ひがんちゅと立海「やあ木手、これから風呂かい?ちょっといいかな」
「……アナタから私に話しかけてくるとは珍しいですねぇ幸村クン。何です。手短に願いますよ」
「さっき、おたくの甲斐が真田の胸を揉んでいたよ」
「誠に申し訳ございませんでしたッ」
「わっ!すごい角度のお辞儀。木手、頭を上げてよ」
「後ほど甲斐を連れてお詫びの品と共に真田クンの部屋に……」
「待って待って。お詫びなんていいんだ。甲斐は別に悪い事した訳じゃないよ」
「ッ……しかし、真田クンを怒らせてしまったのでは……。甲斐は何発殴られていましたか?」
「真田は怒っていないよ。むしろ誇らしげな顔して胸を揉まれていたよ。甲斐は胸筋の鍛え方を真田に聞きたかったんだろう?さすが比嘉は身体作りに熱心だね」
「エッまあ、そうですね、胸筋……。そう、です」
「最初おっぱい揉ませてくりって言ってたからどうなる事かと思ったけど」
「誠に申し訳ございませんでしたッ」
「木手のEカップより大きそう、とも言っていたね」
「あのフラー(ばか)ッ!」
「大丈夫。真田はキョトンとしてたから、俺が触らせてあげたらって言ったんだよ。真田の筋肉に興味があるんじゃない、ってね」
「助かりました。ありがとうございます……」
「真田におっぱいの話はまだ早いしね」
「うぅ……」
「比嘉ではおっぱい触り合うのが流行ってるの?」
「流行って、いません……」
「まあいいや。木手、おっぱい触らせてよ」
「は!?」
「おたくの副部長がウチの副部長のおっぱい揉んだんだから、今度は部長の俺が部長の君のおっぱい揉まないとフェアじゃないだろ」
「くッ……。仰るとおりです……。しかし、こんな人通りのある廊下で……」
「二人きりの場所でおっぱい揉む方がおかしくない?」
「確かに……。わかりました、さあ、どうぞ……」
「前からがいい?後ろから?」
「真田クンはどちらからでしたか」
「前からモミモミされていたよ」
「……じゃあ、前からで」
「了解。いくよ」
♡♡♡
「木手、わったーには触らせてくれないのに幸村におっぱい揉ませたってじゅんに(まじで)!?ズルい!ズルい!」
「……甲斐クン、ちょっとそこに正座しなさいよ」
「へ……」