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    ranmao_cos

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    ranmao_cos

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    アルカヴェ小説候補話2(自分用)

    #アルハイゼン
    Alhaitham
    #カーヴェ
    Kaveh
    #アルカヴェ
    haikaveh
    #腐
    #R18
    #小説
    novel

    アルカヴェ小説候補話2今日はたまたま隣になった、ティナリとセノとカーヴェの3人で酒を飲んでいた。話が、盛り上がった時には既にカーヴェは酔いつぶれていた。そこに、ティナリから連絡を受けたのか酔いつぶれたカーヴェのもとへアルハイゼンが迎えに来る。

    「遅くなった」

    ティナリがカーヴェを起こしてるところに、アルハイゼンが声をかける。ティナリは、アルハイゼンが来たのを確認してからカーヴェの体を揺らしながら起こす。

    「あっほらカーヴェ、アルハイゼンが迎えに来たよ起きてごめん……、止めたんだけどいつの間にか隣のテーブルから何杯か奢ってもらってたからね」

    それを聞いたアルハイゼンは、ため息をつきながらカーヴェに言う。

    「はぁ……手間の掛かる……。帰るぞ」

    カーヴェは、ふわふわした頭でアルハイゼンに気づく。潤んだ瞳、紅潮した、顔そして上目遣いで聞く。

    「うぅ……あるはいぜん……?もう一杯……、もう一杯だけ、だめか?」

    「駄目だ」

    アルハイゼンは、間髪入れずにカーヴェの言葉を否定する。

    「ケチ……。ケチハイゼン……」

    「…………」

    アルハイゼンはブツブツと言うカーヴェを無視し、無言でカーヴェを肩に担いで店を出て行く。

    *****
    外に出ると、涼しげな風が火照った体を冷ましていく。そして酔いが覚めてきたのか、カーヴェはアルハイゼンに文句を言う。

    「おい、こんな運び方するな!僕は、先輩だぞ!もっと敬え!!」

    カーヴェは、肩の上で顔だけを向けてアルハイゼンに言い放つ。しかし、そんなカーヴェの文句も効かないのかアルハイゼンは淡々とした言葉で返す。

    「あいにく俺は、酔って醜態を晒すような者に、尊敬の念を抱かない。敬って貰いたいのなら、敬いたくなるような行動を心掛けることだな」

    「……っ!……それなら、なんで迎えに来るだ?もしかして、金目当てか?」

    「持っていないだろう」

    「じゃあ、僕の才能?」

    「俺には、必要ない」

    「あーそうかい」

    カーヴェは、だんだん切れそうになるのを我慢しなから言う。さらなる質問をアルハイゼンにしようとしたその時、一番ありえないだろことを質問投げかける。

    「分かったぞ、アルハイゼン!君、僕のこと好きだろ!」

    アルハイゼンは、ちらりとカーヴェの方を向いたが再び前を向いて答える。

    「そうだ」

    「……。は…………?」

    アルハイゼンの意外な反応で、カーヴェは少し戸惑う。そんなカーヴェに気づいてないのか、アルハイゼンは続ける。

    「分かったなら、少し静かにしてくれ。耳元で騒がらたら、煩くてかなわない」

    高鳴る心臓の音を聞かれたくないのか、それとも赤くなった顔を見られたくないのかカーヴェは、思わずアルハイゼンの服をギュっと掴む。そしてカーヴェは、消え入りそうな声で呟く。

    「〜〜〜〜……!君ってやつは……」

    (そいうところが………、僕は………。僕は……)

    「嫌いだ……」

    (好き……)

