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    saltabcd

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    2022.10.16
    P/PC……そると/師弟(東惣太郎・寿敬一)
    https://ccfolia.com/rooms/GA8NM2J4C

    (師弟)会話しろ!ログ東惣太郎:1d12(1D12)>10
    寿敬一:1d12(1D12)>4

    KP:いつものように眠りについたあなた達が目を覚ますと、そこは見知らぬ真っ白な部屋だった。
    ベッドに横になっていたはずの身体は部屋と同じような真っ白な椅子に座っており、対面には机と、よく見知った人が自身と同じように座っていた。

    東惣太郎:「……え?寿?」
    寿敬一:「あれ、先生?……ここどこすか?」
    東惣太郎:「さあ?……普通にうちで寝てたはずなんだけど」
    寿敬一:「俺もです。……何なんだ、立て続けに……」

    KP:部屋は、どこを見ても一つの汚れも見当たらない綺麗な白色だ。
    ぽつんと丸時計が飾られており、それの上には『現在の時間』と書かれている。時刻は10時4分を指しておりじっと見つめていても動く気配はない。
    なにやら部屋にはいい匂いが充満している。匂いに敏感な者がいたとしても不思議と不快な感じはしないだろう。
    また、隅にはドリンクサーバーのようなものが置いてあることがわかる。
    一通り確認すると、どこからともなくアナウンスが流れた。

    KP:「ピンポンパンポーン。あーあー、聞こえてるかな?
    おはよう探索者諸君。みんな大好きニャルラトホテプだよ。自分で言っていて恥ずかしいね。
    この部屋はいつもみたいに危険に合ったりしない、平和的なお部屋だよ。平和的なお部屋だから暴力するとか喧嘩するとかはやめてね。そんな悪い子がいたらお仕置きしてしまうから。さて、このお部屋のルールは単純明快、ただ会話をすれば良いだけだよ。会話しろ!って訳。
    会話のネタが無くて困るようならタブレットを置いておいたからそれのダイスロールでお題を決めて会話してね。喉が渇いたらドリンクサーバーがあるからドリンクをどうぞ。何かいいことがあるかもしれないよ。お腹は空かないようにしておいたけれど、なにか食べたくなったら言ってね、それが出てくるから。
    これくらいかな?それじゃあ、存分に親睦を深めてくれたまえ。」
    と、一方的にアナウンスは告げると何も言わなくなった

    東惣太郎:「ニャル……誰だって?」
    寿敬一:「ニャラト……ポプテ……?や、全然頭に入ってきませんでしたね」
    東惣太郎:「ね。急に会話しろって言われても……この状況で?」
    寿敬一:「でも会話しないと、そのニャなんとかは出してくれないんじゃないすか?」
    東惣太郎:「……だよねえ」
    寿敬一:「まあ、喋れっつったらいつも通りですし、難しくもないか……」
    東惣太郎:「それは、そうだね。うん。相手が君で良かったよ。下手に知らない人じゃ、落ち着いてられないよ」
    寿敬一:「はは、それは運がよかったってことで。さっさと出て寝直さねえと。明日朝からバイトなんすよ」
    東惣太郎:「僕も仕事あるからなあ。……もっとも朝までに出られるかは知らないけど」
    寿敬一:「そん時は仲良く遅刻しましょ。……せっかくだし、ダイスロール?ってやつ、使ってみますか」
    東惣太郎:「そうだね。……ねえこれどこ押すの?」
    寿敬一:「……スマホと同じ感じでやればいいんじゃないすかね」
    東惣太郎:「……スマホの要領も掴めてないんだけどね……あ、ここか」

