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    saltabcd

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    saltabcd

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    2023.3.13
    PL/PC…たま/利根晴・ひらり/真弓雅之(敬称略)
    KP…そると
    https://ccfolia.com/rooms/0QAU5ifpS

    にょたモテKPC(利根マユver.)ログKP:CoCシナリオ『朝起きたらKPCが女体化してた上モテモテだったしなんかとりあえずめっちゃかわいい』開始します。

    ――――
    ―――
    ――

    KP:あなたは携帯電話のアラームの音で目を覚ます。ややくすんだ色のカーテンレールが視界に入れば、そこは署の仮眠室のベッドの上だということが分かるだろう。昨晩は張り込みで遅くなってしまったため、仮眠室で一夜を明かしてから帰ろうとベッドに潜り込んだのだ。
    KP:今日は非番である。あなたはベッドからのそのそと降りながら、自宅に戻ったら何をして過ごそうか、などと考えていることだろう。
    簡単に身なりを整え、靴と杖を鳴らしながらオフィスに荷物を取りに行く。
    始業前のオフィスに一歩足を踏み入れたあなたは、普段ではあり得ない光景を目にした。

    KP:見知らぬ女性がひとり堂々とデスクに着き、堂々と化粧をしているのである。

    真弓雅之:「ああ、おはようございます。利根さん」
    利根晴:「おお……?悪い、知り合いだったか……?」
    真弓雅之:「真弓です」

    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>40>成功

    KP:女性がどこか真弓に似ている気がする。デスクも真弓がいつも使っている場所だ。

    利根晴:「真弓……のご家族……ですか?すみませんが、始業前に勝手にウチに入られても困ります」
    真弓雅之:「すみません、説明不足でした。真弓雅之、本人です。目が覚めたらこうなっていまして」警察手帳を出す
    利根晴:「……??」
    真弓雅之:「僕にも原因がよくわからないのですが……一先ず身支度を」
    利根晴:「……。いや……、え?冗談、ですよね」
    真弓雅之:「僕もそうだったら良かったのですが……」
    利根晴:「……本気かぁ?真弓なのか」
    真弓雅之:「おや、信じてくださるんですか?」
    利根晴:「嘘言ってるようには見えないからな……」

    KP:.......どうやらこの女性は真弓らしい。
    思いがけない状況にSANc(0/1)

    利根晴:CCB<=90【SANチェック】(1D100<=90)>97>致命的失敗
    system:[利根晴]SAN:90→89

    利根晴:「あー……原因に思い当たる節とかないのか?昨日なにか変わったことは?」
    真弓雅之:「それが、思い当たらないんです。昨日も張り込みから戻ってきて、仮眠室に……」
    利根晴:「だよなあ。俺もその姿は見たぞ」
    真弓雅之:「ああ、そういえば。戻ってきてから、冷蔵庫にあったドリンクをいただいたんでした。……栄養ドリンクかと思って飲んだら物凄く甘くて」
    利根晴:「冷蔵庫にあったドリンク?ウチにジュースなんか置いてあったか?」
    真弓雅之:「宵影さんの字で『まゆみんの』って書いてありました」
    利根晴:「宵影の字……あいつ、何か知ってるのか?……まさか……」

    KP:利根は宵影に電話を掛ける。

    宵影乱:「はい宵影ぇ。おはよ~、なーに?」
    利根晴:「おはよう。いきなりで悪いんだが……冷蔵庫に真弓の、って書いた飲み物、入れたよな?」
    宵影乱:「え?うん、入れた入れた~。あんま暖房効いたとこに置いとくのもマズいかなって」
    利根晴:「真弓がそれを飲んだらしくてな」
    宵影乱:「……へっ?まゆみん飲んじゃったの!?」
    宵影乱:「アレあたし、まっすーに渡すとな~んかめんどくさそ~と思って……調べてもらうならまゆみんかなって……」
    利根晴:「……やっぱり、ただの飲み物じゃないんだな?」
    宵影乱:「うん、性別変わっちゃう薬だーって渡されたやつでさぁ……ホラ、ついこないだももちがそうなったって言ったじゃん。アレ」
    利根晴:「性別が……な。はあ……それで?モモの時はどうやって治したんだ?」
    宵影乱:「道西って元凶の女の子に戻す薬もらってさ。それで治るはずだよぉ」
    宵影乱:「とりあえずCafé Love Portionってお店で働いてるから、とりあえずそこ探してもらえばいーのかなあ……」
    利根晴:「そうか。わかった。ありがとうな。ただ……」
    利根晴:「次からは真弓の、なんて雑な書置きはしないように」
    宵影乱:「や~……それは、うん。紛らわしいことしちゃってごめんねぇ。……あたしもちょっとテンパってたかも」
    宵影乱:「今日あたし外せない調査あるからついてはいけないけど、電話は出れるようにしとくね~」
    利根晴:「ああ。そうしてくれ。調査の方はよろしくな」
    宵影乱:「うん。じゃ、今日もお互い頑張ろうねぇ。ばいばーい」
    利根晴:「……やっぱり飲んだソレが原因らしい。元に戻す薬を持ってる女の子がいるそうだ。彼女の居るカフェのこと聞いたから、行ってみるか?」
    真弓雅之:「そうでしたか……。すみません、ご迷惑をおかけしました。僕一人で大丈夫です。行ってきます」

