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    46nosuke_sky

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    昔話と所属理由

    #星々の茶会は終わらない

    ーーまだ私が幼い頃の話です。

    私は、毎日のように雨林に通って居ました。とある星の子に会うためです。彼女はとても歌が上手でした。その長い髪を雨に濡らして。何時も、何だか懐かしい気分になるような歌を歌っていました。

    彼女に初めて出会ったのはどれ程前になるか。私が道に迷って濡れ鼠になりながら水路沿いを歩いていました。颯爽と現れた彼女は私の姿に笑いながら手を引いてくれました。
    『こんなところで何してたの?面白い子だね!』
    その言葉に恥ずかしさと、よく分からない甘酸っぱい感情を覚えました。それが何だったのかはもう分かりたくありません。
    その日から、雨林に行く度に彼女は私と遊んでくれました。気づけば殆ど毎日のように通っている自分がいました。

    そんな日々は突然に終を迎えました。私は見てしまいました。彼女の光が何者かの手で散らされるのを。彼女の命が終わる瞬間を。
    私は涙が枯れるまで泣きました。泣き疲れて眠るまでずっと、彼女の傍で。

    そして決心しました。彼女を殺した相手に復讐をする。それが叶うその日まで、生き続けると。

    ‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦

    『毎度どうもありがとうございます♪話が早くて助かりますよ。』

    『え?私がここにいる理由ですか?……ふふ、知りたいですか?そうですねぇ…。』

    『簡単な話、人探しです。此処は何かと他人と関わりますからね。手段としてこの仕事をしているだけ、です。』

    『……勿論これは秘密ですよ秘密厳守で、約束は守って下さいね♪』
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