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    moku_amekaru

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    moku_amekaru

    ☆Тайно следовать

    鍾タル 星を眺める公子の話
    ⚠️「帰らぬ熄星」の要素、魔神任務第2章第3幕のネタバレ
    書きたかったことが迷子になったので落書き供養

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    moku_amekaru

    СДЕЛАНО鍾タル 初夜の翌日
    終わったものは仕方ない ふわ、ふわ。仰向けに寝そべったまま、海の上に浮かんでいるようだ。頭のてっぺんから足の先まで、くったりと滲んだ浮遊感が収まらない。それなのに、波の音も帆の音も、随分遠くから聞こえてくる。妙な、心地だ。
     
    「——、あ」
     
     ぱちり。開いた視界に映るのは空の青でも海の蒼でもなく、木目の並んだ天井だった。背中の下敷きになっているのも揺らめく水面ではなく、真っ白なシーツ。その下の布団も程よい反発がくたびれた身体を適度に支えてくれていた。
     生まれたままの姿を包む羽毛布団も心地よく、目覚めきっていない頭が再び沈みそうになる。それと、強烈な違和感。ここはどこだったか。ぼんやりしたままの脳から警鐘がひびき始める。
     自分の宛てがわれた部屋のベッドも上等な寝心地だが、布団の素材感は別のものに思える。天井だって違う。そして何より……鼻を掠める香が、どうにも落ち着かない。深く染み込んだ木蓮と白檀の匂いが、タルタリヤの鼻先から入り込んで奥まで満たしてしまうような。だめだ、だめだ。傍らからの微かな息遣いに気づいても、振り向いてはいけない。早く、逃げないと。
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