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    a_lot_of_kyomu

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    ※不健全

    #ディルガイ
    luckae

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    a_lot_of_kyomu

    PAST
    何が分かるんだ 自分の首に手を掛けてみる。
     喉仏を押すとぐっと詰まるような感覚がして、希死念慮と畏れが鬩ぎ合う。ここを押したって死にはしない。こんなやわい刺激じゃ死にはしない。気道を押さえて、きゅっと息が詰まる感触が心地良い。首を吊って死ぬ時はもっと痛いんだろうな、なんて思って、手を離す。死にはしないし自分を傷つけもしないけれど、死にちょっと歩み寄ってみたくてたまにこうして軽く喉を絞める。今日の観音坂独歩は死んだ。半ば自慰のような行為だ。
     明日が来なければ良い。
     明日働けば明後日は休日だよだとか、今日はダメでも明日があるよとか、そんなこと言われたって明日を乗り切れる気がしないから明日が来なければ良いと言っているんだ。また明日朝起きたら気怠い頭と身体を引き摺って身支度をして、ゴミみたいに人がいる朝のシンジュクの通勤ラッシュを抜けなければいけない。会社に着いたら着いたでハゲ課長の加齢臭と近くのデスクのクソ女のくせえ香水と嫌味とクソみてえな炎天下の中の営業とアラサーの目に厳しいパソコン作業に追われるんだ。帰宅ラッシュに揉まれないのはいいけど、それはつまりイコールで残業ってことで。帰ってもメシは作らなきゃならない、掃除洗濯炊事、俺の生活は全部自分の肩にかかってる。なんで俺がこんなクソみてえな社会にすり減らされなきゃいけねえんだ。ああ、一生朝なんて来なければいい。
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    ディルガイ遊園地デート話

    兄弟喧嘩のその後的な。書きたいところだけ書きました!!!!!!!!!!!!!!
     ……視界がぐるぐる回っている。
    「ガイア、大丈夫か? 酷いようなら職員を呼ぼう」
     言われて顔を上げた先、さも心配そうに俺の背をさするのはディルックだ。大丈夫だとも離してくれとも言えず、呻く羽目になった原因は分かっている。
    「……何か、飲み物が欲しい。買ってきてくれるか」
     だからあえて、遠ざけるために笑顔を向けた。ほんの数秒迷ったようだったが、頷き駆けていく義兄を見送る。そうしてひとつ、深いため息をついた。
    「帰りたいなあ……」
     遊園地のペアチケットをもらった、一緒に行こうだなんてディルックが言い出したとき、俺はどんな顔をしていたのだろう。断りきれずに来てしまったが、俺の三半規管はジェットコースターを前に無力だった。
     別に吐きそうなほどひどいわけではないが、心は存外めちゃくちゃで。ああ俺にもまだ、こんなにも悩めるほど執着するものがあったのか、と。
     分かっている。あの義兄だ。
     それなりに長い間、すれ違って傷付け合った。それでもずっと抱えてきた恋心だけは、墓まで持っていくつもりなのに死んではくれない。俺のことはどうせ、チケットの期限が近くてもったいなかったから、勘違いなんかしそ 2662

    makulakamakula

    DONEクリスマスだってのにバレンタインネタ(書きたかったから)
    勢いで書いたので誤字脱字はご容赦下さい。

    パスワードについては次の問題の解答(数字のみ)となっております。

    ガイアくんがラグヴィンド家から家出して毎分80mで歩いて行った。ディルックおにいちゃんがそれに気づき5分後に毎分100mで追いかけた。
    ディルックおにいちゃんがガイアくんに追いつくのはディルックおにいちゃんが出た何分後か。
    薔薇の秘密 温暖な気候とはいえ二月のモンドは寒い。
     ここ数週間でモンドでは風邪が流行し、そしてそれは、西風騎士団も例外ではなかった――

     体がだるいような気がする。
    ただの疲労とは違う気怠さを自覚しつつ、騎兵隊長ガイアは一人黙々とペンを走らせていた。流行り風邪のせいで執務室から一人、また一人と騎士団員が姿を消し、常に人手の足りない西風騎士団は今なら本気で猫の手を借りたいほどに忙しい。何なら今からキャッツテールに行って仔猫を借してくれとお願いするのも有りかもしれない。誰かさんが常日頃から『騎士団は仕事の効率が悪い』と毒づいていたが、いやこれはほんとにまったく、その通りだとしか言いようのないくらい、効率が悪い。
     ふいに目元が霞んで顔を顰めた。ペンを置いて目頭を揉み解すも、数日ベッドで寝た記憶の無い体にはもはや何の効果もない。眠気覚ましにとノエルが淹れてくれた紅茶もすっかり冷たくなり、これはこれでまぁ眠気覚ましと言えるかもしれない。
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