    東惣太郎:1d100(1D100)>65
    KP:065「好き」

    東惣太郎:「好きについて語れ、ってこと?なんか漠然としてるなあ」
    寿敬一:「んー、自分意外とこれ好きだ!って思ったものとかないんすか?最近」
    東惣太郎:「最近?そうだなあ……あ、このごろ寒くなってきたじゃない。簡単にあったかいもの食べたくて、つい買っちゃったんだよね」
    寿敬一:「肉まんとか?」
    東惣太郎:「タジン鍋」
    寿敬一:「……」
    寿敬一:「先生それ、いつ流行ったやつ?」
    東惣太郎:「え?わりと最近じゃない?」
    寿敬一:「久々に聞きましたよその単語……俺、存在すらほぼ忘れてますよ」
    東惣太郎:「もしかして知らない?どこだっけ、モロッコ?かどこかの鍋。蓋がこう、三角になってて……」
    寿敬一:「そうじゃねえ~……見た目は知ってますから、はい」
    東惣太郎:「?そう。これで野菜とかお肉蒸すと美味しいんだよねえ。最近これでご飯作るの、好きかなあ」
    寿敬一:「まあ、タジン鍋で作ったのは俺も食ったことないんで、今度食わせてください。……ダイスロール、俺も振ってみるかな」

    寿敬一:1d100(1D100)>89
    KP:089暑さ

    寿敬一:「暑さかあ。俺、どっちかといえば寒がりなんですけど、やっぱ暑いは暑いでしんどいっすね」
    東惣太郎:「今年の夏も暑かったもんねえ。寿の家、エアコンないんだっけ」
    寿敬一:「ないですねー。耐えられなきゃ図書館とか先生んち行きますけど」
    寿敬一:「すいません、勝手に避暑地にして」
    東惣太郎:「ふふ、構わないよ。熱中症になったら大変だしね」
    寿敬一:「やー、ありがたいです」
    東惣太郎:「しばらくは熱帯夜も続いてたけど……寝苦しかったでしょ」
    寿敬一:「まあ……慣れすね。先生も練習すりゃ、厳しい環境でも寝れるようになりますよ」
    東惣太郎:「なりたくないよ……」

    東惣太郎:1d100(1D100)>63
    KP:063感情

    東惣太郎:「感情?また漠然としたのが出てきたな……」
    寿敬一:「そうすか?あ、先生って結構感情豊かですよね~」
    東惣太郎:「あー……たまに言われるかも。割と意識してるしね」
    寿敬一:「え?作ってるってことすか?」
    東惣太郎:「違う違う。やっぱりしょくぎょ……仕事相手にちゃんと感情見せなきゃ、相手が不安になっちゃうでしょ」
    寿敬一:「……あー、なるほど?」
    寿敬一:「つっても先生豊かすぎなとこありますけどね」
    東惣太郎:「え?そこまでかな……」
    寿敬一:「映画見てるときとかめちゃ表情変わってますし、こないだのも超泣いてたじゃないすか」
    東惣太郎:「こないだって……先週の?だってあれは……泣けたじゃん」
    寿敬一:「いやだって、初めて見ましたよトトロで泣く人」
    東惣太郎:「だ、だって……!あんなに一生懸命妹探し回ってる子とか、再会した時のおばあちゃんの顔とか、見たら誰だって……」

    寿敬一:1d100(1D100)>3

    東惣太郎:「ねえちょっと」
    寿敬一:「なんすか」
    東惣太郎:「……別に」

    KP:003好きな動物

    寿敬一:「好きな動物……やっぱ猫だなー」

    KP:寿がそう言った途端、ぽん、と机の上に猫のぬいぐるみが召喚される。

    寿敬一:「わっ。ビビった~……急になんだ?」

    KP:どこからともなくアナウンスが流れる。

    「3だね、いわゆるクリティカルだよ。おめでとう!ご褒美にぬいぐるみを出してみたよ。
    触り心地にはこだわってるから、ぜひ撫でながら会話を続けてね~
    そのぬいぐるみは持って帰っていいよ。好きな動物のぬいぐるみだもの、欲しくないわけないよね!」

