
    百足環:「でも、笑ってたんだろう。あの時」
    宵影乱:「うん。ももち前髪モッサモサだから目は知らないけど、口はねぇ。……っていうか、自覚なかったの?」
    百足環:「ない。思い出せていないだけかもしれないが」
    宵影乱:「ん~……そっかぁ。じゃあ何考えて撃ってたのさ。楽しくないんなら」
    百足環:「……っ、撃、たなければ、と」
    宵影乱:「ふーん、なんで?あたしにいじわるしたかったから?」
    百足環:「…………」
    百足環:「結果的に、と言うのは言い訳でしかないが、そうなってしまって、……だから、あんたがオレを憎むなら、相応の対応をしようと思っていた」
    宵影乱:「えぇ~っ!?ほんっとにネガティブだねぇ!?とりあえずまあ、自覚はなかったってことで……いいんだよね?」
    宵影乱:「いや~ごめんごめん、あたしが意地悪だったねぇ今の」
    百足環:「そんなことは、ない」
    宵影乱:「う~ん……なんだろうねぇ……ももち見た目はゴリラ中身はリスさんだもんなあ。モノホンのドS説か、頭のネジぶっ飛んだ説か……」
    宵影乱:「…………あっ。ねえももち、ちょっと笑ってみてよ」
    百足環:「……は?」
    宵影乱:「いーからいーから。ほら、にこーっ」
    百足環:「…………、?」
    宵影乱:「もぉ~、ノリ悪いなあ。感情死んでる?ほら笑ってみてよぉ」
    百足環:「わら、ってる」
    宵影乱:「へっ?……それ本気?……まじで?」
    百足環:「何もないのに、大笑いはできない」
    宵影乱:「……」
    宵影乱:「……っはは、あっははははは!!そーいうこと!?嘘でしょ!?ふふ、あははは!!!待ってお腹痛い、うふふっ、ふふふ……!!」
    百足環:「……な、なんであんたが笑うんだ?」
    宵影乱:「あははっ……いやごめんごめん。そっかぁ。納得納得。超納得。口、引きつっちゃったわけかあ。……や、わかるよ。うん」
    百足環:「オレには分からない。あんたみたいに頭がよくないんだ」
    宵影乱:「ももちふつーに表情筋バグってるだけだと思うよぉ。全然笑ってなかったもん今。くしゃみ2秒前みたいな顔してたよ。……っふふ」
    百足環:「くしゃみ……」
    宵影乱:「そうそれ今の顔~。ほんとに自覚ないの面白すぎるでしょ。でもよかったぁ~、そういう気分で撃ってたんじゃないんだねぇ。あースッキリ」
    百足環:「……置いていかないでくれ」
    宵影乱:「ももちの表情筋が終わってるねって話!それだけ!だいじょーぶ、わかってるってぇ。ももちは純粋にあたしのこと守ろうとしてたんでしょ」
    百足環:「……、でも、できなかった」
    宵影乱:「できたよ」
    百足環:「…………」
    宵影乱:「……なんでそんな顔しちゃうかなぁ」
    宵影乱:「ももちは、あたしのこと、守ったんだよ。玲子だったやつから、あたしを守るために撃ったの」
    百足環:「…………オレ、は」
    百足環:「オレは、あんたの妹のことも、……」
    宵影乱:「いいの。玲子はもう玲子じゃなかったんだから」
    宵影乱:「……それに、玲子はあたしのこと大好きだからさ。あたしのこと、ぜ~~~ったいに殺したくなかったよ?ももちはそうやって玲子のこと助けたんだから」
    百足環:「……オレは、あんたが妹を抱きしめるのを、邪魔しただけだったのかもしれない」
    宵影乱:「いやいやいやぁ、アレ抱きしめに行ったら確実に死んでたよあたし。あたしまだ死にたくないし、ももちも死なせたくなかったでしょ」
    百足環:「それは、……そう、だ。ずっと、誰にも死んでほしくないし、怪我をしてほしくもない」
    宵影乱:「……。ほらぁ。やっぱりそうじゃん」
    宵影乱:「そういうこと、普段から口に出しとけばいーのに!照れ屋さんなんだからぁ」
    百足環:「迷惑なんじゃないかと思っていた。……署にいれば、オレの話はいやでも耳に入るだろう」