    利根晴:CCB<=90【APP/POW対抗】(1D100<=90)>35>成功

    利根晴:「いや、一緒に行くよ。今日は非番で暇だしな」
    真弓雅之:「でも……」
    利根晴:「良いって。元凶の女の子ってのも、一回叱ってやらんとな」
    真弓雅之:「……ありがとうございます」
    利根晴:「気にすんな」

    KP:教えてもらった場所まで向かうと、そこには小洒落ているが少しわかりにくい場所にあるカフェがある。看板には"Café Love Potion"と書いてある。

    利根晴:CCB<=(17*2)【英語】(1D100<=34)>70>失敗
    真弓雅之:CCB<=13*2【英語】(1D100<=26)>97>致命的失敗

    KP:英語の意味がよくわからず、こてん、と首を傾げる真弓が利根には随分と可愛らしく見えてしまう。あれ自分はこういう女性がタイプなのだったか?男の同僚に一瞬でもそう感じてしまった自己嫌悪で、SAN-1。
    system:[利根晴]SAN:89→88

    真弓雅之:「……?」
    利根晴:「…………。中、入るか」
    真弓雅之:「はい」

    KP:店の中に入ると男性店員が「いらっしゃいませ、空いているお席へどうぞ」と声をかけてくる。店内は少し照明が薄暗い落ち着いた雰囲気をしている。今いる店員はこの男性ひとりのみのようだ。

    利根晴:「すまん、お茶をしにきたわけじゃないんだ。道西っていう店員は今日出勤する予定はあるか?」
    男性店員:「……もしかして、彼女がまた何か?」
    男性店員:「今日もと言うかなんというか……昨日から明後日まで休みを取ってます。にょたいか?の気配を察知!とかなんとか言ってました。ちょっと何言ってるか僕にはよく分からないです」
    利根晴:「明後日までか……。困ったな。彼女が普段行くような場所を知っていたりしないか?急用なんだ」
    男性店員:「うーん、ホントかどうかは知りませんが……休み取ってる日はよくデートスポットを巡ってるって。なんでも尊い?しーぴーの絡み?を見れるからとか」
    利根晴:「デートスポット、か……ざっくりしてるな。まあ近辺に絞れば目途もたつか……?」

    KP:店を出る前に、真弓が店員に引き止められる。

    男性店員:「あの、良ければ連絡先とか交換しませんか?道西さんが戻ってきた時に教えてあげられますし.......」
    真弓雅之:「そうですか?……でしたら、こちらに連絡を……」自分の電話番号をメモしようとする
    利根晴:「あ、いや。いいよ。他に見つからなければまた戻ってくるし……連絡なら俺の方にもらえるか?」
    男性店員:「えっ?いやでも……ホラ、新作スイーツの情報なんかもお届けできますし!」
    利根晴:「真弓には必要ないよ。悪いな」
    男性店員:「そ……そうですか。わ、分かりました!またお待ちしてますね!」
    真弓雅之:「ええ、ありがとうございました」
    利根晴:「行くぞ、真弓」

    利根晴:CCB<=85【知識】(1D100<=85)>88>失敗
    真弓雅之:CCB<=65【知識】(1D100<=65)>34>成功

    KP:近くのデートスポットを調べてみると、近所のデートスポットが載ったサイトを見つけられる。載っているのは
    ・遊園地
    ・水族館
    ・映画館
    ・展望台
    などだ。先程行った"CafeLovePotion"も同じサイトに載っている。
    どれもここからそう遠くなく交通機関や車で行ける距離にあるが、一日で全部まわりきるのは難しいだろう。