    寿敬一:「お、おう……」
    東惣太郎:「わあ、かわいい」
    寿敬一:「ガキじゃあるまいし……地味に触り心地良いの、なんか腹立つな」
    東惣太郎:「まあまあ、いいじゃない。で、猫の話だったね」
    寿敬一:「ああ、そうすね。俺昔から動物に好かれやすいみたいで。知っての通り、近所の野良猫とはよろしくやってますよ」
    東惣太郎:「いいなあ……そういえば、捨て猫とか拾ったことないの?」
    寿敬一:「猫拾うヤンキーってとこすか。想像してんの」
    東惣太郎:「そ、そこまで言ってないよ」
    寿敬一:「冗談です。まあ、ガキの頃は持ち帰ったこともありましたけど、母親にさっさと追い出されましたね~。ペット禁止なんで当たり前ですけど」
    東惣太郎:「あー……子どもの頃あるあるかもね」
    寿敬一:「捨て猫って最近あんま見ませんけど……ああ、でも前久々に見つけたとき、陽太郎さんとこに相談しました」
    東惣太郎:「えっ?兄さんに?」
    寿敬一:「あの人、すぐ保健所送りにする人じゃないでしょ。顔も広いし、なんとかならねえかなって」
    東惣太郎:「何それ初耳。……それで、どうなったの?」
    寿敬一:「ちゃんと交番来た人に声かけてくれたみたいで。すぐ貰い手見つかったって」
    東惣太郎:「そっか。まあ、兄さんだしね」
    寿敬一:「あ、出た~。都合のいいときだけ兄自慢」
    東惣太郎:「う、うるさいな」

    東惣太郎:1d100(1D100)>72
    KP:072昼

    東惣太郎:「昼……昼?」
    寿敬一:「昼何してるかとか……や、どうせ仕事か」
    東惣太郎:「まあ、そうなるかな。昼休みも取れないことがしょっちゅうだけど……」
    寿敬一:「いつも思ってますけど、先生のとこめちゃブラックじゃないすか?昼飯ちゃんと食ってますか」
    東惣太郎:「まあ、好きでしてる仕事だし、お昼も食べられるもの食べてるよ。カロリーメイトとか」
    寿敬一:「うわ、ずりい。俺にはカロメとかあんま食うなって言うくせに」
    東惣太郎:「君はほら、まだ背とか伸びるかもしれないんだから。昼のぶん、僕は夜に食べてるしね」
    寿敬一:「まあ、それは見てりゃわかりますけど……」
    東惣太郎:「でしょ。夜は食べ過ぎないほうがいいとは言うけどね……下手すると中年太りコースだし」
    寿敬一:「先生まだ30代だし、タジン鍋に入りきる程度ならいいんじゃないすかね」
    東惣太郎:「あれ4人用とかなんだよね」
    寿敬一:「なんでデカいの買っちゃうかな……」

    寿敬一:1d100(1D100)>54
    KP:054空

    寿敬一:「あ、漠然としたお題シリーズじゃん。空かあ~」
    東惣太郎:「空、たまに雲の流れが良い感じだとつい撮っちゃうよね」
    寿敬一:「え?俺は別に撮りませんけど……」
    東惣太郎:「あれ?最近の子って、SNSに空の写真いっぱい載せてるって聞いたんだけど」
    寿敬一:「あー、いますね。インスタのストーリーにあげまくってる奴」
    東惣太郎:「ストーリー……?う、うん」
    寿敬一:「でも俺は、空あんま見ようと思わないんですよね。常に前だけ向いてる男なんで」
    東惣太郎:「単純に興味ないだけでしょ……」
    寿敬一:「はは、バレたか」
    寿敬一:「でもまあ、虹なんか出てたらテンション上がりますけどね。写真までは撮らなくても、どこまで伸びるかとかは見たくなります」
    東惣太郎:「確かに。時間の許す限り、眺めてたいものだよね」

    東惣太郎:1d100(1D100)>19
    KP:019目標

    東惣太郎:「目標?ないことはないけど……この歳になると、現状維持の方に重点置きがちだよね……」
    寿敬一:「いやー、でも先生まだ37でしょ。仕事とかだけじゃなくて、趣味の目標とかないんですか」
    東惣太郎:「趣味の目標……そうだなあ……ああ、僕の父親を唸らせるくらいの生け花作品なんか、作れたらいいね」
    寿敬一:「あー、先生の親父さん、華道の先生でしたっけ」
    東惣太郎:「そう。現役のね。評価がとにかく厳しくて。兄さんでさえいつもダメ出し食らうくらいだから……」
    寿敬一:「えっ?陽太郎さん生け花するんですか?」
    東惣太郎:「まあ、趣味ってほどではないだろうけど、昔仕込まれたからね。悔しいけど、あれで結構うまいんだよ。悔しいけど」
    寿敬一:「2回言った……」
    東惣太郎:「とにかく、趣味は楽しむだけじゃなくて、スキルアップできたら……それこそ目標なんか立てたら、もっといいものになるよね」
    寿敬一:「へ~、やっぱカッケーな先生は」

