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    Xxkuro_9632xX

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    春雪の玄実設定
    2年生玄弥の文化祭

    猛烈ダッシュで書いたのでちょっとグダってます

    #春雪の記憶
    memoryOfSpringSnow

    10月『コスプレ』どうしてこうなった………




    秋も深まり学校は文化祭当日
    俺は絶望していた



    クラスは喫茶店
    まぁ、特になんの希望もなかった俺は
    わいわいと決まる内容をぼんやりと眺めていた



    何やるにしてもこの体格とこの容姿では表には立たずに裏方が大体
    ものが決まったらそれなりのところへ行けばいいだろう



    そう思ってたし、実際内装と当日は調理がメインと決まったし
    当日までそう準備をして
    みんなで考え出されたメニューをどう準備するかの流れを打ち合わせていた



    特に詳しくコンセプト?とかは聞いてなかったけど
    やたらと動物の可愛い感じのメニューが提案されんなぁ……とは思ったけど
    去年強制的に宇髄先輩により打ち込まれたイベント実行委員会の仕事もあり
    あんまり確認できてなかった



    出来てなかったけど………




    「はぁ!?」





    当日の朝突然渡される袋
    中身を開ければスーツ?なのかなにやらシャツにベストのような奴とスラックス
    その下にはもっふもふのなにか



    ベストのような奴って言ったのは明らかにベストだとは思うものの見たことない装飾があるからで



    「なんで俺が着るんだよ!?俺裏方だぞ!?フロア担当の炭治郎とかならわかるけど」



    「そりゃ当たり前だろフロアの竈門はもう着てる!これは不死川の分」



    「だから何で!?」



    「作ってたらテンションが上がってもうこれはお前着せるしかないと!そして着るならフロアに立たせようと!」




    「前田ァ!?」




    「だってインスピレーションが湧いたんだからしょうがないじゃないか!」




    インスピレーションっておかしいだろ
    仕事わけだってしたわけだし!?




    「お前そしたら調理どうすんだよ」




    「まぁそこら辺は女子がフリフリのエプロンでなんとかしてくれる………それかなんだ?着るか?フリフリのエプロン」




    「いやいや、その二択おかしいだろって」





    おかしいだろ!
    ってか普通にエプロン持ってきたし!




    「あー!そうだ!よし!わかった」






    ジリジリと寄ってくる前田に同じくジリジリと後ろに下がる俺
    ニヤつく顔にイラッとくる



    「…なんだよ」



    「ほら今日不死川先輩来るんだろ?竈門が言ってた」




    「……それがどうしたよ」



    「これ着て午前フロア立ったら午後は丸ごとあけてやる不死川先輩と回ってきていいから!な?悪くないだろ?」




    「~~~ッ!…………わかったよ」






    結局午後フリーに負けて了承したものの
    既に後悔している




    何故なら
    やたらめったら女子が集るからだ…
    そっけなくしてるのにキャーキャー、キャーキャー言いやがる




    「あざーした………ふぅ……痛っ」





    それにつけさせられてる黒い耳がドアに引っかかり留めてる髪を引っ張るから痛い




    狼がなんだか知らねぇけど
    つけてる耳は絶妙重いし、尻尾もゆらゆらと邪魔だし
    なにより、謎のベストがコルセット?かなんか知らねぇけど締められてて苦しい……




    「…はぁ」




    水を取りに裏に入りつつ
    ちらりと炭治郎を見ればあの状況でニコニコと接客してて凄いと思う
    炭治郎にはたぬき丸い耳に大きな尻尾がついてる
    ぶっちゃけよく似合ってると思う
    可愛い





    その様子をぼんやりと隙間から眺めていると、俺の視線に気づいた炭治郎がとことこと俺の方へ寄ってくる



    「玄弥?大丈夫か?」



    「…ぎり……なんとか」



    「本当なら中の担当だもんな…でも!その格好すごく似合っててカッコイイな!」



    「ありがとな……お前のが様になってるよ…なんか可愛いし」



    「ははっ!そうだろ?ありがとな!ほら、あと少し頑張ろう!」




    「…あぁ」





    ぽんぽんと炭治郎は俺の背中を叩き再びフロアに戻っていった





    なんか少し元気になったわ
    そう…あと少しあと少しだ!