    真弓雅之:「デートスポットというと、この周辺はこんな所ですかね」
    利根晴:「なるほどな。順番に回るしかないか……」

    利根晴:1d3(1D3)>2

    真弓雅之:「ここからだと、水族館が一番近いでしょうか?」
    利根晴:「そうだな。行ってみるか」

    KP:【水族館】
    いちばん近くにあるそこまで規模が大きくない水族館だ。子供連れや学生、大人のカップルなどが多く見られる。サイトにはイルカショーがオススメ!と書いてある。

    真弓雅之:CCB<=65【幸運】(1D100<=65)>31>成功
    利根晴:CCB<=90【幸運】(1D100<=90)>62>成功

    女性店員:「本日カップルデーとなっておりますので、お客様の入場料本日3割引きとなります!ではどうぞごゆっくりお過ごしください」
    利根晴:「どうも」
    真弓雅之:「……カップルでは……」
    利根晴:「まあまあ。別にいいだろ。安くしてもらえるんだから」
    真弓雅之:「……そうですね。すみません、入館料。後ほど何かお返しを」
    利根晴:「いいよ、これくらい。年上に払わせとけって」

    利根晴:CCB<=78【聞き耳】(1D100<=78)>41>成功
    真弓雅之:CCB<=70【聞き耳】(1D100<=70)>89>失敗

    KP:「これより屋外プールにてイルカショーを開始いたしまーす!まだ空席ございます、整理券等必要ありませんので、是非お立ち寄りくださーい!」という飼育員の声が聞こえる。

    利根晴:「イルカショーか。人も集まってそうだし、彼女も居るかもな。行ってみるか?」
    真弓雅之:「はい、行きます」

    KP:[イルカショー]
    サイトに「可愛らしいイルカのショー!前の方の席であの子と一緒に濡れちゃおう!」といういかにもデートスポットっぽい煽り文句が書いてあったショーだ。昼の部と夜の部の2回開催されており、探索者が行く頃には運良くちょうど見れる時間だが、前の方の席しか空いていない。

    利根晴:「濡れるってよ。俺の上着着とくか?……羽織るくらいしかできないか」
    真弓雅之:「え?」
    真弓雅之:「いえ、大丈夫ですよ。上司の上着を濡らすわけにはいかないですし」
    利根晴:「こんな時に上司のってなあ。まあいいが……」

    KP:ショーが始まると、2匹のイルカが可愛らしく飼育員と一緒に芸を華麗にこなしていく。フィナーレでイルカが2匹とも同時に客席に近いところへドボンと飛び込んでくる。前の方に座っていたあなた達は案の定その水しぶきを浴びて濡れてしまう。

    利根晴:CCB<=90【APP/POW対抗】(1D100<=90)>94>失敗

    KP:濡れた真弓が妙に色っぽく見えてしまう。じっとりと水分を含んだセーターにこぼれかかる髪が、あなたの目にはいやに艶やかに映ることだろう。あなたは思わず目を逸らしてしまうかもしれない。

    利根晴:「……。あー……、やっぱり着せとけば良かったな、上着。大丈夫か?」
    真弓雅之:「ふふ、結構濡れましたね。利根さんこそ、大丈夫ですか?」
    利根晴:「俺は多少濡れてもいいんだが……。そうだ、ハンカチ……は無事だな。ほら」

    真弓雅之:CCB<=65【幸運】(1D100<=65)>9>スペシャル

    真弓雅之:「ありがとうございます。でも大丈夫です。僕もタオルを持ってきていましたので。良かったら、利根さんもこちらお使いになりますか?」
    利根晴:「おお……、準備いいな。良いよ。お前が拭きな」

    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>15>スペシャル
    真弓雅之:CCB<=80【目星】(1D100<=80)>52>成功

