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    310to

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    ハロウィーンの日の甘々32。タイトルはナーサリーライムから。パスワードはピクスクのお品書きにあります。

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    310to

    PROGRESS蜘蛛32の日おめでとう~ ということで書きかけの32です。さわマルに完成品をアップできるといいな…
    Letters From (Another) New York(書きかけ)「あなたは私のヒーロー」
     金色で書かれた文字は、そこだけわずかに膨らんでいる。年季の入ったグリーティング・カードは、未使用だというのに少しくたびれて見えた。穏やかなペール・ブルーの背景に、手描き風の字が光っている。筆豆とは言えない僕がこんなものを手にしているのは、強盗を捕まえたお礼にと文具店の店主に押し付けられたからだ。流行遅れのペン、手紙を送るには大きすぎる封筒、黄色くなりかけているセロハンテープなどと一緒に。カードを手にした彼女はこう言った。「ヒーローへのお礼にはピッタリ」とかなんとか。たぶん、父の日か何かの売れ残りだったのだろう。売り場でずっと埃をかぶっていたことがうかがえる。
     メイおばさんに送るクリスマス・カードを除けば、カードを送る習慣は僕にはほとんどなかった。それでなくとも、ほとんどを電子メールで済ませてしまう時代だ。今思えば、ベンおじさんに父の日のカードを贈れば良かった。でも小さい頃の僕は、おじさんを父親と呼ぶのが怖かった。そうしたら、父さんが死んだことを本当に認めなければならない気がしたから。
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    recommended works

    和花🌼

    DONE夏祭りワードパレットを使用したリクエスト
    7 原作
    ・帰り道
    ・歩調を落として
    ・特別
    ・あっという間
    ・忘れられない

    暑苦しいほど仲良しな二人を楽しんでいただけたら嬉しいです。
    夏祭り 7(原作) 夏祭りといえば浴衣を着て、友人や家族、それに恋人なんかと団扇で顔を仰ぎつつ、露店を横目で見ながら、そぞろ歩きするのが醍醐味というものだ。それに花火も加われば、もう言うことはない。
     だが、それは祭りに客として参加している場合は、である。
     出店の営業を終え、銀時が借りてきたライトバンを運転して依頼主のところに売り上げ金や余った品を届け、やっと三人揃って万事屋の玄関先に辿り着いた時には、神楽はもう半分寝ていたし、新八も玄関の上がり框の段差分も足を上げたくないといった様子で神楽の隣に突っ伏した。そんな二人に「せめて部屋に入んな」と声をかけた銀時の声にも疲れが滲む。暑いなか、ずっと外にいたのだ。それだけでも疲れるというのに、出店していた位置が良かったのか、今日は客が絶え間なく訪れ、目がまわるような忙しさだった。実際のところ、目が回るような感覚になったのは、暑さと疲労のせいだったのだが、そんな事を冷静に考えている暇もなかった。
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