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    gi_lostman

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    gi_lostman

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    オメガバースの設定をいいように改造しまくってしまったオメガバースパロ五悠です。とつぜんオメガになっちゃった悠仁くん(説明などなし)が、悟と番になってなんやかんやあって引きこもりをやめる話です。事変とかないですない。※悠仁くんがオメガになった時、知らんやつに襲われます。もちろんすぐ悟がきて助けてます。でもそれが怖くて外に出られんくなるやつです。野薔薇さんとほぼ毎日スマブラやってます。R-15くらい。

    ----------------------------


    「五条先生はさ、俺とシたくなる?」
    「なるかならないかで言えばなるけど」
    「けど?」
    「やんないよ」

     五条先生は俺を安心させるよう、目隠しまでわざわざ外して、笑って見せた。
    「オメガとアルファだからって、絶対にソウイウことに走るわけじゃない」
     俺たちはその、オメガとアルファだった。俺がオメガで先生がアルファ。正確に言えば、つい最近、オメガとアルファという関係になった、なんだけど。――オメガについてはしこたま頭に叩き込まれた筈なのに、覚えているのは発情期についてと、番についてだけだった。
     とりあえず、五条先生が「僕と番になっとけば大丈夫!」と言ってくれたから、「ありがたや~」なんて感じで首を差し出した。うなじあたりを噛んで番になるんだって。なった。
     セックスしながらじゃないとダメってのは都市伝説だった。いや、昔は本当にそうだったんだって聞いた。今は、薬一個で身体が番になる準備をしてくれる。えーっと、なんだっけ。噛むのはフェロモン分泌腺ってやつが、あるところじゃないと駄目らしい。急所だから、とかそういう意味ではないっぽい。
     この世界にオメガはもうほとんどいなくて、俺もぶっちゃけアルファだったんだけど、よくわからんけどオメガになった。稀に、あるらしい。五十二年前もそういう事例があったそうな。アルファがオメガになる事例。いや、どんだけ稀よ。
     まあ? なったもんはしゃーないし。きちんとオメガとして生きてこう、そう意気込んだらすぐ発情期がきてギャン泣き。なにあれこわ。俺が俺じゃなくなるやつ。最悪。なんとか抑制剤と時間経過でおさまったけど、そっからもうアレが怖くて外にも出られんくなった。
     そんなもんで釘崎とずっとスマブラしてる。エンドレススマブラ。嘘だ。たまにマリオカートもやってる。寮の部屋で。伏黒は、アルファだから俺に気を遣って入って来なかった。別にいいのに、と言ったら「もう少しだけ時間をくれ」と。なんかアイツ、俺よりショック受けてない?
     まあ、とにかく。俺は最近、部屋から出てない。食べるものは五条先生たち大人の人が持って来てくれるし、遊び相手には釘崎がいる。二人ともが忙しい時は、先生が運んできたやたらめったらデカいテレビで映画とか観る。至れり尽くせりで、それが許されている。このままじゃダメな気はしているものの、どうしても外に出られない。
     外に出ようとしたら気分悪くなる。みんな、無理はしなくて良いと言うから、そんな甘やかさんでよー、と笑ったら。ぽんぽん頭を撫でられた。
     この前は東堂が暇だろ、とDVDとか雑誌とか色々持って来てくれたから、それも観てる。感想をLINEで送るたび、長文の返信がきてけっこう、やりとりが楽しい。アイツだってやることあるの、知ってる。その合間合間にちゃんと返してくれてるから、優しいんだ。