    KP:ペンギンがガラスの向こうで列を成し、よちよちと歩いているのが見える。

    真弓雅之:CCB<=10*5【APP×5】(1D100<=50)>100>致命的失敗

    中年男性:「かわいい……かわいいなぁ……ペンギン……ぐへへぇ……」

    KP:ペンギンを見ていると、すぐ隣にどこか気味の悪い中年男性がやってくる。生理的嫌悪により、真弓SAN-1
    system:[真弓雅之]SAN:62→61

    真弓雅之:「……」
    利根晴:「真弓?ペンギンが気になるのか?」
    真弓雅之:「え?……ええ、はい。可愛い……ですよね」

    KP:schoice[遊園地,水族館,映画館,展望台](choice[遊園地,水族館,映画館,展望台])>映画館

    利根晴:「水族館じゃ見つからなかったな……まあまだ一カ所目だしな」
    真弓雅之:「そうですね……。他の場所にいらっしゃるんでしょうか」
    利根晴:「仕方ない。あちこち巡ってみるしかないな。次はどこへ行く?」
    真弓雅之:「……展望台はどうですか?」
    利根晴:「展望台?……そうだな。行ってみるか」

    KP:[展望台]
    高層オフィスビルの一部が改装された展望台。サイトには「気になるあの子への口説き文句は『この街の景色より、キミの方が綺麗だよ』で決まり!」という展望台の宣伝的にそれでいいのか?といった感じの煽り文句がある。エレベーターで最上階まで上がると、街を一望することができる。
    KP:やや込み合ったエレベーターから降りれば、そこには親しむ町の風景が広がっていた。良く晴れた今日は、その風景をずっと遠くまで見渡すことができる。

    利根晴:CCB<=90【APP/POW対抗】(1D100<=90)>24>成功
    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>20>成功
    真弓雅之:CCB<=80【目星】(1D100<=80)>52>成功

    KP:特にそれらしき人影は見当たらない。

    利根晴:「天気いいなぁ。すっかり春になったもんだ」
    真弓雅之:「そうですね。……日差しが眩しいくらいです」
    利根晴:「それくらいの方が遠くまで見えていいよ。……まあ、道西さんは居なさそうだが……」
    真弓雅之:「早く、元に戻していただけるといいんですが。仕事にも支障が出ますし……」
    利根晴:「ちょっとは見慣れてきたけどな。……そういえばお前、その服どうしたんだ?化粧道具も」
    真弓雅之:「朝、目が覚めたらこうだったので驚いて……急いで買ってきました」
    利根晴:「驚いて……本当か?まあお前らしいか……」
    真弓雅之:「似合ってませんか?」

    真弓雅之:CCB<=10*5【APP×5】(1D100<=50)>61>失敗

    利根晴:「はは、いや?似合ってる似合ってる。……似合ってるってのも微妙か?」
    真弓雅之:「調査するにも、この年齢の女性がおかしな格好では出歩けないと思いまして」
    利根晴:「まあ、それもそうか。起こしてくれたら俺が買いに行ってやったのに。お前は相変わらずひとりでなんでもやっちまうなあ」
    真弓雅之:「ふふ、上司に女性ものの下着を買ってくるようにお願いするなんて、流石に僕でも恥ずかしいですよ」
    真弓雅之:「……冗談です。それにお疲れだったでしょう」
    利根晴:「下……まあ、それは……。疲れはお互い様だったと思うけどな」
    真弓雅之:「こうやって一緒に探していただいているだけで、……ありがたいですから」
    利根晴:「そんな遠慮がちな言い方するなよ。寂しいだろ?」
    真弓雅之:「……それは……」
    利根晴:「困ったら頼れよ。いつも言ってるだろ?……誠意が足りなかったか?」
    真弓雅之:「っ……、そんなつもりは。……すみません、僕の勝手な判断で」
    利根晴:「はは、悪い悪い。叱るみたいになっちまったな。ちょっと休んでいくか。座っててもいいか?」
    真弓雅之:「……はい。……膝、今日は大丈夫ですか?……仮眠室のベッドでは、休まらなかったでしょう」
    利根晴:「これくらい平気だよ。仮眠室で休むのも珍しいことじゃないしな」
    真弓雅之:「そうですか」

    KP:あなたたちの背後から、女性の声で「はるくん!」と呼ぶ声が飛んでくる。

    利根晴:「!」

    KP:つい振り返ればそれは30代くらいの見知らぬ女性で、あなたたちの方を見て手を振っているようだ。
    一体なんだと思っていたのも束の間、幼い少年があなたたちの側を抜け、女性の方に駆け寄って行った。

