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    ofuku530

    おふく@ofuku530です!
    五悠、伏宿伏などのお話を書いていきます!
    18歳以下(高校生を含む)の方は御遠慮下さい

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    ofuku530

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    短い話三本💕💕
    五悠

    五←伏表現あり

    短いはなし虎杖悠仁が五条悟の番になったは在学中で19での卒業式の3ヶ月だった。そんな2人の間に生まれたのは双時には子の上に夫婦子だった。
    「夫婦子って前世に愛し合って仲のいい夫婦が生まれ変わるんだって」
    「じゃ俺と悟さんも来世は双子?」
    五条の言葉に悠仁は嬉しそうに笑いかける。
    「そうかもね、それぐらいの縛りかけちゃう?」
    「あっ、でも次もこうして夫婦で居て愛されたい」
    真っ赤になる悠仁に五条は優しく抱き寄せた。
    「何度生まれ変わっても悠仁を見つけて愛してあげる」
    その言葉に悠仁も優しく抱き返した。

    それから4年、相変わらずラブラブで五条も驚く様なイクメンなのだが、悠仁は子守りに疲れるし五条が居る時と居ない時のクオリティは違う。
    「今日、父ちゃん居ないから、昼はラーメンにしようかな」
    その言葉に遊んでいた子供達が悠仁に駆け寄る。五条にそっくりの甘えん坊の男の子の由紀としっかり者の悠仁に女の子の由衣。
    「ラーメン!食べたい」
    「僕も」
    「具がないよ?」
    「いい!」
    はしゃぐ子供に笑う悠仁。別に五条が居てラーメン出しても美味しいよねと食べてくれるが、悠仁が五条には美味しいと云う好物をつくりたいのだ。
    「カップ麺にしよう~洗い物少ないし」
    今日は楽しようと笑いながら子どものそばで遊び出す。洗濯物は寝てる間に五条が干しって行ったらしい。
    「洗濯物干す悟さんて絵にならんな」
    「母ちゃん抱っこ」
    甘えてくる愛しい人に似た我が子を膝に乗せて悠仁は微笑んだ。暫くしてご飯の準備の為にキッチンへ向い、甘い卵焼きとタコさんウインナーを大きなお皿に適当にいれて中央に置くとラーメンができたので三人で食べる。由紀は甘いもの好きで卵焼き、由衣はタコさんウインナーに目を輝かせてラーメンを啜る。
    (旦那居ない時は楽な飯なは皆一緒かな)
    きっと子供が居ない時ラーメンだけだなと悠仁は思いながら笑う。
    「美味しいね!母ちゃん」
    「美味しな」
    子供もラーメンが嬉しいのか終始笑顔だった。食べ終わったお皿とはしを流しにおいて子供のリクエストで公園で遊んで寝かしつけている間に悠仁も寝てしまった。不意に流れる水の音に目を覚ます。
    「おはよう悠仁」
    「悟さん?あっ、洗いもん」
    「終わったよ」
    立ち上がって近寄るとはしと皿が無くなっていた。
    「ありがとう・・疲れてるのに」
    「疲れてるのは同じだよ」
    「うん・・あっ卵焼き食べたの?」
    「お腹すいたからラーメンと」
    その言葉に悠仁は眉をひそめる。
    「駄目だった?」
    「起こしてくれたら作ったんだけど」
    「えっ?気にしないで良いよ、僕もラーメンとかでも構わないよ?カップ麺とかも結構人数分はだるいし」
    五条の言葉に悠仁は抱きつく。
    「悠仁?」
    「違うんだって・・未だに俺が悟さんには好物作ってあげて上手いよって幸せに笑って欲しいの」
    「っう・・・」
    「ごめん?重い?」
    その言葉に五条は可愛らしい奥さんの唇を吸う。
    「すごい幸せ」
    「じゃさぁ・・お願い聞いて?」
    「うん?何かな?」
    「3人目欲しい」
    真っ赤な悠仁の誘いに五条は微笑む。
    「夜にね」
    「今・・だって多分あいつらあと1時間は起きないし」
    「じゃ起きたら僕が面倒見るかな」
    くすくす笑いながら五条は悠仁を強く抱き寄せて、幸せなキスをしたのだった。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    「あたし、昨日の五条さんとエッチしたの」
    たゆたゆと乳を揺らしながら幼い顔付きのアイドルが嬉しそうに廊下で大かなな声で話していた。人気絶頂のグループアイドルのセンターの子が恋愛禁止のはずなのにと悠仁は思いながら歩き出す。
    「虎杖悠仁君だぁ!」
    その隣にいた女の子に声をかけられて悠仁はハニカミ手をふる。年齢は割と近い方だ、悠仁は今年18になったばかり。
    「今日の番組楽しみにしてます」
    「俺も!女の子とあんまし話した事ないからかむかも」
    少し照れる悠仁にアイドルの子は可愛いと呟いた。悠仁は有名事務の男性アイドルでバライティやドラマなどなんでもこなす子、グループも伏黒恵、狗巻棘、乙骨憂太と云うメンバー四人で活動していて、悠仁はメインのボーカルだ。今度、先程でた超有名芸人の五条悟と少し危ない雰囲気の映画にw主演が決まっていた。
    「悠仁君!私の五条さん取らないでね」
    勝ち誇ったように歩く女子に悠仁は首を傾げる。
    「ちょっと失礼だよ!それに恋愛禁止なんだから気軽に喋らないでよ」
    焦り出す周りの女の子達を無視して歩き出すセンターのアイドルに悠仁は苦笑いをする。
    「ごめんね悠仁君!」
    「気にしてないよ!大丈夫」
    1人が謝り悠仁が手をふるとその子は何度も頭を下げて行った。
    「ちっ」
    小さな舌打ちが聞こえて悠仁は歩き出すと現場に向かう。そして用意された席に座ると遅れて五条悟が座り悠仁の頭を撫でた。
    「ちょっと五条さん髪型が崩れる」
    「悠仁は前髪下ろした方が可愛いよ」
    「ちょっと」
    甘い笑顔で髪を直されて悠仁は真っ赤なり唇を尖らせる。すると周りのスタッフや観客が笑い更に悠仁がふてる。すぐに番組の撮りが始まり映画の内容を聞かれる。
    「悠仁とのキスシーンドキドキしたよ!可愛くて」
    甘いシーンの話を振らるて五条は楽しげに語り出す。
    「悠仁もしたよね?」
    「そんなん聞かんでよ」
    照れる悠仁に現場が盛り上がり。司会が
    「付き合ってんの?五条君駄目だよ、アイドルに手を出しちゃ」
    と五条を先輩が弄れば五条は悠仁の肩を抱き寄せて
    「えっ?悠仁は誰にもあげないよ」
    と甘い雰囲気で悠仁も照れる。
    「こらこら変な雰囲気醸し出すな」
    と司会の芸人に言われて2人は離れるのだった。

