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    Negi_BOSE_

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    バニーのひ大遅刻

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    狼少年

    MAIKINGプレステージミラージュ×オリジナルクリプトのプレオリです。まだまだ先が長そうなので序章と称してぶん投げました😇一目見た時にその獰猛な瞳に目を奪われた。オリジナルとは違う血に飢えた獣の様な、それでいて酷く冷たい琥珀からは優しさの欠片も感じられない。気配を察知したのかちらりと寄越された視線が俺を捉えた瞬間、此奴は“捕食する側の人間”で、俺は“捕食される側の人間”なのだと理解したと同時に、背筋にぞくりとした悪寒にも近い感覚が走り胸がざわつく。脳が危険だと警鐘を鳴らしているが、恐怖にも似た感情を抱いた視線は絡め取られ、この場から立ち去る事は愚か目を逸らす事すら許してくれない。冷たさの奥で僅かに揺れた炎が言外に俺の目を見ろと言っていた。
    圧倒的な存在感と強い雄の気配を放つ男を前にもう逃げられないと直感が告げている。この男は危険だ。俺とは住む世界が違うなんてそんな単純な話ではなく、もっと根本的な根っこの部分から俺とはまるっきり違う人間なのだとひしひしと肌で感じる。けれどその奇麗な琥珀は俺の瞳を、俺の心を、捕らえて決して離さない。鼓動が早鐘を打ち鳴らしこれでもかと危険信号を発している。今この場を支配しているの間違いなくこの男で、完全に自分のペースを奪われた俺には息をする事すらままならない。
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    umsscc

    MOURNING「ただいま。」「気付いているか?」「俺は騙されたりしない。」の指定台詞3つでミラプト企画話
    purgatorium「ただいま。」
    帰宅を知らせるミラージュの声とチリチリと玄関のタイルが擦れる音。耳を擽る愛らしいその音は次第に激しさを増して、慌てたようにミラージュが声を上げる。
    「おい、待て!お前らその足で家の中に入るんじゃない!」
    一体今日はどんな有り様なのか。小さく笑ったクリプトはラップトップを閉じて書斎から玄関に向かう。ペタペタと裸足の足音を廊下に響かせながら途中の洗面所でタオルを二、三枚拾って行けば案の定、脚を真っ黒に汚した二匹の獣が飼い主の静止を振り切らんと暴れていた。
    「今日はまた一段とはしゃいで来たんだな。」
    ステイ、と一声。クリプトが手の平を見せて短く、しかし鋭く発すれば、たちまち二匹の獣は従順な犬に戻って大人しくなった。本来賢いはずのゴールデンレトリバーとダックスフンドだ。正しくコマンドを出せば指示に従ってくれるものなのだが、いかんせんミラージュは彼らに舐められている節がある。同じように犬たちに接しているはずなのになぜなのか。犬を飼うにあたり二人でいろいろ調べた時に見た情報と照らし合わせてもその理由は謎のままだ。
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    umsscc

    MOURNINGプ、12歳まで孤児で路上生活してたなら、食べ物を大事にしそうだよね、という話(両片思いだけどほぼミ→プなミラプト)
    つまり、満場一致ってこと?誰にでもミスはある。それは完璧なレジェンド、ミラージュことエリオット・ウィットとて例外ではない。例えば朝食のサニーサイドアップを焦がしてしまうとか。歯磨き粉と洗顔フォームを間違えて口に含んでしまうとか。ドロップシップの搭乗時間を勘違いして危うく遅刻しかけてしまうとか。
    「君が寝坊なんて珍しいね。明日は雨でも降るのかな?」
    「雨どころか槍が降るかも知れないよ〜早起きのウィットが寝てて、いつも寝坊するアタシが起きてるんだから〜!」
    だから寝坊じゃないんだって!そう反論する気さえ起きず、悪意のないパスファインダーと悪意しかないランパートに迎えられてミラージュは出航時間ギリギリにドロップシップに駆け込んだ。個人スペースのソファにどっかりと腰を下ろせば、同僚たちの物珍しげな視線がチクチクと肌に刺さる。注目されるのは好きだが、こういう注目のされ方は好きじゃない。鬱陶しいその感覚に無視を決め込んで、手にしていた大手コンビニエンスストアのレジ袋の中からサンドイッチを取り出してため息をひとつ。透明なフィルムに覆われたそれは、いつもなら買わないものだ。具も少なく生地もパサついたコンビニエンスストアのサンドイッチなど、料理好きのミラージュの口に合うはずがない。それでも朝食はしっかり摂らなければならないというポリシーが、家で朝食を炭に変えてしまったミラージュに常ならぬ選択をさせたのだった。
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