猛獣といっしょ♡猫の日の話を聞いた先生が酒の席の流れで一日猫になった。
「ちょっとおっきくない?」
なんだか普通の猫より随分おっきい猫に。立ち上がったら俺よりも大きいかもしれない。がっしりした前足をソファに座る俺の太ももに乗せると、しっかりした重量を感じる。
「ぴゃ"ー」
「え、鳴き声それなの!?」
絶妙に低い割にちょっと響きが可愛い鳴き声に笑っていると、咎めるようにふわふわの長い尻尾が頬を叩く。
「ごめんごめん、しっぽもふわふわだ、触っていい?・・・って、うわぁ!」
触りやすいようにだろうか、びゃーびゃーと鳴きながら上に乗っかってきた先生にあわてて体を横に向ける。体おっきいから膝の上に乗せられないな、それはちょっと残念かも。
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