    収録が終わり悠仁が皆に挨拶をしてスタジオを出ると、先程のセンターのアイドルが悠仁を無理矢理薄暗い所に連れて行き怒鳴り出した。
    「五条さんは私のなんだから、触んじゃないわよ!」
    「えっ・・俺から触って無いじゃん」
    悠仁は驚きながらその子を見詰める。
    「私と五条さんは身体の関係もあるんだし恋人だから、もうすぐニュースにもなるし」
    その言葉に悠仁の表情が消えた途端、バンと壁を殴る音が響く。驚いた女の子が目を閉じてゆっくりと瞼を持ち上げると目の前には怖い顔の悠仁が居た。
    「ひぃ」
    「あんたさぁ・・どんな嘘の自慢話も構わないけど悟さん使うの止めてくんない?」
    「えっ・・悟さんって?嘘って」
    「昨日悟さんに抱かれたの嘘だよな?」
    「う・・嘘じゃないよ!昨日ホテルに」
    「昨日、悟さん俺と居たんだよな、俺の部屋で俺を抱いてた」
    「嘘!」
    「嘘じゃないし」
    そう言うと悠仁は上着を脱いで鬱血や歯型の痕を見せる。
    「嘘・・・やだぁ五条さんは」
    「妄想だろ?あとニュースなんかにさせない・・君17だから五条さんが捕まるんだけど、そんな事考えてないのかよ?」
    「それは」
    「まぁ消えるのは五条さんや俺じゃないけど」
    「えっ?」
    悠仁はニヤリと息を吸うと大きな声をだす
    「うわぁぁぁぁ!待って!ヤバイってたんま」
    床に上着を投げると壁にもたれ掛かると両手を前に突き出す。
    「どうしたの?虎杖くん!」
    「悠仁!?」
    現れるスタッフや出演者に悠仁は見えない様に微笑む。
    「五条さん!」
    そのままの格好で悠仁は五条に飛び付くと抱き寄せられ上着を掛けてもらう。
    「君?何してるの?悠仁に何したの?」
    低い声にアイドルの子がふるえ出す。悠仁は五条の胸に顔を埋めて涙を貯める。
    「違う、私は・・」
    「悠仁大丈夫?怖かったね」
    「ちょっと!あんたが勝手に」
    「僕の大事な悠仁に何をしたのか聞いるんだよ?」
    「私は!何も」
    その声に悠仁が五条にしがみつく。
    「五条さん行こう」
    「あぁそうだね?怖かったね悠仁。誰か俺の楽屋に悠仁の服届けてあと甘い暖かい飲み物!悠仁の体が冷えてるから」
    そう言い残して歩き出す、五条に女の子が声をあげる。
    「待って五条さん!悟さん!好きなんです!」
    「昨日も出待ちして言われたけど無理だし、っうか君誰?」
    その言葉に周りがザワつくと同じグループの子が笑い出す。すると先程、悠仁に優しくしていた子が現れて
    「悠仁君?これ良かったら口付けてないやつだから・・ごめんぬあの子が」
    「あっ・・ありがとうございます・・さっきも」
    怯えながら暖かいカップを受け取りながら悠仁はその子に泣きそうな顔でハニカム。
    「本当にごめんなさい!リーダーとしてあの子事注意しとく」
    その言葉に五条は
    「悪いけどよろしく」
    といいその場を後にしたのだった。残された女の子に周りが、五条さん狙いで虎杖君にまで手を出すとはと囁かれてその子はその場から走り去らる。