    なんとかしてこの格好を先輩が来る前に着替えなければ!






    先輩と約束してるのは13時だから時間はある…12時まで頑張って着替えれば!






    ……こんな格好恥ずかしくて先輩には見られたくねぇし
    文化祭の準備でこの一ヶ月全然会えなかったのに…
    やっと会うって時にこの格好は嫌すぎる!




    あともう少し……!




    「玄弥ァ」





    「…ッ……せん…ぱい?」





    なんとかやる気を振り絞って次のお客さんを迎えるべくフロアを抜けて入り口を開けるとまさかの先輩





    「え……あ」




    「あ…ちっと早くついたから寄ってみようと」





    「~~ッ!」





    「あっ!ぉ、おい!玄弥‼」





    予想外の先輩の登場に顔に一気に熱が集まり居た堪れなくなり勢い良く裏に逃げた




    「…さいっ……あくだ」





    突然駆け込んで調理場の隅にしゃがみこむ俺に調理してたクラスの女子がオロオロと様子をうかがってるけどどうしていいかわからなくなってるのを感じながらも顔を上げられない




    見られた…
    絶対見られたくなかったのに
    先輩にはずっと裏作業だって言ってたし
    最悪だ……




    「…玄弥?先輩待ってるぞ?」



    この状況にヘルプが出されたのか炭治郎がポンと俺の背中に手を置き横に一緒にしゃがみこむ





    「……」




    「玄弥?」





    寄り添って背中を擦る炭治郎




    「…不死川先輩だって玄弥に早く会いたくて来てくれたんじゃないか?」




    「…っ」





    「裏方でも少しでも見れたらって…玄弥だって早く先輩に会いたかっただろ?」




    「……ん」




    そりゃ会いたかった
    会いたかったし少しでも長くいたくてこの格好も嫌々だけど引き受けた






    「じゃあここにしゃがんでないで行こう?な?」





    「……ん」





    炭治郎に手を引かれてフロアに出るとすぐに先輩はいた





    そして




    ………めちゃくちゃ怒ってる
    出会い初めの頃レベルの顔面してる




    「…玄弥ァ?」





    「…は、はい」




    「…逃げるたァどういう了見だァ?」





    「……その」





    こ………怖ぇ




    「しかもお前ェ裏方だっつってなかったかァ?めちゃくちゃ表にいんじゃねェかよ!」




    「…ッそれは!」




    「不死川先輩!玄弥を怒らないでください!」





    「あァ!?」





    胸ぐらを掴まれそうになる瞬間に炭治郎が間に割って入る




    「玄弥はちゃんと調理の予定だったんです!でも今日急遽変わったんです!な!玄弥!」




    「…そうなんです…でも…その午前中これ着たら午後はいいって」





    「………はぁ……そうかい」






    先輩の顔面に浮いていた青筋が消えて
    掴まれそうに伸ばされた手は降ろされた





    「…玄弥」




    「は、はい!」





    「そこ…しゃがめ」




    「え?…あ、はい、こうッスか……わっ」






    先輩に言われるままその場にしゃがみこんで先輩を見上げるとゆっくりと先輩の手が俺の頭に伸びてわしわしと頭を撫でられる





    「……はぁ…最初からわかってたらちゃんとしたカメラでも持ってきたのになァ」





    「……撮らなくていいです!」





    「あァ?撮るだろこんなに可愛いんだからよォ」




    「………可愛くねぇッス…………っ!」




    わしわしと頭を撫でていた手が後頭部に回ってきて引き寄せられる
    ふわりと鼻を掠める久しぶりの先輩の匂いが落ち着く






    「…なァおい、コイツ貰ってくぞ、もういいだろ?」





    「「「どうぞ!」」」





    「…え!?わっ!」





    ぐいぐいと手を引かれて先輩はずんずん人混みを進んでいく
    目的地が決まってるのか周りを見ることもなく
    そして辿り着いたのは委員会で使っている部屋






    「先輩…ここ」




    「ここなら誰もこねぇだろ」






    手を引かれるまま中に入ると後ろ手に先輩が鍵をかける音が聞こえた