    寿敬一:1d100(1D100)>20
    KP:020将来の夢

    寿敬一:「将来の夢?なんか似たようなのが来たな……」
    寿敬一:「……」
    寿敬一:「……なんだろ」
    東惣太郎:「う、うーん、改めて聞かれると難しいよね。具体的な職業とかじゃなくても、やりたいことって色々あるんじゃないかな」
    寿敬一:「やー、あんま先のこと考えたことなかったですね。今食いつないでくだけでやっとなんで」
    東惣太郎:「……」
    寿敬一:「まあでも、なんだろ?借金ケリつけたら引っ越すとかですかね?ちゃんとエアコンついてるようなとこに。ま、今考えたってとこですけど」
    寿敬一:「んー、やっぱもしもの話じゃつまんないすね~。次、回しちゃってください」
    東惣太郎:「……」
    東惣太郎:「うん……」

    東惣太郎:1d100(1D100)>39
    KP:039拷問

    東惣太郎:「拷問……拷問」
    寿敬一:「あっはは!さっきのより全然面白いの来たじゃないですか。したことあるんですか?」
    東惣太郎:「ないよ!笑顔で聞くものじゃないでしょ!」
    寿敬一:「されたことは?」
    東惣太郎:「なんであると思うの⁉それもないよ!怖いよ、笑顔が!」
    寿敬一:「いや、急にお題ぶっ飛ぶもんですから、面白くて……」
    東惣太郎:「もう……普通は拷問なんて、することもされることもないでしょ」
    寿敬一:「え?俺似たようなもんなら、少し……ん、やっぱいいや」
    東惣太郎:「ちょっと待って、聞き捨てならないよ」
    寿敬一:「ガキの頃の話なんで、拷問なんてほどじゃないですって。喧嘩吹っ掛けてきたやつシメた時に、仕返しってレベルで」
    東惣太郎:「あー、なるほどね……びっくりした。どんな感じなの?ずっと正座させとくとか?」
    寿敬一:「んー……まあ、聞くなら答えますけど……例えば先割れスプーンってあるじゃないですか。あんまり鋭くない物でゴリゴリやられると、すげー痛いらしくて。まあ、それで肌削ったりとか」
    東惣太郎:「……」
    東惣太郎:「……寿、それ絶対よそで言っちゃダメだよ」
    寿敬一:「アンタが聞いたんでしょ……言いませんよ、さすがに」
    東惣太郎:「うう……スガキヤ行くたびに、その話思い出しちゃうな……」
    寿敬一:「俺は毎回思い出してますね」
    東惣太郎:「……素敵な思い出の共有をありがとうね……」

    寿敬一:1d100(1D100)>44
    KP:044惑星

    寿敬一:「惑星?俺ぜんぜん詳しくないんですけど……」
    東惣太郎:「空に興味ないと、どうしてもね……あ、じゃあ宇宙人いるかどうか、とか」
    寿敬一:「宇宙人?いないですよ、そんなの。最近インチキVTRとか出回りまくってますし、もうエンタメ枠ですよね」
    東惣太郎:「そうかなあ?確かにCG映像は多いけど……まだ見つかってない生き物はいると思うな、僕は」
    寿敬一:「え?先生宇宙人支持派なんすか?」
    東惣太郎:「うん。星ってすごい数があるからね。細かい数字は覚えてないけど、銀河系だけでも何千憶とか……」
    寿敬一:「へえ~……」
    東惣太郎:「それだけあったら1つくらい、生き物いてもおかしくないんじゃないかなって。会えるかどうかは別の話だけど」
    寿敬一:「確かにそう言われると納得しちゃうかも?まあ、俺はあんま興味ないけど……」
    東惣太郎:「そうなんだ。ロマンあると思うんだけどなあ」
    寿敬一:「えー?いたとしても、ロマンどうこうの前に話通じないし、絶対苦労することのが多いですよ」
    東惣太郎:「現実的だなあ」