    宵影乱:「ももちの話?まあ署内ならあたしの耳に入る情報の方が少ないけどねぇ。ソレ迷惑に思うようなことあったかなあ……例えば?」
    百足環:「……あんたの腕なら、全部知ってるんじゃないのか」
    宵影乱:「ん~、マイナスなことっていうと~……署内で喧嘩売りまくってるとか?……ああ、そういえばパパもちょっとワケアリなんだったねぇ」
    百足環:「流石、だな」
    宵影乱:「えっへん。で、それが?なんか関係あるの?」
    百足環:「……関わらなければ、巻き込まないだろうと」
    宵影乱:「巻き込むって……ケンカとかそういうやつに?あ、これパパの話の方は関係ないかなぁ」
    百足環:「それも、ある」
    宵影乱:「えっ?あるのぉ?なんでよ。パパのことで変な目で見られちゃうとか?」
    百足環:「……仕方のない、ことだ。こういう職業の人間は特に、道を外れるのを嫌う。でも、あんたたちは、そういう目に晒されてほしく、なかった」
    宵影乱:「……あはは、ソレ、上司にタメ口あだ名呼びのあたしに言う~?」
    百足環:「別に、チーフが気にしてないなら構わないんじゃないのか」
    宵影乱:「んー、それと一緒で、あたしらみんな気にしてないんじゃないのかなぁ?」
    宵影乱:「ってかこないだも乱暴者は害にーとかなんとか言ってたけど、全然そーじゃないじゃん」
    百足環:「……あんたが、そう言ったから、近寄らない方が、いいのかと」
    宵影乱:「……あ、あはは~。そんなことまで覚えちゃってたのかあ。あの時はあたしもイラついちゃってたし、ももちのこと謎にイヤな時期だったからなあ~……うん、それは謝る。ごめん」
    百足環:「そうじゃない。……心配、だったんだ。オレの方こそ、すまなかった」
    宵影乱:「……うん。今はもう分かってるから。だいじょーぶだよ」
    宵影乱:「でも、そんだけゼロのこと大好きでよく辞めるって言えたねえ。や、大好きだから辞めるって感じだったのかなあ」
    百足環:「……ああ、ずっと、大切に思っていた。4年前からずっと」
    宵影乱:「……!うんうん、いいねいいねその顔!もうあたしとももちとの約束なんていらなかったレベルじゃあん」
    百足環:「そんなことはない。また、あんたが無茶をして怪我でもしたら、困る」
    宵影乱:「あらぁ!じゃあ今あたしのためだけにゼロいてくれてるのねぇ?キャ~、ももちおっとこまえ~」
    百足環:「……そうだな、そうかもしれない」
    宵影乱:「へえっ?……まー、引き留めたのはあたしだもんねえ。それくらいの責任は取るけどさぁ~、あたしのことちょっと見くびりすぎでしょ」
    百足環:「約束がなくても、無茶はしないか?」
    宵影乱:「まあ利根っちにコッテリ絞られたからねぇ~。しないしない。実際あれからしてないでしょ?」
    百足環:「…………、そうか」
    宵影乱:「え、なにその顔~?……まさかじゃあゼロやめます、とか言うつもりじゃないよねぇ?」
    百足環:「言っただろう。今抱えている仕事を放り投げるつもりはない。そんな無責任なことはしないよ」
    宵影乱:「……今の仕事が終わったら抜けるみたいな言い草じゃん」
    百足環:「そうしても、安心だなと思っただけだ」
    宵影乱:「なにそれぇ。そういうの関係なくゼロ大好きなら残ればいーじゃん。利根っちもまゆみんもあたしも評判とか気にしないってばぁ」
    百足環:「……そうかも、しれないな」
    宵影乱:「かもじゃないー。絶対そう!……ももち、あたしらのことぜーんぜん信用しないんだからぁ」
    百足環:「してるよ。誰よりも。あんたたちのことはな」
    宵影乱:「じゃあなんで絶対残るとか言わないのさ。さっきから言葉に含みがあって気持ち悪いよぉ~……」
    百足環:「……少しだけ、自信がなくなっただけだ。大丈夫、迷惑はかけない」
    宵影乱:「自信?」
    百足環:「…………」
