×××レオーネの心域へと形を変えた塔を上がり続け、その途中で彼の身に起きた様々な出来事を見た。
心の奥底に沈めた本音の数々。
切ない思い、期待、意思、そして絶望。
それらすべてを振り切り上へ上へと向かう度、「お前はどうだ?」と問われ続けているようだった。
私は貴方じゃない。
“時代は違えど立場は同じ”
私は今まで乗り越えられてきた。
“じゃあこの先は?”
問われる度に、心で答えた。
これは迷いではなく惑いであると自分に言い聞かせ、歩みを続ける。
…
頂上での決戦。
ユーライザの手助けや、途中からアシュレイの協力もありジア・ルミナとレオーネを食い止めることに成功した。
私は世界の、これからの人々のあり方を信じて欲しいとレオーネに訴え続けた。今を生きる私たちは、未来に希望を持って生きていると。
814