    少年:「ママ~!」
    女性:「どこ行ってたの、はるとくん!駄目でしょう、一人でエレベーター乗ったら!」
    少年:「ごめんなさい……」
    女性:「もう、心配したのよ!……ほら、望遠鏡見るんでしょう。行きましょ」
    少年:「っ、うん……」

    KP:どうやら親子だったらしい二人は、手を繋いで向こうの方へ歩いて行った。

    利根晴:「…………。」
    真弓雅之:「……相模原さん、とは……。こういった場所にも、……よく、来られてたんですか?」
    利根晴:「へ、……な、なんだよ急に」
    真弓雅之:「すみません、不躾な質問を。……いえ、今日の水族館といい展望台といい、慣れていらっしゃったようだったので、つい」
    利根晴:「ついってお前なあ……。まあ、確かにここにはあいつと来たこともあったけど……」
    真弓雅之:「……そうですか」
    利根晴:「俺もあいつもこういう見る観光が好きだったからな~……懐かしいよ」
    真弓雅之:「……。……綺麗、ですね」
    利根晴:「そんな顔するなよ。良い思い出だって」
    真弓雅之:「……、僕……ひどい顔、してました?」
    利根晴:「ああ。こんな顔」(しょぼくれて見せる)
    真弓雅之:「……ふ、それは失礼を」

    KP:あなたたちが再度歩を進め始めると、一角に望遠鏡コーナーを見つける。外に向けて何台か設置してあり、小銭などを入れる必要はないらしい。傍の注意書きには、『ご使用になる際は眼鏡等を外してください』と書かれている。

    利根晴:「せっかくなら見ていくか?」
    真弓雅之:「そうしましょうか」

    KP:sCCB<=14*5【APP×5】(1D100<=70)>64>成功

    KP:真弓が眼鏡を外して、望遠鏡越しの景色と利根の顔を交互に見ていると、どこからか妙な視線を感じる。

    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>64>成功
    真弓雅之:CCB<=80【目星】(1D100<=80)>30>成功

    KP:熱い視線の主は、どうやらひとりの中年男性らしい。中年男性は真弓と目が合うと、慌てて目を逸らして人ごみの中に入って行った。

    真弓雅之:「……?」

    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>85>失敗
    真弓雅之:CCB<=80【目星】(1D100<=80)>37>成功

    KP:それらしき人物はここでも見当たらない。

    真弓雅之:「……こんなことを言うのは少しおかしいんですが、……楽しい、です。外の景色をゆっくり見たのも、久しぶりでしたし」
    利根晴:「おかしいかぁ?いいだろ、展望台なんかいつ来てもいいもんだよ」
    真弓雅之:「ふふ、本当に……利根さんは、人がいいんですから。……折角の非番なのに、僕なんかに付き合って」
    利根晴:「なんかってなんだよ。そこは人の良さじゃなくて仲の良さだと思ってほしいところだがなあ」
    真弓雅之:「……人たらし、のほうが正しいでしょうか?」
    利根晴:「あ、なんだよ。急に悪い言い方して」

    KP:風景に満足したあなたたちは、展望台を後にしようとエレベーターに乗り込む。

    [秘匿(そると焼き,平璃(ひらり)]
    KP:下りのエレベーターに乗り込み、乗客が全員乗り終えるのを待っていると、腰元に違和感を抱く。その違和感は徐々に臀部まで滑り下りてくる。誰かに触れられているのだと悟った頃には、耳に生温かく荒い吐息が掛かり、真弓はつい身体を強張らせてしまうことだろう。

    真弓雅之:「……っ、」
    利根晴:「真弓?どうかしたか?」

    KP:あなたは真弓の様子がどこかおかしいことに気が付いた。よく見てみれば、真弓の背後に立つ中年男性が、真弓の臀部に手のひらを這わせている。それどころか彼は、その口元を真弓の顔に近付け、息を荒げているのである。どうやら先程あなたたちをじろじろと見ていた男のようだ。

    中年男性:「ヘヘッ……(*´Д`)ハァハァ……」
    利根晴:「!、おい!お前!」(手を掴む)
    中年男性:「なっ……なんだ急に!」
    利根晴:「痴漢は犯罪だ、ってよく聞かないか?」(真弓と男性の間に割って入る)
    中年男性:「ち、痴漢!?そそそ、そんなことしてない!冤罪だ!!」
    真弓雅之:「……いえ、確かに触りましたよね。あちらの防犯カメラの映像でも、確認してもらいましょうか?」
    中年男性:「なっ……そ、それは!くそっ……!!」(振り払って逃げようとする)
    利根晴:「待て!!」