    宵影乱:「……やっぱり信用してないよ。ももち、あたしらのことうっかり傷付けちゃうとか思ってるでしょ」
    百足環:「……、信用、してる」
    宵影乱:「嘘ばっか。そう簡単に傷付けられるもんじゃないよ?利根っちもまゆみんも、あたしも」
    百足環:「相模原は、簡単に死んだ」
    宵影乱:「……あれは、ももちがやったんじゃないじゃん」
    百足環:「簡単に、傷付けられるってことだ。チーフも、宵影も、真弓も」
    宵影乱:「何かあったら、利根っちが止めてくれるって言ったじゃん」
    百足環:「……そうだな。あの人の言葉でなら、止まれると、信じたい。でも、止まれない日が来ないとは誰にも証明できない」
    宵影乱:「……じゃあ、教えなさいよぉ」
    百足環:「何を?」
    宵影乱:「……人ってねぇ、近ければ近いだけ、知れば知るだけ、弱いとこが見えてくるもんだからさぁ。せっかくゼロいるんなら、全部教えてよ。強すぎるとこじゃなくて、ももちの弱いとこ」
    (モモくんの前髪を払って頬を手で挟む)
    宵影乱:「だからさあ。あたしらがももちのそばにいて、弱いとこまでちゃーんと知ってれば、ももちがもし“そう”なったとき、すぐ止められるでしょ」
    宵影乱:「ほらあ、ほっぺとか超柔らかいじゃん!早速弱いとこみっけ!ももちが今度胸ぐら掴んできたら、ドライバーぶっさすから!」
    百足環:「………………」
    宵影乱:「あ、別に無理に弱点言えとかいうわけじゃないよぉ。見てりゃそのうちわかるってこともあるし、気ぃ抜けた時にポンと出るもんだよ、そういうのはねぇ」
    百足環:「……手、離して、くれ」
    宵影乱:「ああ、失礼失礼~」
    (手を離す)
    百足環:「…………、いや」
    宵影乱:「あはは、もちもちももちほっぺ、みんなにも宣伝しとこ~」
    宵影乱:「っていうかあたし、また超必死で引き留めてんねぇ。まあこれもお酒の勢いってことで。すいませーん、プレーンサワーくださぁい」
    百足環:「……、飲み、すぎるなよ」
    宵影乱:「カタいこと言うなあ。あ、ももちも飲む?」
    百足環:「酒は、いい。飲めないんだ」
    宵影乱:「へえ、意外~。ビールとか好きそうな雰囲気あるのに。あっじゃあ食べ物行こ食べ物。ももちこの中だったらどれ一番選ばない~?」
    百足環:「チーズは、あまり、好きじゃない」
    宵影乱:「チーズ苦手?あはは、そうなんだぁ。かわい~。それ以外は大丈夫そー?あ、あたしポテト食べるぅ」
    百足環:「大丈夫、だと思う。かわいい……はよく、分からないが」
    宵影乱:「あはは!わかんないならわかんないでいーよ。すいませーん、ポテトとー、あと枝豆お願いしまーす」

    宵影乱:「……そういえばさぁ、利根っちとさがみんって付き合ってたんだねぇ」
    百足環:「……ぅぐ、……急に、なんだ」
    宵影乱:「だってぇ、ももちも超気になってたじゃん。18年来の初恋にけじめが……みたいなさあ。好きだったんだねぇ、さがみんのこと」
    百足環:「……その、話は、やめないか」
    宵影乱:「やだー、やめなあーい。ね、そうなんでしょ~?さがみん可愛いし、気立てもいいもんねえ、うんうん……大学一緒だったんだっけぇ?」
    百足環:「…………酔ってる、だろ」
    宵影乱:「酔った勢いでしかできないじゃ~ん、こんな話!あはは、ももちシラフなのに顔あっかあい」
    百足環:「あんたは酔ってるからいいかもしれないが……」
    宵影乱:「いいでしょ~。いや~、さがみんのこと否定しないんだねぇ~。わかりやすくて助かっちゃうなあ」
    百足環:「あんなこと言って、今更言い訳できるわけないだろう……」
    宵影乱:「あっはは!素直でよろしい!」
    宵影乱:「……酔いにかこつけてぶっちゃけるとさあ、あたし、利根っちのこと好きだったんだぁ」
    百足環:「…………そうか」