    「ゆうじ、何考えてるの」
     そして、ふにふにと俺の頬を人差し指でつついてくる先生は俺の番。ばん、じゃなくてつがいって読むらしい。
     途中でビャッとオメガになった俺に、運命の番はいないと聞いた。つまるところ、ただの番。運命の番に出会う可能性は殆どないみたいだし、そもそもこの日本にもうオメガは数人しかおらず、かなり丁重に扱われているのだと聞いた。
     そして五条先生も、オメガの俺のことを大事にしてくれる。地獄のような発情期の時も、アルファでたいへん辛いだろうに俺のそばにいてくれた。僕には術式があるからアルファでも大丈夫なんだって言ってくれたけど、後から聞いた。
     いくら術式でフェロモンを遮ろうとも、目の前に発情期のオメガがいるという事実を脳が受け入れた瞬間、ふつうのアルファは正気を失うらしい。つまるところ、他のアルファよりは遥かにマシだったろうけど、辛いことにかわりはなかったようだ。それでも、そんな様子を一切見せずに背中をさすってくれた五条先生のことが、俺は好きだった。――オメガになる前から。
    ――俺たちは番だけど、これは俺が誰にも彼にもフェロモンを撒き散らさないためのいわゆる処置であるので、気持ちだとかは一切ない。分かってる。それでも嬉しかった。本音を言えば番になるなら、好きな人とが良かったから。
    「俺、オメガになったんだなあって考えてた」
    「……」
    「いやー。ほんと、どうしようね。ようやく、呪力コントロールできるようになったのに。伏黒や釘崎とも再会、できたのに」
    「悠仁、あのさ。君はもう僕と番になったから、もう誰彼構わず誘うとかは、ないんだよ」
    「うん」
    「大丈夫だから」
    「うん」
    「……まだ、外に出たくない?」
    「出たい。出たいけど、出ようとしたら、逃げたくなるっていうか」
    「そっか。なら、まだ心が準備できてないんだよ。少しずつでいいさ。焦ることない」
    「みんなが俺を、甘やかす……だめになるー」
     五条先生が、俺の背中に手を回そうとして、ばつが悪そうな顔でやめた。
     俺が、オメガになったとき。
     周りの誰も、気付かなかった。というか本人の俺すら気付いてなくて。だから初めて発情期が来た時だって、なんの準備もしていなかった。
     日本に数人しかいないオメガのための抑制剤なんてそうそう転がっているはずもなく、俺は普通に詰んだ。体調の変化に怖くなって路地裏へ逃げ込んで、そこからの記憶は曖昧だけど。普段なら絶対に勝てる三人相手に地面へ抑え付けられて服を脱がされかけるという目にあった。助けてくれたのは、五条先生だった。俺たちは運命の番ではなかったけど、そこそこ運命的だとは思う。
    「先生、俺さ。外出たいよ」
    「……」
    「やっぱりこのままじゃダメじゃん? 巣作りってこうじゃなかろ? これはただの引きこもりじゃん。なんとかしなきゃ!」
    「でも、怖いんでしょ」
    「……怖い。んで俺さ、考えたんだよ。どうしたらいいか。あ、あのさ。先生、て、手伝ってくれる?」
    「もちろん。僕に出来ることなら」
    「じゃあ、えと。えっちしてくれるッ?」
    「――は?」
     先生が、目を見開いたまま動かなくなる。ああ、ごめん!
    「こ、怖かった! 押さえ付けられて、服、脱がされながら、ちんこ目の前に出された時。何されるかわからなくて、ただうわこれヤバいやつ! って思った。そっから、外出ようとするたび、あのこと思い出す」
    「……」
    「……塗り替えたいっていうか」
    「ぬりかえたい?」
    「えと、その。あー、俺、だって。アレがイレギュラーなことくらい、分かってるんだ。全部が全部、ああじゃないの、分かってる。だから、俺と、その。よかったら。きもちいえっちなこと、して、してくれ、ます……?」
     ぺこんと頭を下げる。
     番にまでなってくれて、その上こんなことまでお願いするなんて、どんだけ迷惑かけりゃ気が済むんだと思う。でも、俺は五条先生がよかった。オメガは、番になったアルファを強く望むらしいけど、たぶんそれだけじゃない。
     本能とはまた違う部分で、俺はこの人を求めていた。けど、オメガの本能のせいにも、してしまえる。
     してしまおうか、と一瞬。考えもした。けど……。
    「俺、先生がいい。五条先生じゃないと、嫌だ。先生の番だからとか、そういうのじゃないよ。好きだから、先生がいい。……重いから、断っても、いーよ」
     汗がだらだら出た。顔が熱い。オメガだから? オメガって代謝良くなんの? いや違うよな。告白したからだ。俺は今、先生に告白まがいのことをして、セックスをしてくれと頼んだ。階段、何段飛ばしたよ。
     膝の上にある手をぐっと丸めた。怖くて、先生の顔が見えなかった。
    「悠仁。君は、馬鹿だね……。そんな風に、誠実に生きようとしないでよ。僕の汚れっぷりが、嫌になっちゃうだろ。もっとさ、同じレベルとまではいかないけど、近いところにまではきてほしいよ。――まあ、それはおいおいでいいか。おいおい、僕と汚れていこうね。ああ、それ、結構、いいな……。よし、悠仁。えっち、しよう。ただ、これだけは訂正しておこう」
     先生が、俺の肩を叩いた。おそるおそる顔を上げれば、目隠しをとった先生が、ジッとこっちを見ていた。ドッ、と汗が吹き出す。
     何、何を言われるんだ。嫌なことじゃ、なければいい。俺だって、好きな人に酷いことは言われたくない。言われたら傷付くし。任務じゃ怪我ばかりしているけど、したくてしてるわけじゃないんだ。ごくり、と喉を鳴らす。――どうか、俺を突き放すような言葉じゃありませんように。半分泣きそうになりながら、俺は祈った。
    「悠仁はまるで、僕ばかりが割を食っているように言うけどさ。実際、番になるので割りを食うっていうか、デメリットが多いのはオメガだよ。そりゃ、ヒートは落ち着くけど。それくらいだよ。番のアルファにしか欲情出来なくなるし、アルファと定期的にヤんないと死んじゃうんだって。僕も、オメガに会う予定なかったから、詳しいことは知らない。今もね、ちゃんと勉強してるんだよ? 硝子のところで。でさ、アルファは、これがまたクソなことに、番のオメガいくらでもぽこぽこ作れンのよ。まあこの世界、オメガ足りないんだけど。それはどうでもよくて。僕の言いたいことは、アルファはそこまで番って関係に縛られないってこと。どんだけ理不尽なんだよ、これでよく番だなんて名前の関係にしたよなって、僕は思ったね。でも、悠仁の首を噛むまで僕はこのことを言わなかった。それが、どういうことか分かる?」
    「え、ごめん。長台詞すぎて頭に半分も入ってない」
