「次はリンの番ねー!」
ぬいぐるみくん達を撫でさせてもらっているが、わからない。触れ合って分かるのは、中に骨組みや機械の類いは一切なく、とても柔らかな、ごく普通のぬいぐるみである、ということだ。ここはなんて不思議な場所だろう。ここにいると疑問が尽きない。
不思議なことと言えば、何故だかこの行為に人気が出てしまったようで、僕がセカイに来る度に、今日も撫でてくれる?と駆けつけてくる。それに気づいた周りのぬいぐるみくん達もやってほしい、と増える一方。
さらにさらに、最近ではリンくんやミクくんまでもが参加するようになってしまった。これは想定外であったが、喜んでくれているのならやらないわけにもいかない。たまに通りかかったMEIKOさんにからかわれることもしばしば。
1322