    それから暫くして彼女はとある週刊誌の会社前に居た。そして勇気を振り絞り中に入ろうとした時だった。
    「まだ懲りてないの?」
    可愛らしい声に女の子は振り返ると手にしていた封筒を取られる。
    「俺に対する嫌がらせなら許せたけど悟さん巻き込むなよ」
    封筒の中身を見て可愛らしい男の子の顔が歪む。
    「虎杖悠仁・・お前のせいで私は!」
    「自業自得じゃん」
    「私はあんたのせいでセンター下ろされたし!グループで笑い物になった!だから」
    「だからって悟さんを傷つけたら許さない」
    強く言われて彼女が怯む。封筒を持ち直す悠仁のそばに大人しそうな男性が立ち封筒を受け取る。
    「伊地知さんごめんなさい・・」
    「構いませんよ・・彼女の事務所とお話がありますので私はこれで」
    その言葉に女の子はふるえ出す。悠仁は帽子を被り直してマフラーに口元まで隠すとゆっくりと背を向けて歩き出す。愛しい人のマンションを目指して。その後彼女がテレビからゆっくりと消えていき、半年後にグループを卒業するニュースを悠仁は五条のそばで見ていた。
    「悠仁~そんなの見てないで遊ぼう?」
    「良いぜ!何すんの?」
    「セックス」
    「・・・・デート」
    抱きつきながら悠仁が不満そうにいえば五条は唇を尖らせる。
    「Hしたい!悟さんの悟くんが悠仁のなかで」
    「うわぁぁぁぁ!なんて事言うんだよ!」
    「絶対に夜景を見に行くから」
    「絶対だかんね!」
    「うん!絶対にね」
    甘く囁かれて悠仁は五条のキスを受け入れた。



