微睡みの中で疲れた。眠い。とんでもなく眠い。
襲いかかるその波に必死に抗い、理鶯はがくがくと頭を揺らしていた。
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先週、例のアレが来た。女性特有のアレである。森でサバイバルをして生活する身としては煩わしいことこの上ない事象だが、流石の小官でもこればかりはどうすることも出来ない。なので普段ならば、面倒ながらもタンポンを入れ替えする生活(そして手を出してこようとする銃兎を撃退し続ける性活)を一週間ほど耐え、何事もなく終えるのだ。今回もそうなるはずだった、いや、出血や腹痛などの直接的な症状は落ち着いていたので、実質ほとんど終えたようなものだった。
だがしかし、そういう時に限って次々と問題は起きるわけで。
夕方、有栖川が訪ねてきて夜中まで楽しく話をした。そこまではいい。
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