    宵影乱:「えー、そうかってなによそうかって!反応うっす~!失恋した者同士、仲良くしましょうよ~」
    (ももちの肩叩く)
    百足環:「…………」
    宵影乱:「もー、つれないなあ」
    (ポテトつまむ)
    百足環:「……失恋、なのか。あんたのは」
    宵影乱:「え?フツーに考えてそーでしょ!指輪買ったらとか、結婚目前だったじゃん!それに、さがみんはあたしよりずーっと良い子だったからさぁ。あんなの届かないよ~、さすがに」
    百足環:「でも、もうあの人はいない」
    宵影乱:「それ自分で言ってて悲しくなーい?ま、どっちにしても、利根っちはこれからもずーっとさがみんのこと好きだろうしねぇ。諦めるよぉ」
    百足環:「……オレには、うまくいってほしいとしか、言えない」
    宵影乱:「あはは、今さら応援されたってしょうがないよ~。今押すならあたしのじゃなくて利根っちかまゆみんの背中だってぇ」
    百足環:「チーフは、まっすぐ前を向いていけるひとだと、オレは思っている。相模原のことでも」
    宵影乱:「そういうもんかなあ~。ま、あたしがさがみんポジに行くのはどっちみち無理だから!仕方ない仕方ない!あー、もう一杯飲んじゃおうかなあ……」
    百足環:「……メニュー、見るか」
    宵影乱:「うん、ありがと~。あ、ジンソーダたまにはいいなあ、ジンソーダくださ~い!」
    百足環:「烏龍茶も、ひとつ」
    宵影乱:「……ま、誰の背中蹴っ飛ばすでもいーけど、色恋沙汰はいったん置いといてさー。最近、まゆみんちょいちょい死にそうな顔してるけど大丈夫かなぁ」
    百足環:「真弓は、優しいからな」
    宵影乱:「そーそー。まゆみんちょーっと器用なだけで、悪気はなかったのにさあ。や、気持ちはわからないでもないけど、ああもしょぼくれてちゃ調子狂うよねぇ」
    百足環:「オレやあんたがそう言って、聞き入れてくれるやつだったら話は早かったんだが」
    宵影乱:「そうだねぇ。まゆみん責任感す~っごい強いし。それでニコニコいつも通り喋ったり動いたりするんだもん、いつか倒れちゃうんじゃない?」
    百足環:「……怖いことを、言うな」
    宵影乱:「だってまゆみんならやりかねないじゃん」
    百足環:「そう、だな。……オレも、あいつに余計なことを……」
    宵影乱:「余計なこと?何言ったの?」
    百足環:「……オレに何かあったら、ゼロのことを、頼むと……」
    宵影乱:「うっわ~、おっもた~。いつ言ったの、そんなこと」
    百足環:「地下に行く、少し前に……」
    宵影乱:「……それはそれはナイスタイミングだねぇ。ま、いいんじゃなあい?ももちがソレ言っても言ってなくても、ど~せまゆみんああだったよ」
    百足環:「……ああ、結局、オレには何も、なかったから」
    宵影乱:「いやそっち~~!?あはは、まあ全員無事だったんだし結果オーライだよぉ。だいぶ凹んでる人いるけど」
    百足環:「……宵影、オレは、あんたたちのためなら、なんだってする。だから……、あんたもあまり無理はしないで、ほしい」
    宵影乱:「……。わかった、わかったってぇ。んもー、心配性だなあ。じゃあせいぜい近くで見守っててねー。もちろんももちのことも目ぇかっぴらいて見とくから!」
    百足環:「オレのことは、ほどほどで、いい。あんたらみたいな無茶はしない」
    宵影乱:「うん、そーしてそーして。……そろそろ行こっかあ。ももち近くまで送ってくれるよねぇ?」
    百足環:「……は?オレが、か?」
    宵影乱:「え~、酔っぱらった女に夜道一人で歩かせるつもりぃ~?」
    百足環:「だ、だから言ってるんだろ、怖くない、のか」
    宵影乱:「なにが?」
    百足環:「…………、近くまで、だぞ」
    宵影乱:「やったぁ。じゃ、行こう行こ~う」
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