    「……番ってさ、全然、対等じゃないの。わりとオメガの方にばっかり、厳しいところあってさ。僕は、それを君に最初から言っておくべきだったんだけど、言わなかった。どうしてだろう?」
    「先生も、それどころじゃ、なかったから?」
     俺が言えば、ぺしんと頭を軽く叩かれた。
    「僕の理性を舐めないでくださーい。違うよ。それを言って、断られる可能性を上げたくなかった。つまりさ、悠仁は僕にまんまと手込めにされちゃったんだよね」
    「え、酷い! そうなん?」
    「そうなの。ああっ可哀想な悠仁……おいたわしや……」
    「いや。でもさ、あの時はマジでああするしか、なかったじゃん。つうかそれ説明して、俺がヤダつったら、たぶん今より酷い状況になってたよね?」
    「……」
    「先生、無理に悪いヤツになんなくていいよ。今更、それをきちんと言ったってことは、なんか思うところあったんでしょ」
     ごめんね、と先生が謝ってきた。こんなしゅんとした雰囲気は初めて見た。俺は驚いて、思わずガン見。先生は、ばつが悪そうに身体を揺らした。
     オメガとアルファ。
     確かにアルファのほうが有利な立場ならしい。五条先生が、そのことを気にしているのは少し、意外だった。俺としては、話を聞いて理不尽だなとは思ったけど、なったモンは仕方が無いし、その番という関係に疑問を抱いている先生と一緒になれたのはとても恵まれていると感じている。
    「悠仁、違うよ。そんなに、良い風にばっか取らないでよ」
    「でも、俺。先生のこと、好きだから……」
    「それはすごく光栄なんだけど。あのさ、僕は悠仁が欲しかったんだよね。――あの時僕は、コイツ自分のにしたいわ今なら出来るやるしかないって思ってたよ。だから、説明しなかった。まるで救いの手を差しのべるようにして、地獄に引きずり込んだようなモンなんだよ」
    「――それでも。先生は、俺にとって蜘蛛の糸だったよ。つうか、先生。俺のこと好きなん? 両思い? マジ? 俺としてはそこのほうが重要つうか。興奮ポイントなんだけど……」
    「好きだけど! 悠仁が、オメガになる前から……ッ!」
    「嘘。マッジ?」
    「マジマジ。知らなかった? 僕、悠仁と二人きりで外で会う時、超お洒落してて張り切りボーイだったじゃん。全身ハイブランドだったでしょ」
    「本当に俺のこと好きだったん? そんなん俺が察すると思う?」
    「……確かに」
     ウハハ、と豪快に笑った先生が、「ごめん。やっぱり、抱き締めていい?」とお伺いをたててくる。そんなの、聞かなくていいよと思ったけれど、俺のことを慮ってくれているのだと気が付いた。
     いいよ、と両手を広げたら、「じゃ、失礼します」と抱き竦められる。――その瞬間。ぶわっと広がった良い匂いが、脳味噌を揺さぶった。
     ぞくぞくした感覚が背中を駆け上がる。え、え、と目を白黒させている俺に気付かず先生はぎゅうぎゅう抱き締めてくる。
    「はあー、悠仁、すごくいいにおいする。かわいい。本当に、かわいい……」
     うわごとのようにかわいいを連呼する先生の身体は馬鹿みたいに温かい。そして力が強くて、なんか身体が変だから離れて、とも言えない。何これ、何これ? 身体が震え始めた。息が、自然に上がる。長い距離を全速力で走ったあとくらいの動悸だ。それに加えて、身体がおかしい。主に下半身が。臍の下あたりが、むずむずする。
     ぶるりと身体が震えた。
    「せ、せんせえ……」
     やっと出せた声に、驚く。その声がとんでもなく甘ったれていたから。え? 誰の声。一瞬自分の声を、自分の声だと認識出来なかった。
    「え、ゆうじ。どうし――ッ!」
     流石に様子がおかしいと察したらしい先生が身体を少し離し――がちっと固まる。ヤバい、固まってんのは分かるんだけど。説明がしにくい。なんか、くらくらしてきた。熱? あ、でもこれ。覚えがある。いちばん最初の、そうだ。ヒートが来た時の……。
     ハッ、とする。いきなり、現実に戻された感覚。ヒート? なんで、先生と番になったら、来ないんじゃなかったのかよ。というかこれ、アルファの先生、辛いんじゃないの。慌てて、かたい胸を突き飛ばす。
     身体が熱い。誰かに鎮めてもらいたい。目の前にいる――アルファに。俺の側にすぐ戻って、「悠仁、ごめんね。フェロモンの制御、まさか僕がトチるとか……マジか……?」何か言われた気がしたけど、それどころじゃない。
     今、俺。なんて思った? 抱かれたいと思った。でも、それは好きな先生にじゃなくて。
     番の、アルファにだった。先生が番のアルファだから、それは同じ意味なのかもしれない。けど、先生に抱かれたい、じゃなくて。アルファに抱かれたい、とオメガの俺が思ったんだと気が付いて、がつんと頭を殴られた気分になった。
     本能に、俺の意思が勝手に塗り替えられた感覚。望んでいる行為でだけで言うなら、それは同じだ。五条先生に抱かれたい。けれど、オメガが望んでいるのか、虎杖悠仁が望んでいるのか、それがあやふやになった。滲んだ境界線に、残っていた理性が恐怖を覚える。
     線が全部、消えた時。どっちが残っているのかな、とか。そんなことを、考えた。
     感情が、オメガだからアルファの先生に抱かれたいという気持ちに上書きされたら。オメガだから、アルファの先生を好きでいる、みたいになんの?
     そんなの、嫌だ。頭からペンキをひっかけられた気分だ。俺は今、何色かすら分からない。怖くなって、「さわ、るな……」大好きな手を拒んだ。
     びくっ、と震えた先生は、大人しく従った。
    「ごめん……。でも悠仁、僕は君をそういう風にしたくて、抱き締めたかったわけじゃないんだよ」
     眉を下げ、項垂れた先生は。俺を、オメガじゃなくて虎杖悠仁として抱き締めてくれていたのだと、嫌でも分からされる。
    「お、おれが勝手にオメガとして、こんな風になったってこと……?」
    「違う。さっきのは僕が悪いんだ。悠仁は、もう外に出ても大丈夫。他のアルファを誘うことはないし、とにかく、君は悪く」
    「俺、最低じゃん」
    「悠仁!」
    「ごめん、ほんと……今日は、たぶん、も、無理……先生、近く、いるとおかしくなるから……」
     強いにおいが、部屋に充満している。俺は、気付いていた。自分の下着がぐずぐずに濡れてることも。それが無性に、悲しかった。
     先生は、「明日、また来るよ。もう絶対、こんなことしないから……」と。立ち上がった。
    「本当は、手伝ってあげたいけど。君はソレ、望んでないでしょ」
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    gi_lostman