    「大嫌いだ!!!」

    (大好き……)
    カーヴェは、自分の気持ちを押し殺すように叫んだ。そして、その叫び声と同時に星空が広がる夜空を見上げる。そこには、無数の小さな光が輝いていた。まるで、2人の会話を聞いているかのように……。
    「それで?今日は何があったんだ?」
    朝起きてからずっと不機嫌だったカーヴェを見て、気になったアルハイゼンが話しかけた。すると、いつもより低いトーンでカーヴェが答える。
    「昨日、ティナリとセノと飲みに行ったんだけどさ……」
    「ああ」
    「あいつら、僕が酔っている隙を狙ってキスしてきたんだよ!!信じられるか!?しかも、舌まで入れてくるなんて……!」
    「……」
    「それに、あの後セノがティナリの胸揉んでたし……。全く、本当に最悪だよ!」
    「……そうか」
    「あっ、あとティナリが言ってたんだけど、最近カーヴェとアルハイゼンって仲良いよねって言われたよ。本当、嫌になるよ」
    「……そうか」
    「ちょっと聞いてんのか?お前からも何か言ってくれよ!」
    「……いや、別にいいんじゃないか?」
    「えっ……?い、いや良くないだろ!男同士だぞ?おかしいだろ!」
    「……?いや、何もおかしくはないと思うが」
    「……は?いやだって、普通じゃないだろ!男が男の事が好きとか……、そんなの変だし、間違ってる!」

    カーヴェは、今まで見たことのないぐらい動揺していた。
    「……。カーヴェ、一つ聞きたいことがある」
    「……なんだよ」
    アルハイゼンは、真剣な表情でカーヴェを見る。
    「もしかしてだが、カーヴェは恋愛対象として俺の事を見たことはないか?」
    「はぁ!?」
    「どうなんだ」
    「……ないけど……」

    それは、嘘だった。カーヴェはずっとアルハイゼンの事を恋愛対象として、見てきた。しかしそんな事を知られる訳にはいかず、咄嗟にそんな言葉が出てしまっていた。

    「そうか……」

    アルハイゼンは、少し残念そうな顔でカーヴェに言う。
    「それなら、これから意識してみてくれないか?俺は、いつでも待っている」
    「……はっ?」
    「では、先に行っている」
    それだけ言い残し、アルハイゼンは部屋を出て行く。一人残されたカーヴェは、ベッドに倒れ込む。そして、枕に向かって叫ぶ。
    「……なんなんだよ、もう!!」
    *
    ***
    あれから、1週間が経った。相変わらずカーヴェは、悩んでいた。
    (なんで、こんなにも悩んでいるんだ?あんな奴の事が好きだなんてありえないだろ!そもそも、僕には心に決めた人が……!)
    カーヴェは、頭を抱えながら机の上に置いてある写真立てを手に取る。その中には、幸せそうな笑顔で写るアルハイゼンの姿がある。
    (……アルハイゼン……)
    その時ふと、アルハイゼンの言葉を思い出す。
    『俺の事は、ただの友達だと思ってくれて構わない』
    (そうか……。そうすれば、悩む必要もなくなるし、この気持ちも忘れることができる……)

    しかしカーヴェには、そんな事は出来なかった。長年恋焦がれていた相手からの告白に、確かに胸が高鳴ったのだ。アルハイゼンも自分と同じ気持ちだったことが嬉しかったのだ。

    そして、アルハイゼンの優しい眼差しで見つめられる度に、心が締め付けられるような感覚に陥る。カーヴェは、そんな感情を誤魔化すために酒を飲んでいた。

    そして、またいつものようにアルハイゼンに肩を担がれて家路に着く。そして、アルハイゼンはカーヴェをソファーに寝かせて、タオルケットをかける。
    「アルハイゼン……」
    「何だ?」
    「僕は、君に相応しくない。君は、僕なんかよりもっと素敵な人と一緒になった方がいい」
    「……」
    「君に好きな人が居るなら尚更だ」
    「……。俺は、カーヴェが良い」
    「駄目だよ……。僕は、君の隣に立つ資格がない……」
    「そんなことない。俺は、カーヴェじゃなきゃ嫌だ」
    「……どうして、そこまで言えるんだ?」
    「……分からない」
    「……っ!はは、君らしいね」
    「でも、これだけは分かる」
    「……」
    「俺は、カーヴェ
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