    五条と伊地知はとある事務所でコーヒーを啜りながら、怯えた男性と話をしていた。
    「これさぁ?僕を潰したいの?17に手を出したとか洒落にならないから」
    「すいません・・」
    「それと悠仁への嫌がらせ?まぁ僕的には付き合ってるって公開しても良いけど?悠仁はダメージ強いからね」
    封筒の中の写真を五条が投げるように机に置く。五条と悠仁がキスをしたり愛し合っている写真。そして音声
    「彼女が仕込んだみたいだよ?悠仁の部屋に、ファンの贈り物を大事にする悠仁が貰ったくまのぬいぐるみ」
    その言葉に男性は小さく息を飲む。
    「しかも考えたよね俺のイメージカラーなら悠仁特に可愛がるから」
    「この度本当に申し訳ありません」
    「悠仁との事務所と話もしたんだけど、結果を伊地知、お願い」
    「はい」
    カチャリと眼鏡をかけ直して伊地知は手帳を開く。
    「まず、五条さんをイメージを著しく下げようとした名誉毀損。つぎに虎杖悠仁君に対する性的行為とみなされる行動・・そして盗撮、盗聴によるプライバシーの侵害など彼女には償って頂きたいのですが、それを事件にするとお互いメリットがありませんので」
    伊地知は手帳を畳むと五条を見やる。
    「だからさぁ、彼女を業界から消してよ?そしたらお互いに何も無いって事で」
    「かしこまりました」
    男性が頷くと五条と伊地知は事務所を出る、するとあの時に悠仁を助けた女の子と他の子がいた。
    「あっ君これ!悠仁から」
    「えっ?次のアルバム!サイン付き」
    女の子は目を輝かせる、そこにはグループ全員のサインと何故か五条と相方の夏油まである。
    「あの時、悠仁が助けてくれたの喜んでさぁ!ここに用事って言ったら渡されて、本人が渡したかったみたいだけど」
    「いえありがとうございます!大事にします」
    「あと今度トーク番組一緒だからよろしくね」
    と手を振り歩く五条に女の子は何度も頭を下げた。その後この子は悠仁が主演する探偵ドラマの悠仁の超強気の姉役で共演して五条と悠仁の関係を理解した良い悠仁の友人になるのである。
    「五条さん?」
    「なーに?伊地知」
    運転をしながら伊地知は五条をバックミラーで見やる。
    「よろしかったんですか?あの程度で」
    「あんまりすると、悠仁が僕を守ってくれてるのに邪魔しちゃうじゃん」
    「しかし彼女はあなたも虎杖君も」
    「良いんだよ~!だって悠仁が僕を守りたい程愛してくれてるし!何よりあの可愛らしい性格の悠仁が悪巧みするぐらいイカれてきたしね」
    あの時の薄暗い物陰の出来事を五条は何気に見つめていた。もしもの事があれば助けるつもりで・・
    しかし、悠仁は彼女を落し入れる様に振舞った、自分との関係を守るために
    「愛されてるって良いよね」
    五条は大切で愛してやまない子が待つ自宅を目指し、流れる景色と別れるように目を閉じた