    東惣太郎:1d100(1D100)>64
    KP:064癖

    東惣太郎:「癖かあ。自分では目立ったものはないと思うけど、人から見たら……ってよく聞くよね。僕、何かあるかなあ」
    寿敬一:「俺に振るんすか?そうだな~……あ、さっきからアレすね、何度も手組んでません?」
    東惣太郎:「えっ?手?」
    寿敬一:「こう、肘ついて、手組んで、前のめって……みたいな。話聞いてくれるとき、先生いつもそのポーズですよ」
    東惣太郎:「そうなんだ……全然無意識だったなあ」
    寿敬一:「人の話ちゃんと聞くぞ~って姿勢、俺は超いい癖だと思いますよ」
    東惣太郎:「ふふ、ありがとう。確かに大事なことだからね」
    寿敬一:「俺も真似してかねーと。つい頬杖ついちまうんで、俺」
    東惣太郎:「頬杖ついいてても寿はかっこいいからいいんじゃない?モデルさんみたいで」
    寿敬一:「フォローが適当すぎません?もうちょっとあったでしょ」
    東惣太郎:「えー?ほんとのことなのに……」

    KP:(寿)(1D100)>53
    KP:053山

    寿敬一:「山?あんま馴染みねーな……」
    東惣太郎:「寿はなんか海派っぽいもんね」
    寿敬一:「まあ、そうすね。てか悪ガキグループで海は行っても、山は行かないでしょ」
    東惣太郎:「なるほど、確かに」
    寿敬一:「山、登ったことないんだよな……あ、一回山奥まで行ったことはありますけど」
    東惣太郎:「あ、もしかして、あの時の話?変な学校でカレー作ってきた、みたいな……」
    寿敬一:「それですそれ。……先生まだあんま信じてないと思いますけど」
    東惣太郎:「いや……初めて聞いたときは夢の話かと思ってたけど……最近やっと、本当かなって思うようになったよ」
    東惣太郎:「いかんせん今の状況がソレだしね……」
    寿敬一:「はは、言えてますね。あの時はめちゃくちゃ山深そうで、下りたら絶対遭難するか熊の餌になると思いましたよ」
    東惣太郎:「まあ、無事に帰ってこられて何よりだよ。頼れる人たちがいて良かったね。……ちなみに、山で熊に会ったらどうすればいいか知ってる?」
    寿敬一:「ああ、死んだふりはダメなんですよね、確か」
    東惣太郎:「うんうん、よく知ってるね」
    寿敬一:「なんで殴ります」
    東惣太郎:「……」
    寿敬一:「鼻が弱いんでしたよね。そこに一発食らわせれば、生きては帰れるでしょ」
    東惣太郎:「こらこらこら。駄目だよ。絶対に。あったらゆっくり荷物置いて、ゆっくり後ずさって逃げるの」
    寿敬一:「そうなんすか?殴ったら俺が死にます?」
    東惣太郎:「死ぬと思うな~……兄さんですら多分逃げるよ、熊は」
    寿敬一:「陽太郎さんでも勝てないなら無理すね……覚えときます」