    KP:あなたたちが中年男性を追いかけようとしたのも束の間、周りにいた男性たちがその中年男性を取り押さえにかかる。

    男性:「お姉さん、大丈夫ですか!?」
    男性:「もう安心してください、俺が何とかします!」
    男性:「あわよくばお食事にでも!」
    真弓雅之:「えっ?えっと……?あ、ありがとうございます。助かります」
    利根晴:「協力感謝する。俺はこういう者だから、あとは任せてもらおう」

    KP:そんなこんなで、あなたたちは警察署に戻ることとなるだろう。

    利根晴:「見つからんかったなあ。道西さん。明日中に見つかるといいが……」
    真弓雅之:「はい……。利根さん、すみませんが、明日も僕は非番にしていただけますか?振り替えで……」
    利根晴:「それもそうだな……宵影が休みを頼んできたのも頷けるよ。調整するな」
    真弓雅之:「ありがとうございます」
    利根晴:「今日はどうするんだ?帰るなら送るぞ」
    真弓雅之:「帰宅しようと思います。……でも、送っていただかなくても大丈夫ですよ?」
    利根晴:「大丈夫ってなあ……昼間の様子見るにそうとも思えないけどな?」
    真弓雅之:「それは……」
    利根晴:「ここまできたらついでだろ。今は甘えとけ」
    真弓雅之:「……じゃあ、お願いします。利根さん」

    KP:ー2日目ー

    KP:schoice[遊園地,水族館,映画館,展望台](choice[遊園地,水族館,映画館,展望台])>遊園地

    真弓雅之:「おはようございます」
    利根晴:「おはよう。今日も気合い入れて人捜し、だな」
    真弓雅之:「はい、今日はどこを捜索しましょうか……」

    利根晴:1d2(1D2)>2

    利根晴:「今流行りのアニメ映画がやってるんだろ?映画館に人も集まってるかもしれないな」
    真弓雅之:「そうですね。行きましょうか」

    KP:【映画館】
    いちばん近くにあるそこまで規模が大きくない映画館だ。学生カップルが多く見られる。サイトには"にゃるにゃる☆ハプニング"がオススメ!と書いてある。

    利根晴:CCB<=90【幸運】(1D100<=90)>72>成功
    真弓雅之:CCB<=65【幸運】(1D100<=65)>70>失敗

    KP:それらしき人物は見当たらない。

    利根晴:「いないか……一番大きいスクリーンにもう入ってるとかないか?」
    真弓雅之:「チケット買いましょうか」
    利根晴:「そうだな……一旦入ってみるか」

    KP:サイトには「薄暗い空間で手を繋ぎながら見ると映画の内容とはまた違うドキドキが!?」というそれっぽい煽り文句が書いてあった。
    上映表を見ると今の時間で見られそうなのは"にゃるにゃる☆ハプニング"という映画のみだ。

    KP:映画が始まると、室内が薄暗くなり広告や注意事項などのムービーが流れ出す。映画の内容はとある運の悪い一般人2人が見知らぬ部屋で目を覚ますという導入から始まる脱出ものだった。あなたはその映画に何故か異様にドキドキ.......いや、寒気を覚えてしまうだろう。SANc(0/1)

    利根晴:CCB<=88【SANチェック】(1D100<=88)>27>成功
    真弓雅之:1d100<=61【SAN値チェック】(1D100<=61)>46>成功
    利根晴:CCB<=90【APP/POW対抗】(1D100<=90)>54>成功

    利根晴:「途中で何人か出入りしてる人もいたが……女の子はいなかったな」
    真弓雅之:「そうですね、ここには来ていないのでしょうか」
    利根晴:「無駄に映画見ちまったな」
    真弓雅之:「そうですね。……でも面白かったです」
    利根晴:「前にもホラー映画持ってきてたことあったな。好きなのか?こういうの」
    真弓雅之:「はい。人間模様が突拍子もない所とか」
    利根晴:「突拍子もない……たしかになあ。俺は普段こういう映画見ないから新鮮だったよ」
    真弓雅之:「利根さんはどういう映画がお好きなんですか?」
    利根晴:「ん?そうだなあ。恋愛映画とかか?」
    真弓雅之:「そうなんですね。少し意外でした」
    利根晴:「そうか?洋画も邦画も結構見るぞ」
    真弓雅之:「……ロマンチストなんですね?」
    利根晴:「……そういわれるとちょっと照れるな」
    真弓雅之:「ふふ、すみません、揶揄う意図はなかったんですが」
    利根晴:「お前そういうとこあるよなあ」

