DAY1「お邪魔します!ナナミン急にごめんね」
「構いませんよ。こんな真夏にエアコンが壊れるなんて災難でしたね」
「久しぶりに家で寝れると思ったらエアコン使えないとかマジ困ったよ〜。おれ暑がりだしさ」
「今夜は涼しい部屋でしっかり休んでください」
「居候させてくれるの本当助かったよ〜!まさか修理に来てもらえるまで1週間もかかるなんて思わなくて」
「連日この暑さですから故障や取り付けで予約が立て込むのも仕方がないのかもしれません。虎杖くん五条さんが騒がしいかもしれませんが、わたしたちに遠慮せず自宅だと思って過ごしてください」
「うん、ナナミンありがと」
「早速ですが今から適当に夕食を作ろうと思うのですが虎杖はお腹空いてますか?」
「空いてる!超腹ぺこ!あ、てか俺が作るよ?お邪魔してるんだし」
「先程遠慮はしないと約束したばかりでしょう。気を遣わないで」
「そういうつもりじゃないけど、せめて最初の晩飯くらい作らせてよ。ナナミンが作ったごはんを食べるのは次のお楽しみってことにしとく!」
「ではお願いしましょうか。お料理上手だと聞いているので楽しみです」
「ちょっとハードル上げるのやめてよ〜誰に聞いたのそれ」
「伏黒くんに」
「あ〜なるほど!ナナミン伏黒とよく飲みに行ってるもんね」
「虎杖くんも今度一緒にどうですか」
「ナナミンとお酒飲みたい!ふたりほど強くないけど……」
「たくさん飲むことではなく楽しく飲むのが目的の集まりですから気にしなくていいんですよ」
「やったー楽しみだなあ!あ、じゃあキッチン借りるね!」
「どうぞ」
「ちょっと……ふたりともぼくのこと忘れてる?それともわざとなの?ねえ、わざとぼくの存在を無視してるの?」
「五条さんゲストルームの準備手伝ってください」
「ねえぼくの声聞こえてる?」