    東惣太郎:1d100(1D100)>9
    KP:009不思議な現象

    東惣太郎:「不思議な現象……さっきも言ったけど、まさに今だよね」
    寿敬一:「ですねー……最近、こんなのに巻き込まれがちで……さすがに慣れたとまでは行きませんけど、『またか』的な感じにはなります」
    東惣太郎:「僕もだよ。……他に人がいたから、なんとかなったけどj
    東惣太郎:「倫ちゃんと鵜野さんと東京で会ったときもそうだし、最近は結衣さんとも……いや、こっちはあんまり思い出したくないな」
    寿敬一:「あー、なんか言ってましたね~……そうだ、まだ先生に喋ってなかったんですけど……ほんとについ最近、……雪女?に会いました」
    東惣太郎:「へ?これまた有名なものに……」
    寿敬一:「雪女のいる屋敷……って噂あるとこにスミさんと行ったんですけど、想像とは全然違いましたね。普通の女の子でしたよ。着物とかじゃなくて、スカート履いてましたし」
    東惣太郎:「スミさんと?肝試しでも行ったの?仲良しだね君たち……」
    寿敬一:「んー、肝試しとは事情が違いますけど……そんな感じの体験はしましたね。閉じ込められましたし」
    東惣太郎:「雪女に閉じ込められちゃったの?」
    寿敬一:「いや、一緒に閉じ込められる側です。雪女……まあ、アニちゃんっていうんですけど。触ると俺らが凍っちゃうのに、スミさんがアニちゃんにハグしたい!とかなんとか言って、駆けずり回り出して……」
    東惣太郎:「へえ、思ったよりお転婆な子だ」
    寿敬一:「アニちゃんはもうほっといてくれって言ってたから、ぶっちゃけ俺、お節介すぎかも?とか思って、後ろついてっただけなんですよね~」
    寿敬一:「……正しかったんすかね、アレ」
    東惣太郎:「……うーん……僕はそのアニちゃんって子のこと知らないし、スミさんにそういうとこあるって今初めて知ったからな……踏み込んだことは言えないけど」
    東惣太郎:「抱きしめたい、って思うこともお節介かも、って考えることも大事だよ。アニちゃんのことちゃんと考えられてるんだから、二人とも正しいよ、きっと」
    寿敬一:「……そう、ですか」
    寿敬一:「でも、ボンヤリしてたらスミさんに怪我させちゃったんすよね。やー、なんか他になかったかなとか。止めらんなかったなって」
    東惣太郎:「悔しいの?」
    寿敬一:「まあ、ちょっと」
    寿敬一:「いや……だいぶ」
    東惣太郎:「ふふ。そう思えるならそれでいいんじゃない?きっとスミさんにも伝わってるよ」
    寿敬一:「そうは見えませんけど……」
    東惣太郎:「見えないだけかもしれないし、そうじゃなくてもこれから伝わるかもよ。……良い友だちを持ったんだから、大事に付き合っていきなね」
    寿敬一:「……はい」

    KP:ふと視線を部屋に泳がせると、二人は丸時計の下に扉が一つできていることに気が付いた。
    扉には『おかえりはこちら』と書いてある。
    どうやらあそこから出れば帰ることができるようだ。

    東惣太郎:「あれ、いつの間に」
    寿敬一:「お、こっから出れるのか?じゃあ行きますか」
    東惣太郎:「ぬいぐるみ、持ってかないの?」
    寿敬一:「え?別に俺は……」
    東惣太郎:「いいじゃない。今日の記念?ってことで。どうせ寿の家、あんまりモノ置いてないでしょ?」
    寿敬一:「まあ、そうですけど……そこまで言うなら、連れて帰りますかね」

    KP:あなた達が扉を開けてそこへ入るとゆっくりと意識が浮上するような感覚が身体を包み込む。ふんわりと揺蕩っているような、そんな感覚だ。
    我慢することが出来ず瞼が閉じられ……あなた達の身体は寝る前に得ていた触感を取り戻す。それは夢から覚めた時のものによく似ていた。
    目を開けるならその眼前にはいつもと変わらぬ光景が広がっている。

    そう、それはただの夢だったのだ。
    ほんの少し記憶に留まる、ただの。

    KP:おかえり現実。
    シナリオクリアです!
    KP:◇生存報酬
    シナリオクリア1d10+5
    遊んでくれました1d10+5
    お持ち帰りした物。ベッドの横に置いてあります。

    東惣太郎:1d10+5(1D10+5)>10[10]+5>15
    東惣太郎:1d10+5(1D10+5)>9[9]+5>14
    system:[東惣太郎]SAN:69→83
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