    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


    伏黒恵がそういう意味で五条悟が好きなんだと、虎杖悠仁が気付いたのは、高専に入ってすぐだった。元々双子の弟宿儺の我儘に状況でこの高専に入学した。宿儺は1級の呪術師、悠仁は4級。でも担任の五条は分け隔てなく構ってくれて悠仁を甘やかしてくられる。お兄ちゃんみたいって言ったら今はそれでも良いかと言われ、悠仁は首を傾げた。そんなある日五条を見ていて顔が熱くなり、ドキドキするし、テンションが上がりそうになりそれが初恋だと気が付いた。気が付くと好きはどんどん大きくなるり五条を見る度に嬉しくなった。いつか気持ちを伝えようと決めた矢先だった、伏黒の想い人が五条だと気が付いたのは。同じように五条を見詰めて五条と話す伏黒は何処と無く照れ無愛想になる。
    「なぁ?伏黒って五条先生の事、好きなん?」
    できるだけ笑顔で聞いた。その瞬間伏黒が真っ赤になって口元を抑えた。
    「違う・・」
    「バレバレなんだけど」
    悠仁は苦笑いして見つめると後ろ頭に腕を回して天井を見上げた。
    「告白せんの?」
    「いや・・一応許嫁なんだ」
    「えっ・・なんだよそれ?」
    男同士だろとか、狡いとか出てきそうな言葉を飲み込むと悠仁は目を見張る。伏黒は外を見詰めながら頭をかいていた。
    「禅院家と五条家の為の契約ってやつだ。あの人も承諾してる」
    その言葉に悠仁の何かがガダガダと音を立て崩れた。
    「そっか・・良かったじゃん」
    「おう」
    嬉しそうな親友を応援しようと思う反面、ドロドロと湧き上がる感情に悠仁は泣きそうになりながら寮の部屋に戻りその日は涙が止まらなかった。

    「おはよう~!良く寝れたかな?」
    明るい大好きな声に弾かれるように悠仁は顔をあげた。
    朝から任務で1年4人で引率が五条という珍しい日、五条は当たり前の様に悠仁の肩を抱いて来た。その瞬間、悠仁は驚いて少し身体を離した。
    「先生遅刻したんだからさぁ」
    「えっ?ちょっと悠仁?今まで僕にそんな事いわなかったじゃん」
    「漸く気が付いたか虎杖」
    悠仁の言葉に驚く五条を他所に紅一点の釘崎野薔薇が微笑む。
    「愛想つかされたんじゃない?」
    「そんな事無いよね?悠仁」
    「別に・・」
    揶揄うや様な釘崎に、自信満々な五条は悠仁の身体を引き寄せる。不意に伏黒を見ると辛そうに目を背けたので悠仁はゆっくりとさりげなく五条の身体を押した。
    「早く任務に行こうぜ!」
    「そうよ、早く終わって出掛けるんだから!虎杖兄は荷物持ちね」
    「えっ~?俺だけなん?」
    「好きなもの奢ってやるわよ」
    「まじかぁ!じゃさぁマックな新しい三角チョコパイ食いたい!ほら宿儺も来いよ行くぞ」
    さり気なく宿儺を呼び乗車を伏黒と五条にした。今までは自分が五条となる事が多かったがこれで良いっと思い悠仁は車に乗り込む。
    その後の任務は簡単に終わった、1級の宿儺は五条と待機で何かを振り切るように悠仁は目の前のものを祓いまくった。
    「おつかサマンサ~!今日は頑張ったから先生が奢ちゃう何がいい?はい悠仁!頑張ったしリクエストは?」
    「えっ?なんで俺なん?」
    「だって悠仁が1番多く倒しただろ?何がいい?」
    「釘崎何が食いたい?寿司?」
    「あ?アンタが聞かれてんのに?」
    悠仁の言葉に釘崎は眉間に皺を寄せる。いつもならビフテキとか言い出すのにと呟かれて、悠仁はお腹をさする
    「いや・・俺・・腹の調子悪くてさぁ」
    「なのにマック行くの?」
    「だから、今そんなに食べたくないんだよな!」
    「悠仁?大丈夫なの?硝子の所に行く?」
    五条に言われて悠仁はあぁ〜と考えながら空を見つめた。
    「俺は今回いいわ。みんなで行ってきて」
    「えっ~じゃ悠仁を僕が送り届けるから、はいお金」
    財布から万札を取り出す五条に悠仁は見えない様にため息をつく。
    「いや先生も行きなよ」
    「だって悠仁が心配だし」
    「ん~大丈夫だって」
    「悠仁!ダメだよ」
    「はぁー、俺1人で帰りたいんだよね?分かってよ」
    悠仁は五条を押すと歩き出す。
    「釘崎、帰ったら連絡くれよな」
    「了解・・・」
    悠仁は伊地知の車に乗り込むと寮に向かうように頼んだ。

