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    診断メーカーで出た結果で書いた、呪専五悠。
    「小さな嘘をついた」で始まり、「今なら伝えられる」で終わる物語。

    #五悠
    fiveYo

     小さな嘘をついた。
     特段バレても他愛のないものだ。虎杖にとっては、という但し書きが必要ではあるが。
    「俺だって、キスくらいしたことある」
     どうせ女性経験などないんだろうと茶化されたことに腹を立てた虎杖が、ムッとへの字に曲げて放った言葉だ。
    「は?んだよそれ」
     ご機嫌だった五条の機嫌が急降下して、予想外の反応に虎杖の目が大きく開かれる。
     思っていた反応と違う。と、虎杖は無意識に一歩その場から後ろに後退る。あまりにも五条の感情の発露が激しすぎたせいだ。
    「生意気なこと言ってんなよ」
     また一歩、虎杖が後退ると、トンっと背中に壁があたり逃げ場がないことを伝えてくる。
     五条の長い足がその感情のままに虎杖の腰横の壁に叩きつけられて、みるみるうちに虎杖の顔色が青くなった。
    「んむっ」
     知らず力の入っていた虎杖の唇に、五条は噛み付くようにキスをした。いきなり近づいてきた美貌に思わず目を閉じていた虎杖は、何が起こったのかよくわからないといったふうにぼうっとした顔で、数回瞬きをくり返す。
    「お前はこれがファーストキス」
     異論は認めないとでも言うように、五条はニヤニヤと茶化したときと同じように笑って虎杖の輪郭をするりと指で撫でた。
     今なら伝えられる。
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    reikpic

    MAIKINGよくわからんけど、起きたら知らん人に抱きしめられてたんだけど?で始まる五悠。
    Twitterで書いてたやつを見失わないためにここに残しとく。
    いずれ続きは書く。
    目が覚めると、やたら体格のいい男が腰にしがみつくようにして眠っていた。なんか重いなーって思ってたけど、俺の胸筋を枕にされてるっぽい。男の硬い胸で寝るとか、よっぽど疲れてんのか?
    俺もその人も、チラッと確認した感じ下着すら身につけていない。適温の室内でよかった、冬だったら絶対に風邪をひく。
    外国の人だろうか、髪はシルバーで、身長もかなり高そうだ。整った顔立ちに均整な身体つきはあまり見たことがないほどに完璧で、思わずひえーっと声が漏れた。
    天が二物を与えすぎだろ。
    うーん、これは起こしたほうがいいんかなー。あ、でも起きて早々に知らん男の胸で眠ってたとか悪夢かもしれんよな……。絶対なんかの間違いだもんなーこれ。

    「よし、逃げよう」

    それがお互いのためだ。
    寝ぼけてポヤポヤしてたけど、やっと周りを見渡せるほどに思考が巡ってきた。ここは多分どっかのホテルだろうな。でも、自分で取るには明らかに高級すぎるからこの謎の男が取った部屋なのかもしれない。

    「あ、もしかして俺……寝ぼけてこの部屋入っちゃったとかか?」

    いや、でもそもそも鍵もないのに部屋があくわけないか。
    推理してみようとはするものの 2956

    reikpic

    MAIKINGセフレネタの五悠続き。二人がセフレになったときの話。エロは今回なし。
    ※未成年飲酒注意
    結構ぶつ切り。支部にあげるときにはちゃんと整理する。
    こんな関係になってしまったはじまりだけはしっかり覚えてる。
    覚えてるっていっても全部ではないんだけど、なんでこうなってしまったかだけは……。



    楽しく食事したりはしゃいだ後に静かな部屋に帰ってくると無性に寂くなることがある。慣れているはずのひとりが、耐え切れない瞬間。
    仙台にいたときのほうが一人に慣れていたはずなのに。
    夕飯前だったら自炊した食事を餌に伏黒や釘崎を呼んだりするときもある。忙しいって断られて一人のときももちろんあるけど。

    その日も、任務終わりにみんなでさんざん先生のおごりで食べた後無性に一人になるのが寂しくて嫌で、もうだいぶ夜も遅いのに先生を部屋に誘った。伏黒や釘崎じゃなくて先生を誘ったのは、こういう時でもなければ誘う勇気がなかったからだけど、今思えば正気か?って自分に言いたい。
    地下室での生活の中で、先生のことを好きだって意識したのは結構早かったと思う。特別ドキドキするような何かをされたとかそういうんじゃないんだけど、ただ隣にいて心地いいなって思ったらずぶずぶと些細なことも意識してしまうようになっていった。俺くらいの年の恋の始まりなんてそんなもんなんじゃない?他を 2744

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