Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    notikokoko

    @notikokoko

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 39

    notikokoko

    ☆quiet follow

    イチノサンの「沢北、おいで」を聞いてものすごい勢いで反応したフカツサンがイチノサンとふたりになった時の会話。

    深イチ未満。「イチノは沢北に甘いピョン」
    「深津と河田が鞭だから。オレは飴あげてもいいだろ」
    「……河田が鞭かどうかは微妙だピョン」
    「そう?どちらかと言えば鞭だと思うけど」
    「……」
    「……さみしい?」
    「…………『さみしい』?」
    「河田が沢北ばっかり構ってるから。さみしいのかな、って」
    「イチノからはそう見えるのかピョン」
    「うん」
    「……興味深いピョン。どこらへんがそう見えるピョン?」
    「どこらへん?」
    「ピョン」
    「んー……沢北を構ってる河田をいつも目で追ってるから」
    「河田じゃなくて沢北を見てる可能性もあるピョン」
    「え、そっち?」
    「可能性の話ピョン」
    「沢北に構う河田を見てたのか、河田に構われる沢北を見てたのか……ってことか」
    「ピョン」
    「逆は考えなかったな」
    「ありうる話ピョン」
    「……でも、深津は沢北のことはいつも目で追ってないだろ。河田のことはよく見てるけど」
    「……それは、つまり」
    「うん?」
    「イチノがオレのことをよく見てる、ってことだピョン」
    「……そう来たか」
    「間違ってないピョン」
    「まあ、そうだね。でも深津だけじゃないよ」
    「ふーん……ピョン」
    「野辺は河田をちらちら見てるし、松本は沢北を見ないようにしてるつもりだろうけど、結局よく見てるし」
    「ピョン」
    「意識してる相手が誰なのか、視線の先を見てるとよくわかるよ。本人に自覚があるのかどうかは知らないけどね」
    「イチノは?」
    「ん?」
    「オレをよく見てる自覚はあるのかピョン」
    「……いや?言われて気付いた」
    「特大ブーメランだピョン」
    「ほんとだ。……指摘されると恥ずかしいね」



    続……かない!~完~
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍😍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works