    「おはよう悠仁!」
    「あぁ・・おはよう五条先生」
    笑顔の五条に悠仁はやんわりと目線を外して外を見る。珍しく授業に間に合う様に来た五条に声をかけられて悠仁は挨拶は返した。
    「まだお腹痛いの?」
    「別に・・それ何時の話だよ?」
    苦笑いして居る悠仁の頭を撫でようと五条手を伸ばしたがしかしそれは叶わなかった。
    「先生?授業しようぜ?」
    やんわりと悠仁にその手をはねられた。その瞬間五条の顔が分からない程度に歪む。それに気が付いたのは伏黒だけだった。
    「はい!今日はここまで次は体術ね~!二年と合同だよ」
    「しゃぁ!パンダ先輩に特訓してもらおう!」
    五条の言葉に悠仁が立ち上がりジャージを取り出す。それを見て釘崎が
    「レディが居るのに着替えようとすんな!」
    「あっ!ごめんって」
    なぜが悠仁が照れてしまい
    「なんでアンタが照れんだよ!気持ち悪い」
    「なぁ酷くない!っうかキモい言うな」
    ぎゃぃぎゃぃ言い始める二人に五条が悠仁を抱き寄せる。
    「こらこら可愛い悠仁を虐めないの野薔薇」
    「いじめてないし!セクハラしたのそっちだし」
    「してねぇし!まだ脱いでねぇじゃん」
    「そうそう!悠仁の可愛い裸は誰も見ちゃダメだよ」
    その言葉に四人が固まる
    「キモい」
    「・・・・」
    「淫行教師」
    「っう・・・」
    釘崎、伏黒、宿儺、悠仁の順番で反応すると悠仁が握り拳を作る。
    「五条先生離して」
    「えっやだ?いいじゃん可愛い悠仁堪能させてよ」
    「気持ち悪いから・・俺、可愛くねし」
    「ちょっと悠仁酷いよ?」
    悠仁は振り返ると五条を見上げる。
    「俺、五条先生に可愛とか言われたくねし・・それに抱きつかれたくもないんだけど」
    「ゆう・・じ?」
    「分かるだろ、っうか分かれよ」
    悠仁は冷たく言うとジャージを掴み教室を出る。静まり返った部屋に五条の舌打ちが響いた。
    その日の夜に悠仁はベッドで蹲る、流さないと決めた涙はポロポロと流れて枕を濡らす。嫌われたと確信したし、その後の五条は冷たかった。これで良いんだと思いながらも溢れはる涙は止まらない。
    「好きぃ・・五条先生・・」
    ヒックヒックと身体をふるわせながら、今日ぐらいはと思いながらも悠仁は涙を流す。
    「五条先生・・が大好きぃ・・」
    悠仁の呟きは静かに部屋に消えて行った。
    「あんたどしたのその目」
    「う~ん何だろうね?」
    机に伏せながら悠仁は釘崎に答えた。泣き腫らした目は痛々しい程だった。都合のいい事に伏黒と宿儺を連れて五条は引率で今日は2人だけで自習らしく伊地知がプリントを持って来るだけだった。
    「五条か?」
    「バレバレって?」
    「気が付いてないの伏黒だけよ」
    「恋は盲目的な」
    悠仁は重たい目を擦ると釘崎に頭を叩かれる。
    「痛ァ!何すんだよ?」
    「余計腫れる・・アイツが帰るまでに治さないと絡まれんぞ」
    「あっ・・あんがとう」
    悠仁ははにかみながら釘崎を見つめる。
    「何よ?」
    「う~ん釘崎を好きになったら幸せだったかなって」
    「無いわ」
    「酷くね?」
    「あんた、それ言葉にした時点でアンタの中でも無い提案だからね」
    2人で顔を見合わせて爆笑を始める。
    「よし気晴らしに出かけるか!」
    「おぉ?着いてくぞ!荷物持ち兼ねて」
    「ご苦労、虎杖兄よ!メシは任せて」
    2人で立ち上がり初めて学校をサボるのだった。学校に帰ると五条と伏黒、宿儺が教室にいた。