    MOURNINGちんこでかすぎた呪専パロ五悠 五条先輩のちんこがでかすぎて泣いた。嘘、泣いてはない。けど、泣きそうにはなった。
     先輩には、ベッドの上で「愛でカバーしろ」って言われたけど、どう考えても無理じゃん無理。愛でなんとかならないこともあるよ。だって、あんなの東京タワーじゃん。「股に東京タワーくっつけて歩かないでよ! 観光されるじゃん!」って怒ったら。先輩、しゅんとして「東京タワーでごめん……観光は……されたことないけど……」って謝ってきた。東京タワーでごめんってなんだよ、観光はされたことないってなんだよ当たり前だろ、って俺から言っておいて、笑ってしまった。いや本当にごめん。

     素晴らしいモノをお持ちですね、と普段なら羨ましがって終了の話も、ソレが俺のケツに入るとなるとまた、違ってくる。女の人にも恐れられていたらしいソレが、いっそう狭いケツの穴に入るのか、俺は甚だ疑問だったけれど、先輩は胸を張って「悠仁なら大丈夫だろ」と言った。
     意味の分からない自信。そしてそんな風に無条件で信頼されているということに喜びを感じてしまっている自分への呆れ、しかしそういうもので俺は、断るに断れなくなっていた。けど、東京タワーは駄目だ。東京 2540