    「…ぇ、鍵」




    「…こっち」





    再び手を引かれて奥の資料部屋に連れて行かれる





    「…ん」




    「え?」




    資料部屋に入ると先輩は振り返って腕を広げて俺を見上げる




    「…………」




    「……ぁ!」





    広げられた腕の中に入れば先輩の腕が俺の腰にまわりぎゅっと抱きしめられ俺はその上から腕を回して先輩を抱きしめた




    「…お前に避けられんのが1番メンタルに来る」




    「…す、スミマセン…この格好が恥ずかしくて」






    「……似合ってるぜ?オオカミ?の耳」




    「似合いたくねぇっス!」




    「…あぁ?いいじゃねェか犬好きだぜ俺」




    「うぅー」





    「それに俺の為なんだろ?」





    「…はい」





    機嫌の良さそうな声が肩口に埋まった先輩から聞こえる
    グリグリと先輩の頭がすり寄せられる




    「…ふふっ…独り占めだなァ」







    先輩の方が可愛い!
    久々の先輩最高!




    「……ん」





    「…ッ!」





    先輩のあまりの可愛さにさらに力を入れて抱き込んでしまって
    先輩から苦しそうなくぐもった声が漏れて力を入れ過ぎたのに気づき勢い良く離す




    「……ぁ?」




    「…スミマセン!力入れ過ぎました」





    離した先輩の顔を覗き込むとめちゃくちゃ不満そう




    「…その」




    「…別にもっとしていい」




    「…ぇ…あ、そしたら苦しくないッスか?」




    「いいから、お前が力いっぱいしたところで潰れねェよ俺ァ」





    「…じゃ、じゃあ」





    先輩を覆うように腕を回して再び力いっぱいに抱きしめる
    それでも多少は加減しながらじわじわと力を込める




    「…はぁ…げんやァ」




    「…先輩ッ!」




    「…ん…げんや…もっとしても…っ平気」




    「…は、はい」





    「……んっ」




    ぐぐっとさらに力を込めれば先輩からくぐもった声が漏れる




    こんなに力を入れて大丈夫か心配になるけど
    隙間なく抱き込んでるから腕いっぱいに先輩がいて先輩の体温を感じて
    顔にかかるふわふわの先輩の髪とシャンプーの匂いとか…耳に直接感じる先輩の呼吸とか漏れる声とか…頭くらくらする





    「…うぉ?」




    「……っ…先輩」





    気がついたら資料部屋の机に先輩を組み敷いてた




    「………」




    「………」






    やばい……先輩が色っぽ過ぎる
    更には久々の先輩なわけで……
    そりゃ触りたい…や…触る以上もしたい
    けどこんなところで盛って嫌われたら




    せっかく付き合えたのに…!





    「……ちゅ」




    「……へ?」




    ぐるぐると組み敷いたまま考えていると背中に回っていた先輩の腕が首に周り、唇にふにゅっと先輩の唇が……




    「…ん……ちゅ」




    「……っ」






    はむはむと先輩に唇を食まれる
    やばい!やばいって!
    我慢してるのにそれはやばい!



    「…げんやァ」




    「…は、はい」




    「……ここ外から見えねェんだぜ」





    「…ぁ」




    「…鍵もかけたしなァ」





    「…あの……いいんスか?」





    「……ん、いいぜ?」




    「でも…その…文化祭」




    「…午後丸々勝ち取ったんだろォ?」





    頑張ったワンちゃんにはたくさん褒めてやらねェとなァ





    そう言って先輩は微笑むと
    スルスルとシャツをたくし上げて俺の手を先輩の腹に誘う





    「……っ」




    「…んふっ……ん」





    そんな事されたら堪らず
    そのまま先輩の唇にがぶりと喰らいついて貪った




    「…せん…ぱいッ」




    「……ッ……はっ…ん…げんやァ」





    文化祭をまわるのはもう少し後で……
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