    「何してたのかな?二人とも」
    「あっ」
    「やば」
    五条の言葉に2人は固まる。イライラしている五条は大きく肩を揺らす。
    「釘崎と出かけてました」
    「ふ~んどっちが言い出したの?」
    「俺か・・」
    「私よ!私がコイツが泣き腫らした目をしてたから連れ出したの」
    その言葉に五条は悠仁に近づいて顎に指をかけて上を向かせる。
    「本当だ、悠仁大丈夫?何があったの?」
    優しい心配そうな声に悠仁はぎゅうと目を瞑り顔を背けるがすぐに戻されて覗きこまれる。
    「こら悠仁!ちゃんと見せて」
    「離せよ!」
    パンっと乾いた音を立て悠仁の手が五条の手を叩いた。その瞬間、悠仁の顔が強ばる。そして五条の大きなため息と重たい雰囲気が部屋に広がる。
    「ねぇ悠仁?僕はお前に何かしたの?嫌われたのかな?」
    「五条先生?」
    その雰囲気が怖くて悠仁は後ろに下がろうとするが抱きしめられて全く動けない。
    「何が気に入らないでふててるのか、知らないけどいい加減しなよ悠仁?怒るよ?」
    「やぁ!離せよ!」
    「ほらちゃんと理由言ったら許してあげるよ?言いなって」
    「理由なんか無いし!離せ」
    悠仁の言葉に五条はニコリと口元を歪ませる。
    「はぁ?僕は好きなくせに、強がんなよ?早く言え、そしたら今までの態度許してやるから」
    嫌々と顔を左右にふる悠仁に五条は舌打ちすると無理矢理唇を重ねて舌を絡ませる。
    「んっ・・ふっ・・・ひゃぁ」
    ポカポカと五条の胸を叩いいた腕がだらりと落ちると五条は唇を離した。
    「おっと・・腰が抜けたね?可愛い」
    ちゅちゅと首筋を吸われて悠仁は涙を流す。
    「離せよ・・やだぁ・・・五条先生嫌い」
    「まだ言うんだ」
    ガタンと机に悠仁を乗せると五条は周りを一周して見て
    悠仁を見下ろす。
    「皆に見てもらう?悠仁が大好きな僕に犯されるところ?」
    「嫌だ・・・やだぁ何すんだよ」
    五条の手が腰からゆっくりと胸にかけて侵入してくる。
    「セックスだけど?お前も嬉しいよね悠仁?僕の事好きだし。両思いだからね」
    「えっ・・やぁ!」
    五条の唇が再び首筋を這う様に動く。
    「ほら言って?悠仁は誰が好き?大丈夫怖くないから」
    五条の狂気に宿儺が溜息をつくと腕を組む。
    「何が悲して愚兄の醜態を見ないといけんのだ?」
    「淫行教師・・クソすぎるぞ」
    宿儺の次に釘崎が愚痴る。ただ伏黒は黙っていた。
    悠仁は恐る恐る伏黒を見て涙を流す。
    「ほら悠仁?みんな困ってるよ?悠仁が認めたら終わるんだよ?」
    「俺・・俺本当は・・・五条先生が好き」
    「なんだちゃんと言えるじゃん!可愛よ悠仁!」
    五条は悠仁から少し離れるとその体を抱き上げる。
    「じゃ今日は解散!野薔薇の今日の行動は不問としまーす!気分良いからね」
    くすくすと笑いながら五条は泣きじゃくる悠仁の頬にキスをした。
    「お家で優しくお仕置しながら今までのお話しようかな?悠仁。大丈夫もう怒って無いからね」
    その言葉に悠仁はコクコクと頷くと五条はいい子と悠仁を褒めた。
    「じゃ僕達は帰るね~!あっ恵の気持ちには答えられないやごめんね」
    そう言い残すと五条は悠仁を抱いたまま一瞬で姿を消した。
    「色んな意味で最悪ね、あの教師」
    釘崎の言葉に宿儺は溜息を着いて伏黒をチラリと見つめる。
    「くそっ」
    小さな伏黒の言葉をただ二人は黙って聞いていた。


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