    gi_lostman

    PROGRESSオメガバースの設定をいいように改造しまくってしまったオメガバースパロ五悠です。とつぜんオメガになっちゃった悠仁くん(説明などなし)が、悟と番になってなんやかんやあって引きこもりをやめる話です。事変とかないですない。※悠仁くんがオメガになった時、知らんやつに襲われます。もちろんすぐ悟がきて助けてます。でもそれが怖くて外に出られんくなるやつです。野薔薇さんとほぼ毎日スマブラやってます。R-15くらい。----------------------------


    「五条先生はさ、俺とシたくなる?」
    「なるかならないかで言えばなるけど」
    「けど?」
    「やんないよ」

     五条先生は俺を安心させるよう、目隠しまでわざわざ外して、笑って見せた。
    「オメガとアルファだからって、絶対にソウイウことに走るわけじゃない」
     俺たちはその、オメガとアルファだった。俺がオメガで先生がアルファ。正確に言えば、つい最近、オメガとアルファという関係になった、なんだけど。――オメガについてはしこたま頭に叩き込まれた筈なのに、覚えているのは発情期についてと、番についてだけだった。
     とりあえず、五条先生が「僕と番になっとけば大丈夫!」と言ってくれたから、「ありがたや~」なんて感じで首を差し出した。うなじあたりを噛んで番になるんだって。なった。
     セックスしながらじゃないとダメってのは都市伝説だった。いや、昔は本当にそうだったんだって聞いた。今は、薬一個で身体が番になる準備をしてくれる。えーっと、なんだっけ。噛むのはフェロモン分泌腺ってやつが、あるところじゃないと駄目らしい。急所だから、とかそういう意味ではないっぽ 6597

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