    利根晴:CCB<=75【目星】(1D100<=75)>4>決定的成功/スペシャル
    真弓雅之:CCB<=80【目星】(1D100<=80)>64>成功

    KP:道西らしき人物は見つからなかった。が、先程隣に座っていた幼い女の子が声を上げて泣いているのを見掛ける。

    少女:「うわぁん、こわかったぁ……!!」
    女性:「うーん、そうね……あのタイトルからは、ちょっと私も想像できなかったかな……ごめんね~……」

    KP:母親らしき女性が、それを困ったように笑いながらなだめていることだろう。どこか微笑ましい光景に、SAN+1。

    system:[利根晴]SAN:88→89
    system:[真弓雅之]SAN:61→62

    真弓雅之:「……仲の良さそうな親子ですね」
    利根晴:「そうだな。ああいうの見るとホッとするよ。親子仲は良いに限るな」
    真弓雅之:「……ええ、僕もそう思います」
    利根晴:「今の真弓も美人だし、お母さんも美人なのか?今ならなんとなく想像つくな」
    真弓雅之:「……ふふ、そうですね。僕も、鏡を見て驚きました。昔の母にそっくりで」
    利根晴:「真弓は元から母親似なんだな」
    真弓雅之:「ええ、子供の頃はよく言われましたよ」
    利根晴:「お母さん喜んでたろ。自分に似た子供なんてかわいいもんだよなあ」
    真弓雅之:「……そう、ですかね。……どうでしょう、か。……女手一つで育ててくれて、いつも忙しい人でしたから」
    利根晴:「……シングルマザーだったのか。立派な人だなあ」
    真弓雅之:「……僕を育ててくれたこと、感謝しています。……警察官を目指したのも、母の、願いだったので」
    利根晴:「そうだったのか。親孝行なもんだ」
    真弓雅之:「ええ、……すごく喜んでくれましたよ」

    KP:sCCB<=79【心理学】(1D100<=79)>9>スペシャル
    KP:どこか煮え切らない態度のように感じる。なにか母に思う所があるのだろうか。

    利根晴:「……。まあ、これからも仕事はうまくやらんとな。真弓自身のためにも」
    真弓雅之:「はい。……これからも、精進します」

    真弓雅之:CCB<=10*5【APP×5】(1D100<=50)>49>成功

    KP:突然男子大学生2人組に真弓が声をかけられる。

    男性:「お姉さんめっちゃかわいいですね!」
    男性:「良ければ一緒に遊びません?俺たち男ふたりで暇なんですよね〜!」
    真弓雅之:「すみません、今は人を探しているので……」
    男性:「そんなこと言わずに~!ね!ちょっとだけ!」(軽く腕を引く)
    利根晴:「あ~、悪いな。こいつ俺の連れなんだ。そういうことだから諦めてくれるか?」(ゆるく手を払う)
    男性:「え~?誰?もしかしてお姉さんのカレシ~??」
    利根晴:「そうだよ。良い男だろ?」
    男性:「ちぇ~……お姉さん変わった趣味してんだなあ、行こーぜ」
    真弓雅之:「……利根さん、嘘つきですね」
    利根晴:「はは、悪いことしたかもな」
    真弓雅之:「ふふ、よくないですよ。そういうの……」
    利根晴:「まあ今回だけだよ。な?」
    真弓雅之:「……そうですね」
    利根晴:「……一旦、カフェに戻ってみるか。明日まで休みらしいが……何時に来るかとか聞けるかもしれんしな」
    真弓雅之:「はい。行きましょう」

    KP:"CafeLovePotion"に戻ると、男性店員が「いらっしゃいませ、また来てくれたんですね!」と真弓に微笑みかけながら出迎えてくる。そしてそのままカウンターに座っていた女性に声をかける。

    男性店員:「道西さん、貴女にお客さんですよ。今度は何をしでかしたんですか?」

    KP:驚いた顔をした挙動不審な女性は肩を震わせながら叫ぶ。

    道西愛子:「なっ、なんで私のことがわかったの!?」
    利根晴:「……君が道西愛子さんだな。この女の人について聞きたいことがあるんだが。ちょっといいか?」
    道西愛子:「え、えっと、その……ここではちょっと……つ、ついてきてくれるかしら」

    KP:道西に言われたままついて行くと、案内されたのはカフェの裏口だった。
    道西はあなたたちの前に立ち、腕を組んで不思議そうに語り掛ける。

    道西愛子:「……ぶっちゃけあなたたちのことは付け回……ちょっと気にしてたけど、あなたに薬は渡してないわよね?」
    真弓雅之:「……そうですね、すみませんが、同僚が貰ってきたものを誤って飲んでしまって。治していただけますか?」
    道西愛子:「あら~、なるほど。そういうことだったのね……ふうん……」
    道西愛子:「……戻りたいのね?元に戻る薬が欲しいのね?」
    真弓雅之:「はい」

    KP:道西はふうん、と頷くと、チョークのようなものを取り出し地面にガリガリと何かを模様のようなものを描いていく。描き終わるとあなたたちの方を振り返る。

    道西愛子:「この上に2人で立って、そこでキスをして。そうしたら元に戻る薬をあげるわ!」
    真弓雅之:「……はい?」
    道西愛子:「だーかーら、キスするの!戻る薬を作るために必要な行程なのよ!さあ!」
    真弓雅之:「……他に方法はありませんか?」
    道西愛子:「ないわ!愛のパワーに勝るものなんてこの世にないもの!」
    利根晴:「本当かあ?君、こういうことしてるの1回や2回じゃないんだろ?その度にそんな……」
    道西愛子:「な、何よ、待ってよ!どうして私が悪いみたいになってるの!?コレに関しては自業自得じゃないの!?」
    真弓雅之:「そうですね……頼んでいる立場で申し訳ないのですが、……僕たち、ただの上司と部下なので……愛なんて」
    道西愛子:「ワッ……!上司と部下……!?いいシチュエーションじゃない……!」
    道西愛子:「そうよね、あとでギクシャクして仕事できなくなっても可哀想だものねぇ……じゃあ……ハグでもいいわ!」
    真弓雅之:「……利根さん、どうしたら……」
    利根晴:「うーん……どうも満足しないみたいだなこの子は……。ハグくらいしてやるか?」
    真弓雅之:「僕は、構いませんが……その……」
    利根晴:「俺もいいよ。ここに立ったらいいのか?」
    道西愛子:「ええ!ほら!早くはやく!」
    真弓雅之:「じゃあ……。すみません、利根さん」
    利根晴:「ん」(真弓を引き寄せて抱きしめる)
    真弓雅之:「……」

    KP:道西に言われた通りに謎の模様の上に立ち、真弓とハグをする。が、特に眩しい光が出たりとか、薬が精製されるとかいう変化は見られない。
    KP:ふたりで困惑していると、道西が物凄い勢いの溜息をつきながら顔を覆いしゃがみこむ。

    道西愛子:「はぁ〜〜〜!女体化ホモのイチャつき尊すぎない!?え!?無理なんだけど!?!?」

    KP:きゃあきゃあと一通り喚き散らしたあと、パッと急に立ち上がって満面の笑みをあなたたちに向ける。

    道西愛子:「今日は本当にありがとう!棚ぼたですっっごいいいものを見せてもらったわ!勿体ないけど今回は元に戻してあげる!」

    KP:そう言うと、彼女はカバンの中から2つの瓶を取り出してひとつは真弓に、もうひとつはあなたに渡してくる。

    道西愛子:「にょたちゃんの方に渡したのは解除薬、それを飲めば明日の朝には元に戻れるわ」
    道西愛子:「で、あなたに渡した方はにょたちゃんが飲んじゃったのと同じヤツね。興味があったらあなたも是非飲んでみて!待ってるわよ!」

    KP:そうしてひとり満足そうな笑みを浮かべる道西に、文句を言うも殴りかかるもあなたたち次第だ。

    KP:シナリオクリアです。お疲れ様でした!

    KP:[END1ベストエンド]
    報酬:SAN回復1d5
    AF「ラブポーションティー改」
    飲むと2日間だけ女体化し、男性から異常にモテるフェロモンを出す。

    真弓雅之:1d5(1D5)>3
    system:[真弓雅之]SAN:62→65
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